すべてがうまくいかない、もうダメだと思ったときの対処法

特に理由はないのに、なにか気持ちが落ち込んでしまうことはありますよね?

理由があれば、まだ対処できますが、理由がない落ち込みというのは質が悪く、早めに手を打たないと「あぁ、もう、すべてがダメだ」「何もいいことなんてない」などとどんどん落ちていってしまいます。

私もそんなことがあります。

でも、そんなときにひとつ思い出す言葉があります。

人から言われた言葉ではなく、昔に見た映画の言葉です。

アッバス・キアロスタミというインド人の監督による『桜桃の味』という映画。

キアロスタミ監督の映画はどれも、疲れているときに見ると眠ってしまいそうにのんびりとした世界観で描かれているのですが、『桜桃の味』も決して深刻になりすぎない淡々とした作品ながら「自殺」という重いテーマを扱った映画です。

アッバス・キアロスタミ『桜桃の味』の名台詞

この映画は、自殺したいと思った男が、自殺するのを手伝ってくれる人を求めて旅をするという話です。

頼んだ人に断られたり、逃げられたりしながら、3人目に出会った人と、死ぬ場所を求めてドライブをします。

私の心に残っているのは、その3人目の人が「死にたい」と思っている男に言う言葉です。

あんたはトルコ人じゃないから一つ笑い話をしよう。怒らないで……。

トルコ人が医者に言って訴えた。
「先生、指で体を触るとあらゆる所が痛い、頭を触ると頭が痛い、足を触ると足が痛い、腹も痛い、手も痛い、どこもかしこも痛い」

医者は男を診察してこう言った。
「体はなんともない、ただ、指が折れている」

あんたの体はなんともない、ただ考えが病気なだけだ。

わしも自殺しに行ったが、桑の実に命を救われた。ほんの小さな桑の実に。

あんたの目がみてる世界は本当の世界と違う。見方を変えれば世界が変わる、幸せな目で見れば、幸せな世界が見えるよ。

本当、そうなんですよね。

もう20年以上前に見た映画ですが、この「指が折れているだけ」という言葉がずっと心に残っています。

で、「すべて、ダメ」と思ったときには、「あぁ、指が折れているなぁ」と自分で突っ込んでみるようにしています。

本当に「すべてがダメ」なんてことは、ないんですよね。

仕事でうまくいかないことがあっても、そういうときは友人関係がうまくいっていたり、家族とか恋愛関係がうまくいかないときでも、健康ではあったり。

最近、過労死の痛ましい事件などもありますが、過労死してしまうような人は、どんどん追い詰められて、視野がどんどん狭くなってしまっているんだろうなと思います。

仕事が本当につらければ、やめていいんです。

やめたって、ほかの道は必ずあるし、誰かしら助けてくれる人はいます。

でも、本人はもうそんな選択肢が見えなくなっている。

だからこそ、周りに「指が折れているだけかもしれないよ」と教えてあげられる人がいるといいですよね。

自分の視野を広げるためには

自分自身が「すべて、ダメだ」という状況に陥ってしまったときには、「うまくいっていることはないか?」と自分に問いかけてみましょう。

質問が見える世界を変えます。

自分がマイナスばかり見ていることに気づいたら、チャンスです。気づいたら、半分は直せたようなものともいわれます。

すべてがダメだ、という状況に陥った時には「3 Good things」もお薦めです。毎日、3つ、今日よかったことを考えるというもの。

気づける幸せが小さければ、小さいほど、その人は幸せになれます。

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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