私のブログの人気No.1記事である「自分の心を満たす5つの方法」には、こう書いた。
◇まず自分が元気に、しあわせになる
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◇すると自分を好きになり、自分に自信が湧いてくる
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◇自信が持てると、もっと世界を広げたくなる。挑戦したくなる。
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◇また、自分がしあわせになると、人にも優しくできるようになる
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◇「良質な仕事」という社会貢献もできるようになる
Contents
自分ファーストのブーム
日本人は特にだと思うけれど、「人のために生きてこそ価値のある人生」みたいな価値観が根強くて、「自分を優先させる」ということに対して、多くの人が罪悪感を抱いてきた。
でも、そうじゃないでしょう?
まず自分がしあわせでなくて、誰をしあわせにできるっていうの?
ということを言い始める人が少しずつ増えてきて、今は「自分ファースト」が一種のブームみたいになっている。
私自身は、根はかなり協調性がなく(笑)、
「やりたいことを、やりたいときにやって生きたい!」という人。
なので、「人のため」に自分を抑える生き方にストレスを感じてきた一人で、上記の「ブーム」到来はWELCOMだった。
でも、世の中には、「自分」を優先し、自分をしあわせにして始めて、そのしあわせのおすそ分けのように人をしあわせにできる人と、その逆の人がいるらしい。
と、昨日会った人が話していた。
「人のため」で生きたほうがいい人もいる
その人は、脳波を測定して、人をタイプ分けする診断を受けたそうなのだけれど、そのなかのタイプに、「人のことをまず考えたほうがいいタイプ」というのもいるのだとか。
そして実際、その測定を受け、「人のことをまず考えたほうがいいタイプ」と分類された人は、
「最近、『まず自分のやりたいことを探して、やりましょう』とよく言われるけれど、自分は人に喜ばれることが一番うれしくて、「自分のやりたいこと」と言われても、分からなかった。
それで、自分はおかしいんじゃないかと思っていたけれど、自分はそういう性格なのだと知れてよかった」
と言っていたそう。
『答えは自分のなかにしかない』ということは、このブログに何度も書き続けているけれど、このブログはやっぱり、遊部香という個人が書いているものだから、私の目線でやっぱり書いてしまう。
私は自分のやりたいことを優先することで、心が満たされたよ、とか。
でもそれは、あくまで私の例。
そうすることでは心が満たされない人もいる。
自分にとっての正解は、人の正解と違う
多くの人が言っていることや、著名な人や権威ある人が言っていることは信じがちだけれど、それが「自分にとっての正解」かは分からない。
私もインタビューしてきて、いろいろな人に色々なことを教えてもらったけれど、その結果、頭が混乱した(笑)
自分の軸がもっとできてからだったら、もっと違ったのだと思うけれど、当時は、人の話を聴けば聴くだけ、自分を見失っていったように思う。
人の意見を聴くことはいいのだけれど、それを自分のなかに入れるか入れないかは、やっぱり自分の心に聞いてからにすることが大事。
「まずは自分の心を満たすことが大事」「そのためには自分がやりたいことをやる時間を作る」なんていう言葉を読んでも、
「私はでも、目の前の人のためにできることをして、喜んでもらえたとき、一番魂が喜ぶ!」
と思うなら、それを優先したらいい。
逆に
「目の前の人にできることをやっていけば、人生は開ける」
と言われても、自分はそこにワクワクを感じないと思ったら、自分がワクワクすることを、人のことなんていったん忘れて、やり続ければいい。
そういうタイプの人は、「自分が楽しいから」「自分が心地よいから」という理由で作ったものが、人の心を癒したり、人に元気を与えたりする。
大事なのは、「私の心は、どう感じているか」。
自分の心や魂が喜んでいたら、それが正解の方向。「やらされ感」があるなら、間違った方向。
ただそれだけだな。
アドバイスはときに呪いに
このあいだ本屋で文庫コーナーを見ていたら、『アドバイスかと思ったら呪いだった』という本が目に入って、秀逸なタイトルだな、と思った。
この本を読んではいないんだけど……、人のアドバイスをまともに信じたために、「呪い」に掛った人って、本当、たくさんいるんじゃないかな。
私は「(自営業なんだったら、)ちゃんと人にたくさん会って『営業』しないと、やっていけないよ」という呪いに以前はかかっていたけれど、最近は営業らしい営業なんて欠片もしていないけれど、意外と仕事はある。
自分の人生に取り入れたくない、人の「説」「論理」「思想」は、それを「正しい」と自分が信じてしまわなければ、自分の人生に適用されない。
以前は、人の意見、アドバイスをそのまま実行できない自分を「行動力がない」とか、自分でも批判したりしていたけれど、今は思う。
「『動けない』という素直な気持ちで、私を間違った方向に行くのを止めてくれた私、ありがとう」と。
もっと自分の心の動きを信用して生きよう。
人は人。自分とは違う価値観を持ち、性格をしている他人。
人と自分はタイプが違うと思って、距離を取ったうえで、人の意見は聴いてみる。それが大事。
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