輝けないのは、メッキのせい

私はかなり不器用な人間で、一つのことに集中すると、他のことがおろそかになる(^^;)

以前、このブログのインタビューを頑張っていた頃は小説を一年くらい休んでしまったけれど、おととしの秋に「やっぱり私は小説を書きたいんだ!」と思ってからは、ブログが止まりがちになる。

ただ、小説を書くというのは、私にとって、「自分」にものすごくまっすぐ向き合う時間。

そのなかで、出会えた「気づき」は、小説のなかに書き込んでいるけれど、たまにまっすぐな言葉で伝えたくもなる。

そんなことは、頻度は落ちてもブログに書いていきたいなと思っている。

 

今日書きたいと思ったのは、「なぜ輝いている人と、輝けない人がいるのだろう?」ということ。

 

なぜ輝いている人と、輝けない人がいるのだろう?

 

以前このブログでも紹介したけれど、本に載っていた好きな言葉。

本当の自分って、ダイヤモンドみたいなものなのね。

それなのに、成長するにつれて、くだらないものにすっぽり覆われてしまう。
だから私たちは、世間に自分をもっと素敵に見せようとして、
そのくだらないものの上にマニキュアを塗るわけね。

でも、少しでも時間を割いて、くだらないものを取りのぞければ、
自分が本当はダイヤモンドだっていうことが人にも分かって、
マニキュアなんて必要なくなるんだわ!

 

まさにそうだな、と最近また思いはじめた。

 

私が最近直面したのは、自分が輝いているかどうか、の話ではなくて、「どうしたらもっと自分の小説は輝くのか」を考えていたときの話。

私はかれこれもう30年ほど「物語」を書いてきて、「小説」と呼べるものを書き始めてからも、もう20年ほど経っている。

でも、20年ほど前に出したときには、新人賞の二次選考まで軽く通ったのに、その後、しばらく低迷して結果を出せなかったりした。

 

そのときのことを思うと、きっとこういうことだったのだろうな、と。

私自身は、作品を磨いているつもりだったけれど、本来の、「本当に自分らしい良さのある作品」の上に、色々な人からの「こうしたほうがいい」「小説とはこう書くべき」みたいな意見が乗ってしまって、なんだかよく分からないものになっていた。

色々なものを「素直に」取り入れて、くっつけちゃうものだから、作品を磨いているつもりでも、それは作品の上にコーティングしたメッキとか、塗装を磨いているだけで、原石を磨いていることにはならなくて、結局、鈍い光しか発しなかった。

 

ここ数年、ようやくそれに気づいて、メッキとか塗装を剥がすことに専念したら、ちょっとずつ原石の部分がまた見えてきた。

だから今は、メッキと塗装を剥がしつつ、見えてきた原石を磨いて、ちゃんと輝く宝石に仕上げているところ。

 

結果が出なかった時期は、自分のどこが悪いのか分からず、さらにメッキしたり、塗装を厚くしたりしていたように思う。

それでも(本当は当然だけど)結果が出なくて、自分がどこにどう向かって努力したらいいのか、努力の方向が分からなくなり、苦しかった。もう小説を書くのをやめようかと思うくらい。

 

メッキや塗装を頑張っていた時期も長いから、それを剥がすのにもまだ時間がかかり、すぱんっとすごい結果が出るまでは、まだもうちょっと時間がかかるかもしれない。

でも今は、やるべきことが明確に見えているから、それは本当にありがたいな、と思う。

私は私の本当に心の動くものだけ書けばいい。

 

メッキを剥がしたら、今まで絶対だと思っていた小説の書き方も「本当にそうか?」と思えてきて、いまさらながら「小説ってどうやって書くんだっけ……?」みたいな気持ちになったりもするけれど、それもまた新鮮で、日々を楽しんでいる。

 

人としての魅力だって、メッキを剥がせば、輝きだす

 

と、ここまで小説の話をしてきたけど、これって、別に何か「作品」を生み出している人に限らない話。

誰でも、自分に塗られた塗装とか、メッキを剥がして、本来の自分に戻って、個性を発揮し始めたら、輝きだす。

作り出すものも輝きだすし、作る本人も輝く。「ファン」ができるくらいに。

 

そうやって自分を取り戻して来ている人が私の周りにも何割かの割合でいて、SNSの発信でも、そういう人の投稿はやっぱり優先して読んでしまう。

飾らない人は、失敗したって、何をしたって、魅力的。

 

みんなが本当の自分でいても、鍍金とかしなくても、生身の肌でも傷つけられないと分かって、安心して暮らせる世の中に早くなるといいな、と思う。

そのために大切なのは、本当の自分で生きる人が少しずつでも増えていくこと。

私もできる限り、素で生きたいと思う。

誰のなかにも、本当はものすごい輝きを発する光がある。

そんなことを思って最近、自分のなかに眠る光と、すべての人の奥に眠る光に手を合わせる。

 

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

ライター・小説家
東京生まれ。千葉県市川市在住
早稲田大学第一文学部文芸専修卒

「九州さが大衆文学賞」大賞(小説「NON」に掲載。佐賀新聞に連載)・「坊っちゃん文学賞」佳作・「さいたま市スポーツ文学賞」大賞・「伊豆文学賞」佳作など

自分自身が多くの本やブログ、メルマガから「しあわせに生き、しあわせに働くヒント」をもらったように、自分もその知識と経験、文章力で、誰かの今日と未来を輝かせるためのお手伝いができたら嬉しいなと思っています。

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