嫉妬をもっと有効活用しよう

 

人に嫉妬するとか、人と比べて「自分は……」と落ち込むとか、そんな経験は誰にでもあるはず。

そして、嫉妬とか、そういう自己卑下の感情は心地よくないから、そこから逃げたくなる。

で、そういう感情を掻き立てる人から離れたり、そういう人のSNSのフォローを外したり、そんなこともしがち。

 

ただ最近、思ったんだよね。

嫉妬するって、「自分だって」と心の奥では思っているからするんだって。

明らかに別格と認めている人には嫉妬の感情なんて湧かないし、「それと比べて自分は……」なんて思わない。

つまり、嫉妬の感情が湧くっていうことは、自分も同じことができるし、同じものを手に入れられる範疇(はんちゅう)にいるということ。本当は。

 

私は20代後半の頃、オンラインの小説サークルみたいなものに入っていた。

そのなかの一人が、地方の文学賞をバンバン獲っているような人で、その人の作品をすごいとは認めながらも、「なんでこの人だけ」と、心の中で思っていた。

その想いは、次第に「この人にできるなら、私にだって」に変わっていった。

で、変わると、『引き寄せの法則』じゃないけど、自分の内側の思考が現実化するわけで、実際に自分も獲れるようになった。

 

この頃は、そういう意識のからくりに気づいていなかったから、他の誰かが自分より先にプロデビューするんじゃないかと恐れていた。

でも、今になって思うのは、同じサークルの上手かった人たちが次々デビューを決めていたら、私もその流れに乗って、多分すんなりプロになっていたんじゃないかな、ということ。

「自分だってできる」と一度思えちゃえば、結構、なんでもできちゃうのが人生。

 

ちょっとわき道に逸れたけど、人に嫉妬したり、「なんでこの人だけこんなに恵まれているの?」みたいに思うときは、その気持ちを大事にしたほうがいい。そんな気持ちにさせてくれる相手の存在も。

自分の感情、思考さえうまくコントロールできれば、その「羨ましい。きーっ」みたいな感情は、「よっしゃ、私だって!」になる。

そして、一度そう思えちゃえば、時間差はあったとしても、必ず叶うよ。

 

ま、心がすごい疲れているときは、自分の心をざわめかせる人の投稿なんて読まなくていいし、そういう人の話も聞かなくていい。

でも、未来を変えたい!という元気があるとき、この話をちょっと思い出してみてくれたりしたら、嬉しいな。

 

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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