春は色々な花が咲きだし、良い季節ですが、流れにうまく乗れないと、厳しい時期でもありますよね?
今日は、そんな春先、特に3月の「だるい」「やる気が出ない」「しんどい」の原因と、その対策について書いてみます。
Contents
春先に不調になるわけ その1
春は英語でSpring。英語では「バネ」と同じ言葉になると学生時代に習ったけれど、確かに冬の間に蓄えていたエネルギーが、うわぁっとはじけるような季節。
冬のあいだから、花が花芽や葉の芽をじわじわ準備させていたことを考えても、それは、とても分かる。
人も同じように、冬のうちに蓄えた力を、うわぁっと発揮して、動き出したいと心の底では思っている。でも、現代人は冬だからって、じっと力を蓄えていたわけじゃなくて、年末年始ほど忙しかったり、年度末も超忙しい(個人事業主は確定申告もあるしね)。
だから、「うわぁっ」って弾けさせるエネルギーは残っていなくて、春の流れに乗れず、「なんかだるい」ってなっちゃう。
それプラス。私もそうだけど、花粉症でダウンしがちな人も多いし、暖かくなったかと思ったら、急にまた寒くなったり、気候の変化、気圧の変化も激しい。
つまり、「やる気が出ないな」と、精神的な問題だと思っても、じつは肉体的な問題だっていうことが、結構ある。
気持ちの上では、「春だから、ジャンプしたい!」って思うけれど、ジャンプする前の「ぐっとかがむ部分」がないから、気持ちだけ焦って、飛べなくて、それで、もやもや……みたいな。
春先に不調になるわけ その2
もちろん、精神的な問題も否定できない。
年度の切り替わりの時期は、別れと出会いが多い。
今年は私の周りにも、すごい変化があって、「こんなに色々変わるのか!」と驚くほど。
そのなかには、良いことももちろんあるのだけれど、長年やってきた仕事が終わりになったり、長く関わりのあった人との別れがあったりすると、やっぱり、動揺もする。
春先の不調の乗り切り方
上記2つの原因を踏まえたうえで、できる対処法は3つ。
- 3月はそんなものだと割り切る
- 自律神経の乱れに敏感になる
- もやもやとはちゃんと向き合う
春先の不調の乗り切り方 その1 3月はそんなものだと割り切る
「3月はそんなものだと割り切る」というのは、身もふたもないけれど、これが実は一番大事。
「やる気が出ない。おかしいな」と思うのは、「本来、春は元気はつらつで、新しいことにチャレンジできるはずなのに、内側からそのエネルギーが湧いてこない。おかしいな」ということ。
でも、内側にエネルギーが残っていないのは、冬のあいだも冬眠せずに頑張ってきた証。
「春だからって、急にエネルギーが湧いてくるわけはないよな。春は元気はつらつ、なんて、原始時代の幻想」
と思うことが、意外と心を軽くしてくれ、逆に力をくれる。
それ以外にも、「3月は花粉症があるから」「3月は気候の変化が激しいから、毎年、体がキツイんだよね」と、割り切っちゃうことも大事。
私は、10年くらい前までは、今よりもっと花粉症がひどかったから、「3月はいつもの半分くらいのパフォーマンス」とあらかじめ計算して、予定を立てたりしていた。
そう、春だからって、頑張らなくていい。
むしろ、春先は体がしんどくなって当然だから、できる限り、やることをセーブする!(と決めたって、年度末は忙しくなるんだから(笑))
春先の不調の乗り切り方 その2 自律神経の乱れに敏感になる
あと、私は4月生まれなので、4月頃健康診断を受けるのだけれど、その時期になると「私、貧血なんじゃないか?」と感じることが多い。でもお医者さんには「血液上の数値も、血圧も低すぎないですけどね……」と言われ、なんでだ?!と思っていた。
その謎が、最近解けた。
あ、自律神経が乱れているんだ、と。
なんかくらくらする、なんか理由なくだるい、なんか眠い、なんか胃腸の調子が悪い……
そういうのは、気候や気圧の変化に適応できないために起こる、自律神経の乱れのことが多いのだって。
だから、ぬるめのお風呂にゆっくりつかったり、睡眠時間を増やしたり、体をちゃんといたわってあげることが大事。
春先の不調の乗り切り方 その3 もやもやとはちゃんと向き合う
3月は別れも多い季節だけれど、あまりに変化が激しいと、不安を覚えたりする。
私は自営業なので、長くやってきた仕事が急になくなっちゃったりすると、「大丈夫か?」って気持ちが大なり小なり湧く。
自分で選んだ変化でも、「本当にこの選択で良かったんだろうか」と、すっきりしない気持ちを引きずることもある。
そういうとき、「全部、良い変化だ」と無理やりポジティブにとらえることもできるけれど、不安を感じているなら、ちゃんと不安と、もやもやを感じているのなら、ちゃんともやもやと向き合うことも大事。
これはまた今度書きたいと思うのだけれど、最近かなり「もやもや」することがあって、数日引きずっていたのだけれど、徹底的にその原因を考えていったら、ふっと抜けた。
「あ、私はこういうことに、もやもやしていたんだ」と分かったから。
それが分かると、「あぁ、この出来事は、私にこういうことを教えようとしてくれていたんだ」と納得でき、腑に落ちる。
そうするともう、「もやもや」もなくなっている。
つまり、「もやもや」があるうちは、その出来事から学ぶべきことを、また学べていないということでもあるから、無理にポジティブシンキングで「大丈夫さっ」と先に進むのではなく、「なんで自分はもやもやしているんだろう」とちゃんと考えてみることも大事。
まとめ:春先の不調の乗り切り方
ということで、春はみんな元気なもの、なんて幻想だから、次の3つを意識して、是非、無理せず乗り切りましょう!
- 3月はそんなものだと割り切る
- 自律神経の乱れに敏感になる
- もやもやとはちゃんと向き合う