昨日、一昨日で、自分の心を自分で満たす大切さについて書いてきましたが、昨年読んだ鈴木真奈美さんという方の本には、面白いことが書かれていました。
自然界の多くは、8:2のバランスで構成されていると言いますが、この8:2の法則は、幸せにも当てはまる、ということです。
自分で満たせるのは心の壺の8割
鈴木真奈美さんは本の中でこう書いていました。
(心の壺の)8割は、“あなた自身を大切にし、幸せをいっぱい感じること”で満たされていきます。あなたにしか満たせません。
自分の小さな変化や努力をほめてあげ、優しい言葉やまなざしを、あなた自身に向けてください。
(のこり2割は)“誰かを喜ばせ、幸せにすることで得られる幸せ”です。
残り2割を満たすためには、相手が必要です。たとえば、電車の中で誰かに籍を譲ったとき、“ありがとう”と言われて、優しい気持ちになったことはありませんか? おいしいお菓子を、大切な人と“おいしいね?”と分かち合ったとき、幸せが倍増したようなことはありませんか?
心の壺があまりに乾ききっているときも
人は社会的な動物とはよく言われていますが、いくら“自分が大切”といっても、自分ひとりで自分のことだけを考えて、人生70年だか80年、生きるのは淋しいですよね。
そういう意味で、この「自分で自分の心を満たすことは大切だけれど、自分だけで全部を満タンにはできないんだよ」という鈴木真奈美さんの言葉は、非常に納得感がありました。
スタートはやっぱり“自分”ですが、自分で自分をほめよう、認めようと思っても、どうしてもいいところが見えてこないという精神状態のときは、敢えて、まず周りの人に小さな無理のない親切をして、“ありがとう”をもらうことで、心を満たすのも一つの手かもしれませんね。
また、自分自身を大切にして、自分の好きなことを磨いていって、特技にしたら、好きなことをしていることが、周りの人の役に立ち、一石二鳥ということもあり得ます。
最終的には、そんなところを目指したいですね。
[…] 以前、「自分だけで満たせるのは8割?」という記事で、自分で自分を満たせるのは8割、残りの2割は、誰かを喜ばせ、幸せにすることで得られる幸せだということを書きました。 […]
[…] → 自分だけで満たせるのは8割? […]