「心を静める」から学ぶ:人を動かすために大切なのは、観察し相手を知ること

心を静める

以前、「人との対立を解消するヒント 「私とあなた」を「私たち」に変える」という記事を書いたところ、今の自分にとても大切な情報として響いたというコメントなどいくつか頂きました(FBの方で)。ありがとうございます!

で、その記事で紹介させて頂いた、心身統一合気道会会長の藤平信一さんの「心を静める」という本を読みました。

水を注いだ器の水面を思い浮かべください。

器に水を注いだ直後は、水面は波立っています。波を静めようと指先で水面に触れると、それが新たな波となり、いつまで経っても静まりません。波を最も早く静める方法は、ありのままに任せて放っておくことです。

心の状態もまた同じことです。(略)心の状態は本来静まっているのが当たり前です。緊張を受け入れて、そのまま放っておくことで心の波は無限小に静まっていきます。

その意味では、「心を静める」というよりも「心が静まる」という方がより正確です。

……と、心の状態を受け入れて、「静まる」のを助けようというような本でした。

何かを究めた人の言葉は深い!

どうしたら人の心を動かせるか?

前回の記事では、

「相手とひとつの塊になって、一緒に動くという意識でいると、相手も動く」

という藤平さんの言葉を紹介したのですが、この「心を静める」には、それが詳しく、こんなふうに書かれていました。

心身統一合気道の五原則

  1. 気が出ている
  2. 相手の心を知る
  3. 相手の気を尊ぶ
  4. 相手の立場に立つ
  5. 率先窮行

つまり、

  1. まず、相手に気持ちを向ける(他のことをしながらではなく、しっかり相手に意識を向ける)
  2. 相手の心を理解する
  3. 相手の感情を尊重する
  4. 相手の立場に立つ
  5. 自信を持って導く

ということだそうです。

確かに、「相手と一つの塊になって、相手と一緒に動くように」といっても、相手が何を考え、どこにどう動こうとしているのか分からなければ、導くこともできませんよね。

「人を動かそう」と思うとき、人は「自分は、相手にこう動いてもらいたい」という「自分」のことで頭がいっぱいなことが多いものです。

なかなか相手の心をしっかり理解して、それを尊重しようなどとは思えません。

でも、相手を観察して、相手の想いを理解することが、実は相手を動かす近道なのです。

2歳児から学ぶ

ところで、うちの子供はいま2歳半なのですが、最近、徒歩10分ほどの保育園から自分で歩いて帰りたがります。

普通に歩いてくれれば、彼の足でも30分ほどで帰れるのですが、自動販売機があるたびに立ち止まったり、イルミネーションや猫にもひっかかり、異様に時間がかかることがあります。

でも、無理やり「急いで帰るよ」と引っ張ろうものなら、かたくなにそれを拒否し、大泣きされるのがオチ。

一度へそを曲げられたら、座り込んで動かないし、ベビーカーに座らせるのも大変だし、乗せたところで、家までずっと大音響で泣き続けます……。

それを避けるために、とにかく、相手の欲求(なんで自動販売機の前で立ち止まるのか)を理解し、できるだけそれに共感し、そのうえで、できるだけ短時間に相手の欲求を満足させ、その場から動かす必要が出てくるわけです。

5℃もないのではという冬の寒~い、北風が吹くような日でも、子供はお構いなしで、1時間くらいのんびり歩くのです。

子育てって、大変~!!

本当に、大変~!!

2度でも3度でも叫びますわ……私(笑)

でも、欲求が分かりやすい子供と接することが、大人との接し方の大きなヒントにもなる気がします。

大人だって、自分の心を尊重されなければ、一緒になど動けません

表面上従っているように見えても、心の中で反旗をひるがえしている可能性も大なのです。それでは、本当の意味で、相手を動かしたことにはなりません。

まとめ:人を動かすのは、この順番

だからやっぱり、まず、相手を理解し、その思いに自分を近づけてみる努力は大切です。

  1. 相手に気持ちを向ける
  2. 相手の心を理解する
  3. 相手の感情を尊重する
  4. 相手の立場に立つ
  5. 自信を持って導く

この順番を意識してみると、色々変わってくるはずです。

思うように部下や後輩や子供が動かないというときには、ちょっと思い出してみてくださいね。

私も、子供と格闘……いやいや……対話し続けます!

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)



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