しあわせになりたければ、感情を意識し、感情を変えたければ、思考を変えよう。

以前、「ストレスの原因は、出来事より考え方かも」という記事で、認知行動療法の話をしました。

簡単にいうと、人が悲しくなったり、腹が立ったり、落ち込んだり、逆に嬉しくなったり、幸せになったりするのは、「出来事」が原因なのではなく、「出来事」を自分がどう解釈したかという「考え方」のせいなのだ、ということ。

つまり
出来事 → 自分自身の捉え方 → 感情
であって、

出来事 → 感情
では決してないということです。

今日はこの感情・思考の関係について、もっと突っ込んで考えてみたいと思います。

感情を変えるためには、思考を変える

だから、「感情」を変えたかったら、「自分自身の捉え方」を変えるのが一番近道なのです。

「認知行動療法」を使ったカウンセリングを受けると、「出来事」に対する「自分自身の捉え方」に偏りはないか、もっと良い感情を引き出す「捉え方」はできないのか、と、「考え方」を変えるトレーニングをしていくことになります。

自分にとって、とても重要に感じられる出来事があった場合(たとえば一年間必死に勉強していたのに資格試験(志望校)に落ちた、何年間も付き合ってきた恋人から別れを告げられたなど)、出来事は変えられません。

また、“気分を変えよう”と、たとえば友達と飲みに行ったりしても、そのときは楽しくても、「この一年の勉強は無駄だった」「もう一生、あんなに好きになれる人とは出会えないだろう」など、悲観的な考え方をしていたら、やはりどうしても、“悲しい”という感情は変わりません。

感情を変えるためには、捉え方や、「今、考えていること」を変える必要があるのです。



思考ではなく、感情を意識する?

大学時代から心理学の講座を色々受けていた私にとって、上記のような「認知行動療法」の考え方は、もともとなじみ深いものだったのですが、最近、このことを他の方面から説明している言葉に出会い、なるほど、と興味深く感じました。

それは、最近一種のブームになっている「引き寄せの法則」について書かれたスピリチュアルな本の一説です。

ベストセラーになった「ザ・シークレット」の元になった本としても知られる
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」。

引き寄せの法則というのは、簡単に言えば、「自分が思ったことが、いいことであれ、悪いことであれ現実になる」というルールのことです。

この考え方を信じるとすれば、自分に起こるすべてのことは、自分が心から望み、叶うだろうと信じたことと、もしかしたらこうなってしまうかもしれないと感情を込めて不安に思ったことなど、ともかく「自分が考えたことだけ」だということになります。

でも、通説によると人間は1日10万回も思考するらしく、自分がどんなことを考えているのか、そのすべてを把握しようとするのは現実的ではありません。

という流れで、この本はこう言います。

私たちは『思考を監視しなさい』などと言うつもりはない。それは信じられないほど時間のかかる面倒な作業だから。そうではなくて、『感情というナビゲーションシステム』を意識的に活用しなさい、と勧めるのだ。

つまり、悲しかったり、腹が立ったりしていたら、「現実になったら嬉しくないような方向に道を引いているよ」ということであり、逆に嬉しい、楽しい気分だったら、「理想に向かって進んでいるよ」ということが分かる、ということ。

「現実に起こることは、すべて自分が考えたこと」という「引き寄せの法則」を信じるかどうかは人それぞれですが、私はこの本の上記の文章を読んだとき、
「あぁ、こんなふうに考えると、自分の感情の揺れも、人生に役立つありがたいものと感じられるな」
と思いました。

自分の感情の起伏を鬱陶しく思ったり、もっと何事にも動じずクールに生きたいと思いながらも、そう生きられない人は、「感情は優れたナビゲーションシステムとして、自分をサポートしてくれている」と思うといいかもしれません。

ということで、しあわせになるためには、自分が考えていること(思考)ではなく、自分が感じていること(感情)に普段から注意を払い、感情を変えたければ、思考を変えよう! というのが、今日の結論です。

こちらの記事もよければどうぞ!

【実践ワークつき】ストレスを減らすためには「考え方」を変えよう

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)



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