溢れた分しか、人にはあげられない:まず自分の心を満たそう

昨年7月からこのブログを始め、あまりテーマを狭く限定せず、「書けること、今書きたいことを書く」ということを続けてきましたが、年末に振り返り、「結局、やっぱりスタートは“自分”なんだな」ということを改めて感じました。

「自分に厳しく、人にも厳しい人」とか「自分には甘いけれど、人には厳しい人」「自分にも人にも甘い人」「自分には厳しく、人には甘い人」など世のなかには4タイプいるように言われますが、最後の「自分には厳しく、人には甘い」というのは本当に可能なのかな、などと最近思います。

もちろん、自分を厳しく律することはできますが、自分に対して厳しく鞭打ち続けている人が、他の人に「疲れていたら、無理しなくていいよ」など、優しい言葉をかけられるだろうか……などと考えてしまうのです。

 

「まずは自分」を認める

01052先日、朝日新聞に「ほめ達」の話が載っていました。「ほめ達」とは「褒める達人」のことです。検定まであるそうです。

この「日本ほめる達人協会(略して「ほめ達」)の目指すところは、親が子供を、上司が部下を、経営者が社員をしっかり「ほめて伸ばす」ことで、社会全体を良くしよう、ということなのですが、でもまずは自分ということが、分かりやすくシャンパングラスの図になって載っていました。
(左図。朝日新聞より拝借しました)

新聞には、図が載っているだけで、この図について本文では触れられていませんでしたが、結構この図が意味するところは重要かなと感じます。

つまり、結局、自分の心が満たされ、そこからあふれ出た分でしか、人を幸せにすることはできないのです。所詮、人間は、「まず自分」という我儘な生き物なのです。

災害や戦争で食料がないときに、自分の子供に優先して食べ物を与え、自分は我慢するということはあるかもしれませんが、自分が餓死しそうなのに、見ず知らずの子供に食料を与える人は、まずいません(いたら、「聖人」と言われます)。

心の栄養についても、きっと同じです。

「人間はまず自分のことを考える」と言い切ってしまうと、ちょっと悲観的な感じもするかもしれません。でも、変に偽善ぶるのではなく、「自分が大切」ということから目をそむけず、しっかり自分を大切にしてあげることが、結局は、人を大切にしてあげることにつながるのだと思います。

 

自分が満たされれば……

ビル・ゲイツ氏が今は慈善活動に積極的に取り組んでいることは有名ですが、「成功者」が慈善活動をするのは、自分がある程度やりたいことをやりきった感覚を持ち、次は人に何かしてあげたいと心から思えるからです。

以前、北野武さんも言っていました。

それなりにお金ができ、なんでも買えるし、食べられるとなると、もう美味しいものを食べたいという思いはなくなった。今は、人に美味しいと言って食べてもらうことにしか興味がない

きっと、本音なんだろうなと思います。

また、和民の過労死裁判で評判を落としてしまった渡邊美樹氏ですが、渡邊氏の「夢に日付を」などの著書は良かったです。
その本にも、

まずは、高級車に乗りたいから稼ぎたい、でもいい。はじめはそういう方がやる気がでる。でも、ある程度のところまでいったら、自然と、自分のためではなく、社会のためにどうしたいという夢が出てくる

というような言葉が書かれていました(正確な記述ではありません)。

きっと、それでいいのだと思います。

今は慈善活動家としても有名なアグネス・チャンさんも、まだ若いころ、社会の為になにかしたいと言ったら、萩本欽一さんに言われたそうです。

社会の為になにかしたいと思っているなら、まずは自分の仕事を頑張りなさい。それからですよ

と。

まずは自分を大切にする。自分を正当に認めてあげる。自分の心を満たす。自分の仕事など、土台をしっかり固める。
やっぱりそこがスタートだと思います。

自分を「ほめる」こと、自分を満たすことについては、また明日、書きたいと思います。

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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