おとといの「自尊心を高める(1)」では、なぜ自尊心を高めることが大切なのか、その理由を、昨日の「自尊心を高める(2)」では、自分で自分を批判する心の声を消すワークをご紹介しました。
自分で自分を批判している傾向が強い人は、この声が聞こえなくなる(もしくは、聞こえても、その声には力がないと気付く)ことで、以前より自分自身を好きになれてきたかもしれません。
ただ、自分自身のそういった批判的な声というのは、子どもだった頃、親や先生など大人から言われた言葉が元になっていることも多いのです。
今日は、自分以外の人の「過去の言葉」による影響を弱めていきます。
過去の批判者の存在感を弱める
もし皆さんが、子どもの頃に親に言われた「お前はダメだ」という言葉や、恋人や友人に言われた心無い言葉に傷つき、今もそれを引きずっているようでしたら、その批判の棘も取り除く必要があります。
そのためには、その言葉を口にした相手自体の存在感の威力自体を弱めてしまうのが効果的です。
昨日は、自分の声を移動させたり、高さや音量を変え、その声の威力をそいでいくワークを紹介しましたが、今回はあなた以外の人の、あなたの心に与える威圧感を減らしていくワークです。
【ワーク】過去の批判者の影響力を弱める
では、はじめましょう。
椅子か床に座って、体をリラックスさせ、目を閉じます。
- その人のことをイメージしてみます。
- 思い浮かべた人が動いている場合は、その動きを停止させます。
- 映像がカラーだった場合は、白黒やセピア調に変えてみます。
- その人の像を小さくし、ずっと向こうの方に遠ざけます。
- その人の顔にピエロの鼻とミッキーマウスの耳をつけます。
- ついでに、その人の声もミッキーマウスの声にしてみます。
これは、過去の言葉の威力を減らすことにも使えますし、今現在、威圧感を与えてくる上司や、同僚、お客さんなどに対する苦手意識を克服することにも役立ちます。
一度で効果を感じるときもありますが、何度か繰り返し、イメージを上書きしていくことをお薦めします。
(こちらのワークも「7日間で人生を変えよう」を参考にさせていただきました)
後日、「自己肯定感を高める5つの方法」という記事も書いています。こちらも是非、参考にしてください。
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