子どもがわがままを言ったときなど、
「あなたを中心に世界が回っているわけじゃないのよ」
なんて言葉を使うこと、ありますよね?
これ、アニメか何かで最初に使われたんでしょうか?
私も子どもの頃、言われたことがあるような、ないような……(笑)
でも、最近、思います。
「私の世界」の中心は「私」だし、
「あなたの世界」の中心は「あなた」。
誰でも、自分の生きる世界では、本来、中心にいるべきだ、って。
たとえば会社で働くとき、
会社が決めたルールとか、部署が決めた目標とか、上司に言われたことを守らなければ、
それは、まぁ、問題です(笑)
私は私のやりたいように、やりたいことをするんだ、と言っていては、会社員は務まりません。
フリーになったってそうです。
お客さんありきの仕事は、やっぱりお客さんの要望に沿って、それなりの成果物を納品しないといけない。
でも、そんな仕事中には、「会社という世界の片隅」で生きている気分になると思いますが、たとえ「会社の歯車」として働いている時間があっても、
あなたの人生の主人公はあなた、
あなたの世界の中心はあなた、です。
なぜなら、その会社で働き始めることを選択したのは、あなただから。
働き続けようと決め、今日も会社に行ったのは、あなただから。
人の目とか評価を気にしながら生きることが癖になっていると、
「人生の選択権は自分にある」とか、
「自分の人生の主人公は自分」という言葉が、嘘っぽく感じられることもあると思います。
でも、本当は、そうなんです。
普段の生活のなか、
「理由は分からないけれど、なんかしんどい」
とか、
「苦しいなぁ」
と感じていたら、
それは、
自分が自分の人生の(世界の)主人公だっていうことを
忘れているからかもしれませんよ。
たとえば学校でいじめにあってつらいのは、
「そこから逃げられない」
「明日も明後日も、ずっとここにいないといけない」
と思うから。
「別に学校なんて、いつ辞めたっていいし」
と本心で思えれば、そんなにしんどくなりません。
たとえばオリンピックを目指して小さなころから特訓している子供は、
多分、学校を自分の居場所とは思っていません。
だから、そういう子は、きっとクラスメートから無視されても、
普通の子ほど気にならないはず。
そんなふうに、「自分の世界」を持っていられたら、強いのです。
しんどいときは、行動にはまだ移せなくても、
「自分には他にも選択肢がある。
私はどれを選ぶこともできる。
だって、私の世界の中心(主人公)は私だから」
と心の中で思うだけでも、ちょっと楽になるはずですよ。