先週のメルマガでも似たようなことを書いたのですが、ブログにも書いておきたかったので、続きのような感じで書きます。
メルマガには、こんなことを書きました。
問題が起こった時、『どうしてそんなことが起こったのだろう?』と考えていると、問題解決のために行動しているという満足感は得られるかもしれないけれど、本当にそれは問題解決に役立っているのだろうか?
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問題と解決の周波数は違う
「引き寄せの法則」のエイブラハムは、こんなことを言っています。
「問題と解決の周波数は違う。問題の周波数に留まっている限り、解決策は思いつかない」
またこうも言います。
「ヴォルテックスにいる人(いい気分を保ち、エネルギーが高い人)が1人いる方が、ヴォルテックスの外にいる人が100人集まるより、解決の力になる」
これ、本当にそうだなと思うのですよね。
たとえば会社でも、問題がなにもない会社なんてないと思うのですが、
「上司がさぁ」「〇〇だから、ダメなんだよ」
とばかり言っている人が集まっている会社は、どんどんダメになります。
でも、前向きな思考を持ち、良いエネルギーで動く人がいたら、周りの人はその人に影響され、パフォーマンスも高めるはずです。
そんな「前向きな思考を持ち、良いエネルギーで動く人」というのは、なんでそんなことができるのかというと、「問題」ではなく、「問題が解決した未来」に思考をフォーカスしているからなんですね。
トラウマが今に影響を及ぼすわけ
よく、「過去のトラウマが原因で……」とトラウマを原因にして、「だから今、〇〇できない」と言う人もいますが、エイブラハムは「トラウマ」も否定します。
「トラウマ」という「過去の問題」に思考を向けている限り、問題の方にエネルギーを渡してしまい、
「『今』また、その『問題の周波数』を活性化させてしまっているから、問題が再発する」
と。それがトラウマの正体だ、と。
これは、信じる人と信じない人がいるでしょうし、心理学を色々勉強したものとしては「そう言い切れるのかな?」と思わなくはないですが、でも、「確かにそうかもしれない」と思わせるくらい、論理は通っている気がします。
以前、このブログでも「ソリューション・フォーカス(解決志向)」という新しい心理学の手法を紹介しましたが、エイブラハムの言っていることも、解決志向なんですよね。
結局、「原因」を突き詰めて考えていっても、気分は良くなりません。
気分が良くならないということは、結局、解決につながる道ではないのです。
問題が目の前に現れたとき、どうすればいいか?
じゃあ、問題に出会ったら、どうしたらいのでしょうか?
それは、「解決」にできるだけ意識を向けることです。
問題が解決して、どんなふうになっていたら理想なのか、をまず考えます。
「そんなの、無理」と思うと、気分がまた悪くなるので、可能だと思える範囲で、「こうなったらいいな」と想像し、その範囲を広げていくといいと思います。
あなたの気分がよくなれば、それは解決に向かっているということです。
エイブラハムなどスピリチュアルなことを受け入れられる方は、こう思いましょう。
「今ある現実は、過去の自分の思考が作ったもの。
今、自分の思考を「問題」から「解決」にシフトし、自分の気分がよくなれば、多少の時間差はあっても、それは現実化する」
もうちょっと学問的に考えたい方は、「ソリューション・フォーカス」の手法を参考にしてみてください。
人の問題には介入すると余計問題がややこしくなる気がします。なので、やっぱり、そういうときにはエイブラハムの言葉を信じて、ただ理想の状態を思い浮かべて、現実に気持ちや思考を引きずられない、ということなのかな、と思います。
結局、困っている人を助けられる人って、困っている人じゃなくて、困っていない人なんですよね。