私は20代の頃から肩こりが当たり前な生活をしているので、最近、肩こりがつらいともあまり感じなくなっている。
でも、最近体のゆがみが下半身にまで影響を及ぼし始めたようで、さすがにちょっと危機感を覚え、整体に通い始めた。
(歩きまわるのが好きなので、「歩けなくなったらどうしよう」というのが一番の恐怖!……おいおい、キーボードを叩く手を優先しなくていいんか?!(笑))
整体などに行くと、必ず「肩と背中ががちがちですね~」と言われる。
で、押して痛いと感じるのは、固まった老廃物を細かくして排出しやすくしているのだ、と、ぐいぐい押される。
ま、確かに、整体に行くと、そのあと数日は背中にいつも取りついている悪霊みたいなものがいなくなる気がする。
(どんだけ普段、肩凝ってるんだ、って話ね(^^;) これを機に根本解決させるかな……)
心の老廃物とカタルシス効果
それとはまた別の話で、先週、すごーく久しぶりに映画館で映画を見た(こどもとは数か月前に「しまじろう」を見たけど、それは除いて)。
で、むちゃくちゃ心を動かされ、「すごい!!」と心が震えた。
普段から小説はよく読むのだけれど、それにしても、毎日数十ページずつ、基本淡々とした話を読んでいるだけなので、「うわぁー、心が揺さぶられた!」という体験は、実はあまりしていない。
ということに、先週映画を見て、気づいちゃった。
(ちなみに見たのは「The Greatest Showman」。日本では2月頃から公開され、そろそろDVDが発売されるタイミングなので、出遅れた感半端ないけどね)
で、もっと感情を揺さぶられる経験っていうのも意識的に日常に取り入れていくといいのかもな、なんて感じた。
怒りや悲しみなど負の感情を言葉にして吐き出し、浄化させることを「カタルシス効果」と言うけれど、悲しい映画などを見て泣くのも立派な「カタルシス効果」。
言葉にできるようなストレスなら、言葉にして都度吐き出せばいいと思うけれど、うまく言葉にできない、ちいさな「もやもや」も心の中にたくさん溜まっている。
体に溜まってしまった疲労物質を、ちゃんと血液の流れに乗せて排出させてあげるのが、マッサージや運動、ストレッチなら、心に溜まってしまった負の感情をうまく解消させてあげるのに必要なのが、「非日常レベルで心を動かす」ことなのかもな、と思った。
映画館に行くというのは、けっこうまとまった時間が必要な行為だけれど、最近は安く低額で動画が見放題のサービスもあるし(私はAmazon Prime会員)、そういうのを利用したりもして、定期的に「心のお掃除」をしてもいいかもな、なんて思った。
肩こりも常習化しちゃうと「肩に疲労物質や老廃物が溜まっている」なんて意識することもないように、心の疲れも、当たり前になっちゃうと、小さなストレスのひとつひとつには鈍感になっていく。
でも、定期的に「小さなストレス」を洗い流すことで、きっと心はちょっとずつ楽になっていくはずだよ。