新学期が始まり、普段から心が疲れやすい人は、さらに精神的な負荷を感じる時期かもしれません。
私も、子供の転園(3歳児クラスに上がるのを機に、認可保育園に移ることになりました)があり、色々バタバタし、精神的・物理的な負荷も大きくなっています。
(転園すると、また慣らし保育から始まるので、今日も明日も、2時間しか預かってもらえません……。すでにフル復帰しているママには、この「慣らし保育」はキツイですね)。
ただ、そんななかでも、以前より、随分、心がタフになったなと感じています。
今日は、心が疲れやすかった私が、心の疲れを軽減できるようになった考え方のコツを3つご紹介したいと思います。
Contents
心が疲れやすい人にお薦めしたいこと その1 「一度選択したら、後悔しない」と決める
心が疲れる大きな原因は2つあって、
- 1つは「自分を責めること」
- もう1つは「今更どうにもならないことを、うじうじ考えること」
だと思います。
だからまずは、一つ一つの選択をちゃんと意識的に行い、そして一つの道を選んだら、後悔しないようにしましょう。
ま、後悔しないようにしましょう、と言っても、最初はなかなか難しいと思いますが、まずは「『後悔しない』と決める」ことからです。
- どちらにしようか迷ったときには、きちんと納得いくまで迷った後に、「こっち」と決める。
(大きなことほど、頭で考えるより、直感で決めたほうが、間違わないように思う) - 自分の意志で「こっち」と決めたぞ、と、ちゃんと自分で納得する
- 納得して決めたのなら、ちょっと「あれ?」と思うことがあっても、後悔はしない。「あれ?」が大きくなったら、改めて「それを辞める」「さらに違う道に進む」という選択をし直す。
(一度選んだら、絶対その道を進み続けなくてはいけない、なんてことはありません。人生、結構、どこからでもやり直しは効くものです)
是非、そんなことを意識してみてください。
「本当にこれで良かったのだろうか」とうじうじ考えていても、前には進まないですし、エネルギーはものすごく消耗します。
だから、「ほかの道に改めて進む」という決意を今できないのなら、「この道を正解にする」と決め、「うじうじ」は、できるだけ早く終わらせましょう。
心が疲れやすい人にお薦めしたいこと その2 自分を責めるのをやめる
上にも書きましたが、「自分を責める」のは、ものすごいエネルギーの消耗です。
エネルギーを消耗すると、自分に自信が持てなくなり、自分の軸が揺らぎ、「自分がいけなかったんじゃないか」「〇〇さんの考えの方が正しいんじゃないか」「世間一般の常識の方が正解なんじゃないか」という思考に取りつかれ、「自分は間違っている」と自分を責める方向に思考が向かいます。
それがさらに自分を消耗させ、自分の軸を揺らがせ、自分より「外」に答えがあるように思い、「外」と違う自分を責め……さらにさらに、自分を消耗させます。
なんという、悪循環!
まずは自分を責める癖を半分くらいに抑えられれば、エネルギーは倍増し、自分の軸が確かになり、そうすると「今回は失敗してしまったけれど、誰でもそういうこともあるよね。次は気をつければいい」とか、「〇〇さんの考え方にも一理あるけれど、私も間違っていないよね」と思えるくらいの自信が取り戻せます。
すると、さらに自分を責める頻度が減り、自分の中にパワーが戻ってきます。
これは別に「自分が100%正しく、人は間違っている」と思えとか、自分と違う意見の人を攻撃しろということではありません。
ただ、「人と意見が違っても、そんな自分をまず受け入れてあげる」「常識通りに動けなくても、そんな自分も受け入れてあげる」「失敗したり、感情をあらわにしてしまったりしても、そんなこともあると、ありのままの自分を認める」ということです。
自分に寛容になれる人は、人にも寛容になれるものです。
「自分を責めなくなったら、わがまま放題になって、社会の害になるんじゃないか」なんて心配する必要はありません。
むしろ、自分の内側にパワーを持った人が、周りの人にも社会にも、貢献できるのです。
心が疲れやすい人にお薦めしたいこと その3 人は人と思う
人はとかく、人と比べたがる生き物です。
ある程度、それはまぁ、仕方ないことだと思います。
でも、人との比較で自分の心が無駄に消耗しているなと気づいたら、やめてみましょう。
……と言っても、難しいとは思うのですが、人との比較から抜け出す方法は、「自分」に意識を向けることです。
- 自分は何が本当は得意なのだろう?
- 何に本当に心が動くのだろう?
- 自分に本当に似合うものは何なのだろう?
- 自分は今、本当は何を感じているのだろう?
そんなふうに自分としっかり向き合ってみると、次第に周りが気にならなくなってきます。
たとえば、自分に本当に似合う服や色を知っている人は、その年の流行になど、ほとんど左右されません。自分を分かっていないから、周りの情報に流されるのです。
まずは、徹底的に自分と向き合い、できるだけ「外」に向ける意識を薄れさせましょう。
あと、私は結構責任感が強く、期待されるとそれに応えようと頑張って……頑張りすぎて疲弊しちゃうタイプだったのですが、最近はそれも、「その期待は誰のもの? 私の物ではなく、〇〇さんのもの」と、所有を明らかにするように意識しています。
そうすると、その期待と、ちょっと距離が置けるんですよね。
今は、自分の自分に対する期待にはちゃんと応えようと思いますが(自分が心からそうしたいと思っているなら、ということ)、外からの期待には、「無理のない範囲で」を意識しています。
自分を持っていないと、そういう「期待」すら、自分のものなのか、人のものなのか分からなくなっちゃうんですよね。
この半年で、自分の意識ががらりと変わり、そうすると、去年前半までの自分の思考や生き方が、恐ろしく感じられます……(^-^;
まとめ:心が疲れやすい人にお薦めしたいこと
その1 「一度選択したら、後悔しない」と決める
まずは選んだ道を正解にする、と決める。
それでも後悔するようなら、「改めて違う道を選択する」と決める。
その2 自分を責めるのをやめる
不必要に自分を責める癖がある人は、それを半分にするだけで、自分のなかにパワーが戻り、自分を肯定できるようになり、そうするとさらに自分を責める癖が減っていきます。
その3 人は人と思う
人のことより、自分のことにもっと意識を向けましょう。
自分のことをきちんと理解できている人は、周りに簡単に振り回されることがありません。
「心が疲れやすい人」とは、「自分の軸が定まっていない状態の人」だと思います。
軸が定まっていれば、自分の軸を中心にして独楽のように回るだけですが、軸がないと、あっちこっちへ振り回され、無駄にエネルギーを消耗してしまうのです。
まずは「自分の軸を持つ」ことを大事にしてみるといいんじゃないかな、と思います。