今日は、少し前のメルマガに書いて、けっこう反響があった内容を、記事にまとめてみます。
登録いただいた方には、「しあわせに生き、しあわせに働くための10のステップ」をプレゼントしています! Contents 前に「芥川賞・直木賞・本屋大賞の違い:純文学とエンターテイメント小説の違い」という記事の最後に、 小説に限らず、自分で作品を作っている人と話すと、「これは芸術性が低い(からダメ)」とか、「薄っぺらい」とか、逆に「分かる人に分かればいいという態度は傲慢だ」とか「小説は楽しめてなんぼだ」とか、色々みんな意見を持っているけれど、 結局のところ、ただの好みだから!って話だと思う。 「人と合わせる必要もないけれど、人に自分と合わせてもらう必要もない」 と書いたのだけれど、前者の「これは芸術的じゃないからダメ」「大衆受けを狙った作品を作るなんて邪道」みたいな考え方の人って、けっこう多いように感じる。 私自身は長く小説を書いてきて、「小説仲間」も多かったし、大学時代は役者を目指して劇団をいくつか転々としたし、音楽をやっていっている人と会うことも多かった。 大学時代出会った人のなかには、今は俳優として頻繁にテレビに出るようになっている人や、誰もが知っているグループのメンバーとして歌っていたりする人もいる。 でも一方で、9割9分の人は芽が出ず、「普通の社会人」になり、そのまま表現活動を辞めてしまっている。 その違いは何なのか……? 当時は、「才能」と「運」なんだと思っていた。 でも、改めて客観的に考えると、それだけじゃないな、と思う。 役者として成功したAさんと、アーティストとして成功したBさんのことを改めて考えると、他の人とは違う共通点があった。 それは 去年まで色々な人にインタビューしてきて辿り着いた答えと似ているんだけど、結局、生きるために大事なことって、この2つなのかもしれない。 もちろん、才能と運も大事だと思うんだけどね、でも「自分を生きる」ことで才能は一番発揮され、「みんな等しく価値がある」と信じる心が、人との良い関係を築かせ、それが「運」を運んできてくれるのだとも思う。 それとは逆に、「表現」をしている人のなかには、成功している人(メジャーになった人)を批判する人も多かった。特に大学時代は、斜に構えている人も多かったからね。 映画とかドラマでもよくこんな台詞を聞くけれど、まさにこんな感じの人たち。 「奴ら(有名なバンドやアーティスト)は、メジャーになるために、自分たちの音楽性を捨てて、大衆受けするものを作り始めた。 俺たちは、音楽大衆におもねるような音楽なんて、絶対に作らない」 でも、そう言っている人たちがその後、成功したという話はほとんど聞かないんだよね。 当時は分からなかったけれど、今はその理由が分かる。 ここでの問題は2つ。 メジャーになった人が「大衆」を意識しすぎだと言っているわりに、こういう言葉を言う人は「メジャーになった人」をずっと意識している。 逆に、成功する人はライバルに強くは意識を向けていない。 羽生選手とかイメージすると分かりやすいと思うけれど。ただ淡々と、自分に今、何ができるか、自分の力を以前より磨くためにはどうすればいいか、を見つめ、そのためにできることをやっている。 さっき書いた役者のAさんが、一人で黙々と発声練習をしていたのと同じ。 なぜ、ライバルを批判する言葉を口にするのかというと、「シェアは限られている」と思っているから。 シェアという言葉は分かりづらいかもしれないけれど、音楽の話でいうと、「音楽を聞く人、ライブに行く人の総数は変わらない。だから、AやBやCの音楽が人気になれば、自分たちの音楽に関心を示す人は減る」と考える、ということ。 でも、本当にそうかというと…… そんなことはない! 芸人の又吉さんが芥川賞を受賞したとき、又吉さんはこんなことを言っていた。 僕が芥川賞を獲ったことがきっかけで、文学に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しい。 成功している人は、こういう考え方をしている。 でも、マイナーで終わる人は、「芸人だから芥川賞を獲れたんだ。大した実力でもないくせに」と思い、まるで自分のチャンスをメジャーな人に奪われたように感じる。 この考え方の違いって、実はすごく大きい! ……ということに、私も最近、気づいた(笑) 少ない椅子を争う意識ではなく、自分の存在によって椅子自体を増やしてしまえ!という意識で生きている人は、やっぱり強い。 自分もそういう意識で生きたいと思います! あなたが何かの分野で「メジャーになりたい!(成功したい!)」と思っているのなら、次の3つのポイントを意識してみてください! 今日の記事が何かあなたの人生のプラスになれば幸いです!
毎週水曜日の夕方、ブログの更新情報とプラスαのしあわせに生きるヒント1つを掲載し、配信しています!「芸術家」意識が高い人に多い「メジャー批判」をする人
「メジャー」になって成功する人の共通点
※逆に、8年生まで劇団に残りながら、いまいちパッとしなかった先輩ほど、人を見下すような態度を取った。今でも忘れられない人がいる(^^;))
(これは、思いこもうとしても、多分できず、ある段階に達すると自然に「みんな平等なんて、当たり前だよね」という感覚になるんだと思う)
(運って多くは、人が運んできてくれるもの)メジャー批判する人が成功しないわけ
1つは「人のことばかり気にしている」から。
2つ目は、上記の発言は「欠如」を前提としているから。
まとめ:メジャー批判して、マイナーで終わる人にならないために
自分の強みは何なのか、自分の力をもっと磨くにはどうしたらいいのか、そこに集中する。
自分にも人にも同じだけの、ものすごい価値があるのだということを信じて、日々を送ってみる。