以前、「頑張っても報われない理由:まずは『頑張らない自分』にも価値を認めよう」という記事でもちょっと書いた心屋仁之助さんの本を再読した。
「がんばっても報われない本当の理由」という本。
以前読んだのは2年前で、
「なるほど、そういう考え方も確かにできるな」
と、頭でわかった感じだったのだけれど、久しぶりに読み返して、今度はものすごく腑に落ちた。
腑に落ちたというか、この2年間で自分が色々体験し、行き着いた答えはここだったな、という感じ。
Contents
がんばっても報われない本当の理由
改めて、
なぜ、頑張っても報われないのか?ということを説明すると、こうなる。
そもそも、なぜ頑張るのかというと、「頑張らない自分には価値がない」と自分自身が感じているから。
(存在するだけで、自分には価値があると信じられない)
↓
人もその思考を半分無意識のうちに受け取って、
「あぁ、この人の価値はその程度だ」と思う。
(頑張れば、そこに価値があるけれど、いるだけで価値がある人だと思わない)
↓
頑張ればそれなりに認められるけれど、頑張らなくても存在するだけで認められる人もいて、「なんか頑張っている割に報われない」と感じる
こんなメカニズム。
だったら、まず自分で「自分には頑張らなくても、存在しているだけで、価値があるんだ」と認めちゃったらいいんじゃない?
というのが、心屋さんの本の主張。
つまり、「まずは内側(自分の気持ちの持ち方)から」ということ
これは、このブログでも何度も書いている「まずは内側から」というのと同じこと。
「まず自分で自分に自信を持つことが大事」と言うと、
「自信」を持つために、
資格を獲らなきゃ、
毎日コツコツ努力して、自分との約束を破らないようにしなきゃ、
もっとよい稼ぎを得られるようにしなきゃ。
と思ってしまったりする。
でも、それは、順番が違う。
まず「根拠なく」「自分はすごい」とか、「自分には価値がある」と信じ切っちゃうことが大事。
信じ切っちゃうと、「証拠」はあとからついてくる。
まず自分で「自分はすごい」と認めてしまう効果
心屋さんは、主催するセミナーの集客状況でその成果を実感したらしいけれど、私は最近、ブログのアクセス数とメルマガの読者登録数でそれを感じている。
去年までは一生懸命インタビューを頑張っていた。
それは、自分より魅力のある人をブログで紹介することで、このブログの魅力(=価値)が上がるように感じていたから。
そして実際、インタビュー記事をアップすると、インタビューした人がシェアしてくれるからいっときアクセスは増えるのだけれど、あくまでいっときのものだった。
そんなこともあって(他にも思うところが色々とあって)、「まずは自分自身がもっと自己開示して、自分自身のファンを作ることが先決なんじゃないか」と思い、そこに注力するようにした。
インタビュアーとしてではなく、私は私で在るだけで、魅力を発信できるはずだ、と仮定して。
そうしたら、ブログのアクセス数が更新頻度に関係なく安定して伸びるようになってきた(もう3か月以上インタビューはお休み中なのだけれど)。
そして、ブログを定期的に覗いてくれる「リピーター」の割合も徐々に増え始め、メルマガの読者も順調に伸びている。
記事数が増えればアクセス数は上がって当然、という考え方もできるけれど、自分がこのブログの位置づけに迷い、混乱したまま試行錯誤を繰り返していた去年夏くらいはアクセスが減っていたので、自分の心の持ちようというのは、やっぱり重要だな、と痛感。
次のステップ
でも、こういう変化は、まだ第一段階かな、とは自分で思っている。
私は「『ザ・シークレット』で引き寄せの法則なんて……と思った人こそ『実践 引き寄せの法則』を読んで!」「エイブラハムの教えの重要ポイントまとめ:『引き寄せの法則』4冊&DVDの要約!」の記事でも書いているようにエイブラハム派なのだけれど、
エイブラハムは、
「物理的な証拠を探さなくなったとき、現実化が起こる」
と言っている。
つまり、自分はもうそういう状態なのだ(理想の状態になっているのだ)と信じ、心が満たされると、外側のことはどうでもよくなる。そこまでの満足感を得られるようになったときに、初めて、現実が動く、と。
だから、毎日analyticsを開いてアクセスを確認しちゃうようじゃ、まだまだ、現実(外側)にひっぱられているのかもしれないな、と(^-^;
まとめ
心屋さんが上記の本で勧めているのは、根拠なく「自分はすごい」と認めてしまうこと。
そして、「なんか知らんけど、そうなる」と思うこと。
どうやったら夢が叶うのかと突き詰めて考えると気が遠くなるときもあるけれど、「なんか知らんけどそうなるし、なんか知らんけど、自分はすごい人間らしい」と思えたら、結構しあわせに生きられそうだよね。
1時間くらいで、さらりと読めてしまう本で、書く側も脱力しているのが分かる感じの本なのだけれど、だからこそ、大事な真理が結構含まれている気がする。
(色々文章を書いていて思うのだけれど、力を抜いて、ふわふわ~っと書いている文章の方が、「降りてきた」大事なメッセージの気がする。だから、最近、人のゆるい文章も結構大事にしているかも。
元々私は「努力派」だから、びっしりデータを集めて、隙のないようにきっちり組み立てました、みたいな本の方を信用していたんだけど)
ということで、ちょっと前の本ですが、気になったら、読んでみてくださいね。
★もっと行動しなきゃ、と思いがちなあなたにお薦め★