この1週間くらい、プチ・スランプに陥っていた。
「なんか書けない……」とか、
「なんか気持ちが晴れない……」とか、
そんな感じ。
そういうときは次第に、
「このままで大丈夫なんだろうか」
という不安が芽生え始め、
それを放っておくと、
「あぁ、どうしよう。どうにかしないと。
なんで、こんな、もやもやが晴れないんだろう」
という想いがループする。
でも、
「なんで、こんな、もやもやが晴れないんだろう?」
という思考は、「もやもや」する状態にフォーカスしているから、さらに事態を悪化させる。
理由を探ることは、問題を解決することにはならない。
しかも、「なんで、もやもやが晴れないんだろう」という思考は「もやもや」を敵対視しているから、さらに「もやもや」を「問題」にしてしまう。
気持ちが晴れない原因は、間違ったものに思考をフォーカスさせているから。
だから、まずは思考の向きを整えてあげる。
「なんか気持ちが晴れないな」「なんか、もやもやが続くな」という現状を、まずはいったん、受け入れる。
それから、本当はどういう心の状態になっていたいのかをイメージする。
そう考えたとき、ふっと出てきたのは、
もっとちゃんと世界とつながっている感覚でいたい、
という答えだった。
そこで、なんか思い出した。
自分が「しあわせに生き、しあわせに働く10のステップ」で書いた……
- 世界はあなたに優しいですか?
- しあわせとは、自分自身に力があると100%信じられる心の状態だと思う。
という2つの言葉。
この冊子、実は、
夜、何かにとりつかれたかのように、1時間半、ものすごく集中して書ききったもの。
だから、自分が書いたものなのだけれど、何かに書かされたもののようにも感じている。
そのせいか、久しぶりにその冊子の内容を読み返したら、今の自分にもすごい気づきがあった。
それは……
世界の優しさは、太陽の光のように、雨のように誰にでも分け隔てなく降り注いでいるものだよなぁ、ということ。
そして、その優しさをきちんと浴びられているとき(その優しさとつながれているとき)、人はしあわせを感じられるのだけれど、遮られてしまったとき、しんどさとか、淋しさとか、孤独感を感じるんだよなぁ、と。
でも、そのつながりを遮るのは、他の誰でもなく、自分。
意図して、そのつながりを断ち切る人はいないと思うのだけれど、
「自分なんてダメだ」
「なんかうまくいかない。どうしてうまくいかないんだろう……」
「もっと(自分の力で)どうにかしなくては」
と、自分へダメ出ししたり、今の状況のマイナス部分ばかり見たり、変に力が入っているときって、
実は、世界の優しさを拒絶している。
せっかく大きなじょうろで水をもらっているのに、頑なに傘を差して、水をもらわず、
「喉が渇いた」「このままでは干からびてしまう」
と、苦しんでいる感じ。
天からはいいものが降り注いでくるのに、槍でも降ってくるみたいに考えて、頑丈な屋根を作ろうとしている感じ。
あぁ、もったいない!
もっとせっかくのそこにある天からの恵みを受け取らないと。
なんてことに気づいた最近でした。
上手くいかない、つらい、淋しいと思っているときほど、
リラックスして、世界を感じてみる。
世界の恵みが降り注いでいるイメージをする。
意外とそれだけで心の状態は回復に向かうものかも。