「たったひとつの……」というタイトルはクリック率が高いんだって。
なんて、マメ知識の披露はいいとして……(笑)
最近、ふと気づいたことが、
「あ、私、前より人のことが気にならなくなってきたなぁ」
ということ。
以前は、人からどう思われるかとか、他の人の行動とかが気になっていたけれど、最近、それがずいぶん減った。
ゼロにはならないけど、3分の1くらいにはなったかもなぁ。
それって、なんでだろうと思ったのだけれど、多分、
「自分の持ち場はココ」と決めたからなんだろうと思う。
以前も、口先では「文章力だけで食べていく」なんて言っていたけれど、
「そのためには、やっぱりライターとしての仕事を獲得するための営業力が大事だよね」
とか
「まずは安いセミナーとかイベントを開いて、多くの人と接触しないといけないよね」
とか
「色々な集まりにもっと顔を出さないといけないよね」
とか、色々考えていた。
つまり、自分が得意でない「営業」「集客」「イベント開催」「講師」「多くの人との交流」みたいなものも、全部自分でやらなきゃーってなっていた。
でも、得意じゃないし、好きでもないから、腰が重くて、動けない。
で、動けない自分を責める。
そして、積極的に動き回っている人のことを見ては、比較して落ち込む……。
ということが多かった。
そういうときって、比較して落ち込むから、例えば、自分が苦手な「営業」が得意な人とか、「イベント開催」が得意な人を見るのがなんか嫌で、だから気づくと、半分無意識に距離を置いたりしていた。
でも、
「自分の持ち場は、文章を書くこと。
だから、それが苦手な人の役に立つぶん、自分が苦手なことは人に助けてもらおう」
と思ったら、ふっと楽になった。
実際、去年は、大阪でWEB制作をしている友人(でもあり、素敵な仕事人でもある)田川さんのWEB制作案件に、「文章&写真撮影」で関わらせてもらったのだけれど、本当、自分の得意なところだけを任せてもらえて、とても良かった。
田川さんにも「香さんに文章を任せられて、本当、楽だった」と言ってもらえたし、こういうwin-winの関係もあるのだな、と。
お近くの方は、是非、体験授業だけでも行ってみてね♪
で、そういうことが分かってくると、意識がこんな風に変わった。
それは、自分が苦手なことを得意としている人を見たときに、
今までは「(自分のダメさが痛感されるから)なんか嫌だなぁ」と思っていたのが、
「あ、この人にはいつか助けてもらえるかもしれない。いつか一緒に何かできるかもしれない」という思考に、気づいたら変わっていた。
これって、小さいことに見えて、実はすごく大きい。
「頻繁に人と自分を比較してしまって、自分はダメだと落ち込む」と言っている人は、実は、ある意味、自信家なのかもしれない。
きっと、その人は、Aでも、Bでも、Cでも、Dでも、Eでも、全部の種目に自分が参加しようと思っているのだろうから。
「自分は100メートル走に出るから、リレーやマラソンには出ません」と決めれば、長距離選手のことなんて気にならないはず。
でも、中途半端に「100メートル走も、リレーも、マラソンも……やり投げも、走り幅跳びも、重量上げもやります」なんて思っているから、他の種目の選手が気になってしまうんだ。
そんなことに最近、はっと気づいてしまった。
私は一体、何種目にエントリーしていたんだ!って(笑)
ということで、人生も折り返しのような年齢になってようやく、エントリーする種目を減らすことにしました!
もし、人との比較で疲労を感じている人がいたら、「自分が本当に自信をもってエントリーしたい種目はどれ?」と、自分に問いかけることをお薦めします!
たとえば「100メートル走」だとライバルは多いけれど「100メートル走 42歳女子 市川市民の部」にするとかね。
あ、私は走るの遅いんで、どんなに絞り込んでも、100メートル走は1位になる自信、全くないけど……あくまで例として(笑)