うちの子供(3歳)は、健康優良児で、この1年、体調不良で保育園を休んだことがなかったくらい。
そんな子が、週末、久しぶりに39.7度の熱を出した。
病院に連れて行って、インフルエンザ検査を受け(陰性)、飲み薬と解熱剤(座薬)をもらった。
解熱剤は3回くらい使った。
本当に熱が高いときは、解熱剤で熱を下げると、随分楽になるみたいで、ちゃんと眠れるようになる。
ただ、抗生物質の薬は顆粒で、私もちょっと舐めてみたのだけれど、むちゃくちゃ苦い!
で、無理やり飲ませようとしたら、ぎゃーぎゃー泣きわめいて抵抗し、せっかく食べたご飯までリバース(涙)
こんなで大丈夫かと思ったけれど、熱を出してからちょうど24時間で、すっかり熱は下がり、いつも通り元気に。結局、抗生物質の飲み薬は1回も飲まなかったのに。
奴の健康優良児っぷりはすごい!
でも今回の経験で、改めて学んだな。
病気を治すのは、薬じゃないよって。
体力がある人なら、熱を出した方が、薬で抑えるより早く病気が治る。
だって、熱というのは、病原菌をやっつけようとして、自分の体が出しているものだから。
薬で熱を下げるのは、せっかくのその体の働きを無にするようなもの。
ただ、あまり熱が高く出たり、咳や鼻がひどくなったりすると、体力が消耗して、自然治癒力も弱まってしまうから、「過度な熱・咳・鼻」を抑えるために薬はある。
でも、自然から切り離されて、自分の体のこともリアルに感じられなくなって、頭で生きているとさ、
「病気は薬が治すもの」
って思ってしまう。
そうじゃなくて、薬は補助で、本当に病気を治しているのは自分の内側の力(自然治癒力)。
私も35歳の頃、現代の医療では根本的な治療ができないと言われる病気になったとき(月経随伴性気胸)、アンドリュー・ワイルの「癒す心、治る力」を読んで、
「病気を治しているのは、薬じゃない」
と、初めて知った。遅いね……。
でも、そう知ったおかげで、自分の心の持ち方だけで、ちゃんと自然治癒力を働かせられるようになり、なんか病気は治っていた。
病気のこともそうだけど、それ以外の人生における色々な段階で、生きづらさを感じている人って、自分の中の力を信じられていない人だと思うんだよね。
自分の体にそなわっている自然治癒力を信頼するみたいに、自分のひらめきとか、心の動きとか、自分の内側にある力に目を向けられるようになると、人はもっと活き活きと生きられるようになると思う。
- 頭が出した答えより、「良さそう」「なんか嫌だな」という直感を信用してみる。
- 理由はないけれど、「なんか好きだなぁ」「ここは落ち着くなぁ」「この人といると心地いいな」と思ったら、そういう感覚(と、そう感じさせる物・場所・人)は大事にする
- 心が「NO」ということは、思い切って断ってみる
- ふと思いついた「ひらめき」を大事にして、行動してみる
- 自分の心と対話するために、外からの情報をシャットアウトする時間を作る
それだけでも、人生はきっとずいぶん変わるはず。