「断る」ことで、自分との絆は深まる

「NOと言えない日本人」とはよく言われるけれど、私も「断る」ことが苦手。

フリーで働いているから、色々調整はしないといけないし、そのなかで断ることもあるのだけれど、あやふやな態度をとって、「向こうから断ってくれないかなぁ……」と期待したりすることも多いかも……

 

なんだけど、最近、自分の心と向き合い、「今、自分はどう感じているのか?」と自分の感覚に意識を集中するようにしているので、自分の感じ方に対する感度がすごい強まってきた。

 

それで、今までは、なんか気乗りしなくても「やったほうがいいよなぁ」と思うことは、重い腰を上げて、やっていたのだけれど、

「そういうことは、もうできない!」

という感じになってきている。

 

草刈さんがインタビューで、「もうお金では動けなくなっている」と言っていたけれど、それに近い感覚なんだろうな。
(私はまだ、自分が思っている倍以上の金額を提示されたら、嫌でもやっちゃうかもだけど(笑))

 

で、この1か月で数回、自分にとっては結構勇気を振り絞って、「断る」という選択をしたことがあったのだけれど、その結果、分かったことが色々あった。

それはこんなこと……

 

自分が「断る」のを恐れている理由

  • これを断ることで、他の仕事の依頼に響かないだろうか
  • その先にあるチャンスを自ら潰すことにならないだろうか
  • 断るということは、流れを止めることで、自分がしてはいけないことではないのだろうか

 

結局、この視点で思っているのは、「自分には力がない」ということ。

大きな流れに従うのが、自分がすべきこと、と無意識のうちに考えていることに気づいた!

 

だから、実際に断る前の、「断ろう」と決めた時点で、自分の内に力が戻ってきたのを感じた。

そうか、選択権は自分にあるんだ!と。
(もちろん、相手にもあるけれど、自分にも自分の領域分の選択権がある)

この気づきは大きかったな。

そして、いまのところ、断ったことによる弊害は何もおきていない。

 

断ってみて分かったこと

実際、断ってみて分かったのは、
「嫌だな」という自分の気持ちに正直になって行動することは、
自分との信頼関係を強くするものだな、ということ。

 

仕事や誘いを断ることで、相手とのつながりは切れたり、浅くなったりするかもしれない。

でも、本当に大切な自分との関係は良くなる。

 

本当にお互いにとって必要な人だったら、ちょっと頼みを断ったくらいで関係は切れないと思うし、誰よりも一番関係の深い「自分」のことを、ちゃんと尊重してあげてもいいよね。

 

以前のブログの記事で、

「自分で自分をどう扱うかによって、人は他人に、自分をどう扱ってほしいか暗に伝えている」

という言葉を書いたけれど、人に敬意をもって接してもらいたいと思うなら、まず、自分で自分を敬意をもって扱うべき。

 

そして、自分自身の選択をしっかり尊重してあげられる人は、人の選択も尊重してあげられる。

つまり、依頼を断られても、「あぁ、そうか、これじゃあ、条件が合わないよね」とか「これはあまり心が動かない誘いだったね」とか考えて、深刻にならず、スルーできる。

 

お互い、断ったり、断られたりすることにストレスを感じなければ、人に頼むことも楽になる。

ちょっと助けてもらいたいことがあったときに、気軽に頼める。

そうすることで、世界は広がる。いいことだらけだ。

 

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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