以前、肩こりに悩まされ、マッサージ、整体、カイロプラクティック、鍼、ヨガ、アレクサンダーテクニークなど、本当にいろいろなものを試した。
それで私が行き着いたのは、
毎朝軽くヨガをして、体を整える
&
本当に不調になったら、野口式整体を受ける
というものだった。
野口式整体は、ちまたで考えられているような「バキッ」とする整体とも、論理的に理想のバランスを作り出そうとするカイロプラクティックとも違い、体が本来持っている力を生かして、整えていくようなもの。
野口式整体で私が好きなのは、
気をきちんと体の中で循環させられれば、体は勝手にバランスを取り戻し、治る
という、「自然治癒力」を信用しているところ。
いっとき、その考え方にはまり、整体操法を学ぶ講座にも1年間通ったのだけれど、その先生もこう言っていた。
「人に輸気(気を入れること)をすると、自分の中にはまた新しい気が入ってきて、循環するから、輸気をした人も、より健康になる」
以前、献血が趣味と言っていた人が、
「献血をすると、なくなった分、体は新しい血液を作るから、いい具合に血液が新しくなって、健康になっている気がするんだよね」
と言っていた。
その言葉を聞いたときは、「ええ、そんなもの?!」と驚いたけれど、充分な血液を作れるくらい健康な人は、定期的に献血に行くというのも健康法なのかもしれない。
人生がうまくいっているように見える人は、行動が軽いように思えるけれど、それはきっと、ためこまないからなんだろうな、と思う。
「あとでこの気が必要になるかもしれない(今、使い果たして、あとで動けなくなったら大変)」
みたいに考えて、ためこんでいく人は、その気を結局は体の中でよどませてしまうのだろう。
お金も「天下の周りもの」とよく言うけれど、上手に回せる人に、たくさんお金が入ってくるという法則は、正しいんだろうな、と。
自然のものは、みんな循環している。
雨が川に降り注ぎ、海に流れ出て、水蒸気として空に昇って雲になり、また雨となって川に降り注ぐ。
小学校の理科でも習うことだけど、流れていき、それによって新しいものが流れてくる、それが自然の摂理なのだろう。
最近、脂肪をためこみ、太りすぎだ!と気づいた私も、もっと軽やかに動き、良い気やエネルギーを発して、循環させたいな、と思うこの頃(笑)