「心が満たされない」からは、こうやって抜け出そう!

このブログのトップ記事は常に「自分の心を満たす5つの方法」なのですが、「心を満たす」「自分の心を満たす」というキーワードで検索して、辿り着いてくれる方が多いみたいです。

自分が何をやりたいのか、何が好きなのか、それも分からなくなるくらい心が疲れてしまっているときには、「自分の心を満たす5つの方法」のうち、しっくりくるもの2,3個試してもらいたいです。

ただ、結局自分の心が満たされないのは、「自分がしたいことをしていないから」「自分の心の声に耳をふさいでいるから」です。

今日は、以前の記事より、もっと突っ込んで、自分の心を満たす方法について書いてみたいと思います。

Contents


「自分のしたいことをする」のは難しい?

したいことをしろと言ったって、時間がない。
そりゃ、好きなことを仕事にできればいいけれど、今の仕事を辞めるわけにもいかないし。
やりたいことをやるには、お金がかかるから、無理。
子供が小さいから、今は難しい。もうちょっとしたら……

そんな色々な声が聞こえてきそうです……。

でも、敢えて言わせてもらうと、そう言う人は、「本当にやりたいことをやる」と決断することから逃げているんです。

たとえば、

本当は音楽が好きだ。会社帰りに仲間と集まって練習して、年に2回でもライブが開けたらいい。

と思っているのに、その行動が起こせない人は、

残業を断るのにはエネルギーがいるなぁ。
新しく仲間を募っても、集まらなかったら嫌だなぁ。
せっかくギターを買っても、数か月で飽きてしまって、お金を無駄にしてしまったらもったいないな。

など、様々な「変わるリスク」を考え、そのリスクを取る決意ができないのです。

そういう「変わるのが怖い」という感情を、多くの人は「面倒くさい」とか「時間がない」という言葉でごまかします。

でも、そう言っている限り、心は満たされないのです。

行動できないのは、「リスク」に敏感すぎるから

人は「失敗」を恐れる生き物です。それは、そういう生き物なので仕方ないです。

でも、「上手く行かなかった」=「失敗」ではないんですよね。

有名な話ですが、エジソンは実験に失敗しても「上手く行かない方法を発見しただけ」と言っていたそうです。

そして私がとてもお世話になっているカウンセラー・さわとんは

さわとん
自分実験をしよう。

と言っています。

私自身も、この「自分実験」という言葉に随分背中を押されました。

先の例でも、「会社帰りに仲間と集まって練習して、年に2回でもライブが開けたらいい」とAさんは思っていますが、「年に2回仲間とライブする」というのは、普通の社会人にはかなりハードルが高いですよね。

多分、ここをはじめから目指してしまうと、上手く行かず「失敗」になってしまうことが多いと思われます。

だから、もっと「自分実験」レベルから始めます。

本当は音楽が好きだ。とりあえず今月1回、ヤマハ音楽教室(でも、どこでもいいけど)の大人の音楽体験のクラスに行ってみよう。そこで久しぶりにギターに触れて、今、どれくらい弾けるか試してみよう。

でもいいですし、

御茶ノ水にたくさんある(これもお茶の水じゃなくてもいいけど)楽器店に行って、店長とちょっと話して、ギターをいくつか見せてもらおう。

でもいいので、自分にとって「ちょっとだけ頑張ればできる」「ほんのちょっとだけ日常から外れる」ことをしてみるといいのです。




時間は作ろう

「仕事が忙しい」という人だって、週7日ずっと働いているわけではないでしょうし、毎日終電なわけでもないと思います(もしそうだったら、まずは会社を辞めることを考えた方がいいのでは……と言いたくなってしまいますが)。

育児中の人だって、週に数時間くらいは自分の時間を作れるはずです。
というか、作って欲しいです。
(私は保育園に子供を預ける前は、週に1回、母に子供を預かってもらって、銀座をふらふらしていました)

もし旦那が協力的でなく、両親も近くにいない場合は、保育園の一時預かりでも、ファミリーサポートでも、周りの人の力を借りればいいのです。

人の力を借りれば、その人とのつながりができ、孤独感も和らぎます。それがひいては、自分の心を満たすことになります。

時間は待っていてもできませんが、不思議なことに「これをやるために時間を作るぞ」と決意すると、その時間はできるんです。

「〇〇する暇がない」という人ほど、スマホいじりやゲームで1日数時間費やしていることが多いようにも感じます(偏見かもしれませんが……)。

スマホいじりやゲームが本当に自分の心を満たしてくれるものなのだったら、それでまったく問題ありません。でも、そうでないのなら、スマホやゲームから離れて、自分が本当にしたいことに一歩でも近づくために時間を作った方がいいです。

行動できないときは、こう考えてみる

なんて偉そうに言っている私も、決して行動力がある方ではありません。

起業して上手く行っている人には、「思いついたらすぐ行動」みたいな人も多く、「なんで私はこんなに腰が重いのだ……」と思うことも少なくありません。

なので、先日インタビューさせてもらった、2つも会社を持っている中小企業診断士の楊さんに聞いてみました。

遊部香
行動する前に、色々考えてしまって、動けなくなってしまうこともあるんですけど……どうやったらもっとエネルギッシュに行動できるようになりますかね……?

そんな質問に楊さんはこう答えてくれました。

楊さん
その行動をしたら、どんな結果がありうるか考えてみる。
大抵の場合、上手く行かなくたって、

  • ちょっと時間を無駄にする
  • ちょっとお金を無駄にする
  • 別にさほど大切ではない“周りの人”の批判を受ける

リスクなんて、その程度のもの。

そうやって、冷静に考えると、“なんだ、大したことない”と思えて、動けるんじゃないかしら。

素敵!

まとめ:「心が満たされない」から卒業しよう

この楊さんの言葉と、さわとんの言う「自分実験」を掛け合わせると、つまり、

遊部香

失敗しても「ちょっと時間を無駄にする」「ちょっとお金を無駄にする」「周りの人の批判を受ける」程度の「自分実験」から始めるといい。

ということですね!

本当、自分のしたいことができたら、忙しくなっても、収入がちょっと減っても、案外心は満たされるものじゃないかなと思います。

今回は、「音楽をやりたい」というのを趣味の話として書きましたが、「やりたいこと」「好きなこと」が仕事になりそうなものなのだったら、今の仕事をしながらでも、「好きなことを仕事にするために考えられる小さなステップ(自分実験)」を考えて、コツコツ進めていくことです。

副業を禁止する会社はまだ多いですが、今後は減ってくると思われますし(国の施策がそういう方向なので)、ブログで収益を上げるくらいなら禁止する会社はそうないと思います(ハンドルネームを使えば、まずばれないだろうし)。

好きなことをブログで情報発信するだけでも、心は満たされ、そして気づくとその道の専門家としてブランディングされているという可能性もあります。正社員をしながら、そうやってある分野の専門家として地位を確立し始めている人を私も知っています。

「会社を辞めて起業する」などというと大きな話になってしまいますが、リスクを最小限にして、「今できる小さな実験」を繰り返し、少しずつ世界を広げましょう!

遊部香
私もこのブログと、素敵な仕事人インタビューによって、以前よりずっとしあわせを感じられるようになりましたし、自分に自信が持てるようになりました。

それはきっと、自分のしたいこと、自分らしさは何かをしっかり考え、それを自分で大切にしてこれたからじゃないかな、と思います。

なんとなく心が満たされない、なにか足りない気がする、という方の参考になれば幸いです。

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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