良いプロフィール文を作る3つのメリット

文章の書き方についての記事を過去に4つほど書きましたが、これからは私が仕事で力を入れている「プロフィール文の書き方」についての記事も少しずつ増やしていこうかと思っています。

で、初めにプロフィール文の書き方の基礎的な内容を書こうかとも思ったのですが(プロフィール文には定型があって、自己紹介文とは違うよ、みたいなこと)、それは次に譲って、まずは、「なんでプロフィール文を書く必要があるのか?」について、じっくり考えたいと思います。

その目的が明確になっているかどうかで、作るプロフィール文の質が変わりますので。

※私がこのブログで書く「プロフィール文」は、ビジネス用のものです。

良いプロフィール文があれば、お客さんに安心を与えられる

プロフィール文は、普通に考えたら、「お客さま」のためのものです。すでにお客さんになっている人、なりそうな人に向けて、自分はこんな人ですとアピールするためのものですね。

よく、プロフィール文にはできるだけ数字を入れて、具体的に自分の経験をアピールしましょう、などと言われます。

確かに

社会保険労務士として独立してから、就業規則コンサルに力を入れ、多くの企業の就業規則を見直してきた。

という文章より、

2010年に社会保険労務士として独立してから、6年間で100社を超える企業の就業規則の見直しを手掛けてきた。

という文章の方が、「この人は実績もあって、しっかり仕事をしてくれそうだな。安心だな」と思えますよね。

日本人の良さは謙虚さだと言われます。

既に「この人はすごい人だ」ということが世の中に知れ渡っているのなら、無理に「自分にはこんなに実績があってすごいんだぞ」とアピールする必要はありません。

でも!

多くの人はそんな状態にはいません。
だったら、アピールできることは、自分からアピールすべきです。

これは「自慢」ではないのです。むしろ、相手に対する「思いやり」です。

お客さんは、「この人に頼んでいいんだろうか……」なんて不安になりたくないのです。「この人に頼めて良かった。安心だ」と思いたいのです。

だから、お客さんに「安心」を与えられる情報があれば、出来る限り出すべきです。

これはプロフィール文に限らず、今までの仕事の実績だったり、以前仕事をさせてもらったお客様の声だったり、色々方法はありますが。

ただ、再び、「でも!」です。

アピールできる実績があるのなら、謙遜せずに、出し切るべきです。が、ないなら、ないでいいのです。

その場合は、実績の部分は曖昧に、「社会保険労務士として独立してから、就業規則コンサルに力を入れ、多くの企業の就業規則を見直してきた」でもいいのです(ま、何年開業というくらいの情報は欲しいですが)。

その代り、数でなく、他のところで勝負します。

就業規則は、ただの規則ではなく、社長から社員へのメッセージだと考えている。ご依頼くださる社長の多くは、その想いに共感してくれる方で、作成後、“〇〇先生に作ってもらった就業規則に変えてから、社員が生き生きしてきた”という言葉をよく頂く。

と、自分の想いと、その想いが実際にお客さんのところで活きていることをアピールしてもいいですし、

ひな形を使って手軽にすます改定ではなく、企業のステージや、社長の想いを大切にした一つ一つオリジナルなオーダーメイド就業規則作成を行っている。

など、「自分は数で勝負してはいない」ということを明確にアピールしてもいいかと思います。

ここで大事なのは「お客様に安心感を与えること」です。
「数字」はそのためのただの手段を思い、大きな数字がないなら、そこにこだわるのはやめて、他のアピール方法を探しましょう。

良いプロフィール文があれば、「紹介」が生まれる

お客さんが増えていき、一人一人に対して誠実な仕事をしていれば、次第に口コミであなたやあなたの仕事の魅力は広がっていきます。

実際に仕事をさせてもらった企業やお客様が増えていけば、言葉ではなく体験であなたの仕事を知っている人が増えるわけですから、少しずつ「プロフィール文」の重要性は減っていきます(仕事のジャンルにもよりますけれど、一般的な傾向として)。

実際のお客さんからの紹介の場合、サイトやプロフィールはオマケ程度にしか使われず、紹介された人は「〇〇さんがそこまで良いと言うんだから、いいんだろう」と、購入を決めるわけです。

でも、口コミだけではまだ事業が回っていかない初期の頃、プロフィール文やサイトは大切です。

たとえば自分がWEBデザイナーだったとしましょう。そうすると、WEB関係のセミナーなどに行って勉強することも多いでしょうから、WEBに詳しい人が、身の回りに増えていくことになります。

つまり、身の回りにいる多くの人は、あなたのWEBの知識をすごいものとは思ってくれず、仕事を頼みたいとも思ってくれません。

その人の知り合い(たとえばAさん)にWEBに詳しくない友人(Bさん)がいても、Bさんは、あなたではなく、Aさんに仕事を頼むでしょう。

仕事を頼んでくれるのは、WEBとは関係ないところで知り合った友人(Cさん)や、Cさんの友人(Dさん)であることが多いのです。

私も「Dさん」的な人から結構仕事を頼んでもらいました。

でも、Dさんは、あなたのことも、仕事もよく知りません。そしてCさんも「あなた」のことはよく知っていて、人柄は申し分ないと思っていますが、「あなたの仕事」はよく知らないのです。

CさんがWEBに詳しくない人だったら、特に、Cさんは上手くDさんにあなたの仕事のことを伝えられません。

そういうときに役立つのが、プロフィール文や、サイトに載せたサービス内容や、メッセージです。

そういうものがあれば、CさんはDさんに「こんな人で、こんな仕事をしている人なんだけれど、紹介しようか?」と簡単に提案できるのです。

だからプロフィール文やサイトの文章を作るときには、「Cさん」「Dさん」に読んでもらうことをイメージして作ってもいいと思います。自分はCさんからDさんに自分をどう紹介してもらいたいのかな、と。

良いプロフィール文は、自分の足元を固める

そして3つ目。最後に書きましたが、意外とこれが、見落とされがちでありながら、重要なことかなと思います。

出来上がったプロフィール文はお客さまのためのものですが、プロフィール文を作成する過程というのは、自分と真剣に向き合う時間です。

私は、良いプロフィールには、「過去」「現在」「未来」のすべてが入っていると思っています。

つまり、

「過去こんな経験をしてきて、こんな想いを抱いたから」
「今、独立して、こんなことを大切に、こんな仕事をしている」
「その仕事を通して、社会にこう貢献して、将来、こんな未来を作りたいと思っている」

というような感じに(「未来」の部分は実際には書かずに、「現在」の「想い」の部分に入れたりしますが)。

私は長く小説を書いてきたので、「ストーリー」を作るのが得意なのですが、短編になればなるほど、余計なものを取り除いて、一本の線のストーリーを作り出す必要があります。

つまり、長くても800字程度のプロフィール文には、あまり余計なことは入れられません。

過去にした経験は100とか200とか出てきたとしても、そのなかのどれが「今」と「未来」につながるかを吟味して、取捨選択していく必要が出てきます。

そして、「今」と「未来」の関係も大事です。「今」の仕事が理想の「未来」に上手く繋がらないのなら、今している仕事の内容を改めて見直す必要が出てくるかもしれません。

プロフィール文を作るというのは、実はそんな時空を行き来する壮大な作業なのです(大袈裟?(笑))。

しっかり自分に向き合い、自分の「過去」「現在」「未来」が一本の線につながったと感じられると、それはその人の大切な軸になります。

そして、軸がしっかりできると、そのあと、どんな仕事をし、どんな仕事を断るかという基準も次第に明確になり、ぶれなくなります。

プロフィール文を書くというと、「お客様」に意識が向く人がほとんどだと思いますが、私は「その人らしさ」を大事にした仕事をしていきたいなと思っています。

もちろん、自分のことを見つめて何が大切な「過去」「現在」「未来」なのか分かったあとには、きちんとお客さまや見込み客にアピールできる形に文章をまとめますが、それはある意味、テクニック論なんですよね。

大事なのは、あくまで「あなたらしい過去・現在・未来の軸」です。

そんなプロフィール文作成のお仕事をしていますので、きちんとカウンセリングを受けてプロフィール文を作ってもらいたいという方がいましたら、オフィス言の葉のサイトにお越しください。

ブログにも、プロフィールの書き方の記事をこれからも増やしていこうと思っていますので、続きをお楽しみに♪

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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