どんなに明るい人でも、「悲しい」「悔しい」「腹が立つ」「つらい」「不安だ」など、ネガティブな感情も持っています。
ただ人によって、感情の振り幅は違いますし、感情との付き合い方も違います。
男性より女性の方が「不安」などは感じやすいそうですし、気質として、どうしようもない部分もあります。
ただ、感情との「付き合い方」は、年齢を重ねるごとに上手になっていくのではないかな、と思います。経験による部分もありますし、感情との付き合い方について色々なヒントを外から得ていくこともできますから。
私も多くの本に、感情との上手な付き合い方を教えてもらってきた気がします。
この記事は、まだまだ感情との付き合い方が下手だな、と思う方のヒントになればと考え、書いてみました。
マイナスの感情に支配されて、動けないのなら、それはマイナス感情の奴隷になってしまっているということですからね。抜け出しましょう!
Contents
「ネガティブな感情」から抜け出す方法 1
マイナスの感情は、間違った方向に進んでいる合図と考える
感情は消そう、消そうと思っても消せるものではありません。
人前で話すときなど、「緊張しないように、しないように」と思えば思うほど、緊張してしまいますよね。
そんなふうに、感情と真正面から向き合って、格闘するのは無意味です(むしろ、有害です)。
「悲しい」「不安だ」「腹が立つ」など、ネガティブな感情が自分の心を支配していることに気づいたら、まずはそれを認めましょう。
そして、その感情は自分に何を伝えているのか、考えてみましょう。
感情は、「出来事」→「感情」で起こるのではなく、「出来事」→「あなたの思考」→「感情」という流れで起こります。
悪い感情は、間違った思考をしているというアラームなのかもしれません。
まずはそう考えて、自分の感情と向き合ってみましょう。
「ネガティブな感情」から抜け出す方法 2
間違った思考に気づいたら、その思考を訂正できないか考える。
人には思考の癖があります。
たとえば、LINEが既読になってもすぐに返事が来ないとき、「私のことを嫌いなのかもしれない」と不安になる人も、「私のことなど大切に想ってくれていないんだ」と腹が立つ人も、「あぁ、今は忙しいんだ」と放っておける人といます。
返事がすぐに来ないだけで、不安になったり、腹を立てるというのは、感情やエネルギーの無駄遣いとも言えます。
こういうときは、「相手はいま、忙しくて返事ができない状況なんだな」と思った方が健全です。
そんなふうに、同じ状況にあっても、考え方を変えれば、感情が変わります。
下記の記事には考え方を変える手法を載せています。是非、参考にしてみてください。
「ネガティブな感情」から抜け出す方法 3
マイナスの感情に気づいたら、とにかく吐き出す
「1」でも書きましたが、「こんな感情は嫌だ」と真正面から闘っても、感情はなくなりません。逆に強くなるばかりです。
ですからそんなときには、まずマイナスの感情を認めてしまうのが一番です。
冷静に「2」のような手法でマイナスの感情が解消できるなら、それが一番いいですが、そんなふうに冷静に考えられないのなら、まずは自分のマイナスの感情を吐き出してしまいましょう。
吐き出したことによって、今まで喉の上の方までたくさん詰まっていたものが、すっと下の方までおりていって、自分のなかに、“これからなにをしよう”という未来のことを考える空間ができたりします。
自分の想いを聞いてくれそうな友達がいるときには、友達に聴いてもらいましょう。
カウンセリングを受けるのもお薦めです。
でも身近に信用して話せる人がいないなら、次の「4」の方法を試してみてください。
「ネガティブな感情」から抜け出す方法 4
マイナス感情を紙に書き出す(モーニングページを書く)
マイナス感情をすべて吐き出せるといいのですが、友達に他の友達の悪口言ってしまうと、あとあと問題が起きたりします。
家族や恋人にも話しづらいこともあるでしょう。
そんなときには、「自分の一番の味方は自分」ということを思い出しましょう。
私は私の話をしっかり最後まで聴いてくれるはずです。
頭の中で自分と対話してもいいですが、私は紙に書くと落ち着きます。自分の感情を遠慮なく紙に書きつけていきましょう。
誰か特定の人に聴いてもらうつもりで手紙にして、実際には出さないというのでもいいかもしれません。
とにかく想いを書きだし、吐き出すことで、なぜ自分がそのようなネガティブな感情にとらわれていたのか分かり、冷静になれることも多いはずです。
マイナス思考に陥っているのは、自分の心の表層の一部分だけであって、意外とその表面に浮かんだゴミみたいなものさえ捨ててしまえれば、残りは綺麗で、澄んだものだったりするのです。
「ネガティブな感情」から抜け出す方法 5
ネガティブになるのは、頑張りすぎて疲れているからだと考える
ネガティブな感情も一度認めて、受け入れることが大事だと書きましたが、ネガティブな感情を抱く自分自身のことも認めて、受け入れると楽になることがあります。
イライラしたって、落ち込んだって、やる気が出なくたって、人間だから、いいのです。
一番いけないのは、マイナスの気分になっている自分に「こんなんじゃダメだ」とさらに追い打ちをかけることです。
ネガティブになるのは普段頑張って疲れているからだと、自分をねぎらってあげることも大切ですよ。
★「ネガティブな感情と上手につきあう5つの方法」も参考にしてみてくださいね!