少し前に「GRIT やり抜く力」という本を読んだと書いたのですが(結構話題になっている本です)、最近感じるのは、「無理せず、自分らしくいること。頑張りすぎないこと」と同時に「コツコツ努力すること」の大切さです。
それって一見矛盾したことのようなのですが、実は矛盾していなくて、「無理したり、すごく頑張らないと続けられないことは、やめた方がいい」。
でも、「ちょっと意識するだけで続けられることなら、続けると、それは力になっていくから、やり続けてみるといい」、というような意味です。
※継続するためのヒントについては、下記の記事にまとめていますので、是非、読んでください!
進むべき道は、“応援”が教えてくれる
私は気胸になってから、ダイビングができなくなってしまったのですが、元々は社会人になってすぐくらいにライセンスを獲り、それから毎年のように沖縄で潜っていました。
ただ最初にライセンスを獲ろうと申し込んだ1泊2日の合宿は、台風で中止になってしまいました。そのとき、一緒に合宿に行くはずだった同じ世代の男性がこう言っていました。
これは神様が僕を試しているような気がする。
本当にダイビングをやりたいのか、って。
たまに、こういう(これは“試練”というほどのものでもありませんでしたが……)テストみたいなことはありますよね。
でも、最近、私が思うのは、本当に自分がやるべきことをやろうとしたときには、神様は様々な手を使って、応援してくれるものの気がする、ということです。
たとえば、社労士の資格を獲ろうと思ったとき、私はLECのDVD講座で勉強したのですが、確か23万円くらいの受講料でした。でも、「ケイコとマナブ」のネットから資料請求して申し込むと、何人かに10万円キャッシュバックが当たるみたいなキャンペーンがあって、なぜか「当たるな」と感じたんですよね。で、実際に当たった。
そのとき、「あ、これは、このまま頑張れというメッセージだな」とふと思ったのです。
その後、結局私は、いわゆる社労士としては活動せず、社労士の資格をしっかり活かせているとは言えない状況ですが、でも、そのとき、一歩踏み出したことが、今につながっているのは確かです。
(ちなみにギリギリ救済されての合格でしたが、一発合格ではあったので、LECからも10万円キャッシュバックを受け、実質3万円くらいの受講料になりました♪)
続けることの前に、続けることの選択が大事かも
逆に、小説の方は、10年くらいは毎年10作くらいは書いて、様々な賞に応募しながらも落ちるということを続けてきました(最近は、年1,2作ペースです……)。
何度かは地方の賞をもらい、「この賞を獲っただけでデビューした作家もいる」と編集者の人から言われたり、選考委員の有名な作家の方からは「充分プロとしてやっていけるレベル」というお墨付きをもらったりしながらも……なぜかずっとくすぶり続けています(涙)
小説を書くことは、自分にとって、非常に自然なことで、生活の一部なので、これからも一生書き続けると思いますが、でもきっと、「プロの小説家」になるというのは、私の今の人生の使命ではないのだな、とも最近感じ始めました。
きっと、それが自分の使命だったら、もっと早い段階で、何らかの力が働いて、自分を救い上げてくれているはずだからです(まぁ、すごく苦労してデビューした小説家、として晩年になにかやらなくてはいけないことがあるのかもしれませんが……(笑))。
別に、自分は神様なんて信じないから、自分のやりたいことをやり抜くだけというのも、もちろんいいと思います。
でも、自分の使命って何だろう、と悶々としている人がいたら、「ちょっと進んだら、もっと進むことを促すようなことがあった」というのが一つのヒントになるかもしれないな、と思って書いてみました。
コツコツ努力することはいいことですが、いつまでも成果の出ないことで努力し続けるのは、辛いですからね。
「GRIT やり抜く力」というタイトルの本にさえ、あきらめるほうがいい場合もあると書いてありましたし(試行錯誤して、本当にコレというものを見つけたら、そのなかに「これだけは譲れない」究極の目標を立て、それを「やり抜く力」があるといい、という内容の本で、「一度始めたことは、何が何でも続けろ」ということではないので……)。
どうしても始めたことが長続きしないと嘆く人は、続けることよりも、続けるべきものの選択にまずは力を入れてみてもいいかもしれませんね。
※継続するためのヒントについては、下記の記事にまとめていますので、是非、読んでください!