素敵な仕事人インタビューも23人になりました。ご協力くださったみなさま、ありがとうございます!
ところで、このインタビュー、「他薦only」ということになっています。つまり、私の直接の知り合いで「この人にインタビューしたい」と思った人か、素敵な仕事人が「この人にインタビューしたらいいんじゃない?」と勧めてくれた方だけを取り上げています。
その結果、23人中、私の知り合いは6人で、他の方は「素敵な仕事人」の誰かに紹介いただいた方になりました。
そう話すと、「紹介されて会ってみて、あれ、ちょっと違うなと思う人はいないの?」と訊かれることもあるのですが、これが、ないんですよね。やっぱり、誰か紹介しようと思ったとき、その人の頭に浮かぶ人は、魅力的な部分を持っているんです(基本的に「素敵な仕事人」は行動力があり、交友範囲も広いので、たくさんの人から1人、2人を選んだら、絶対素敵な人になるだろう、ということなんですかね)。
だから、私としては、「紹介してくれるなら、どんな人でも!」という感じなのですが、「素敵な人はたくさん知っているけれど、どんな人に会いたい?」と訊かれることがあります。
ということで、今日は改めて、自分が特にどんな人を素敵だと思うのか、そんなことを書いてみたいと思います。
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素敵な仕事人の定義
トップに固定している記事にも書いているのですが、私は「素敵な仕事人」を次のように定義しています。
- その人らしいことをやっている
- 自分の仕事に誇りを持ち、楽しいと言える
- 頑張りすぎたり、無理しすぎたりしている“悲壮感”を感じさせない
現状、フリーランスの方がほとんどですが、フリーランスに限定しているものではないので(1人目の素敵な仕事人は大学教授ですし)、いずれは「〇〇会社〇〇部の〇〇さん」みたいな人にも、登場頂けたらなと思っています(そのためには、このブログをもっと成長させて、社会的な信用を得られるようにしたいという目標もあります)。
このブログで自分がしたいことは、自身のインタビュー記事にも書きましたが、多くの人に様々な形での仕事の可能性を伝えたいからなので。
フリーで働くというのが、一番「広がりがある働き方」だとは思っていますが、自分が成長したい方向性に合う会社と出会えた人は、それはそれでまた、しあわせだと思うわけです。
そう、「GRIT やり抜く力」という本に書いてありましたが、自身の仕事に対する満足度は、どんな職業でも、平均すると一定になるそうです。
つまり、どんな職業にも必ず「素敵な仕事人」はいるわけです。そういう人を追いかけて、「え? そういう仕事でも、こんなに楽しく働いている人がいるんだ」と伝わるような記事も書けたらいいな、と思っています。
そういう意味では、あまり職業は被らないように広げていきたいという想いもありますが、仕事柄、社労士の知り合いが多く、素敵な社労士もたくさん知っているので、10人に1人くらいの割合では、社労士が登場するかも、です。
自分が声掛けする基準
で、先にも書いたように、自分で声を掛けた人は、6人しかいないのですが、なぜその方たちに声を掛けたのだろう、と考えてみると、
「なんか楽しそうに働いている」もしくは「強い想いをもって働いている」
というのが1番の理由。
そしてもう一つ……
「自分のものさしで生きているなぁ」
というのも大きい気がします。
なんとなく社会で思われいてる「こうなったら成功」みたいなスタイルから自由で、「自分は自分の成功を目指しているのだから、それでいい」と言えちゃう人。
それも、社会と戦っているという感じではなくて、「別にいいじゃん。他の人なんて」と、どこ吹く風みたいな人が好きですね。
仕事はひとつしかしちゃいけないって、誰が決めたの?
とさらりと言い、イラストの仕事以外に接客業をしているのは「成功するまでの過程」のように人からは思われるけれど、自分はそうは思っていないと言われていましたし、
年収はMAX〇万円くらいでいい。家族も大切にしたいし、旅行したり自分の時間も大切にしたい。起業するからって、すべてを犠牲にする必要なんてない。
と言い、忙しく仕事をしながらも、自分の時間も大切にしています。
社労士の桑原先生は、人を雇えるくらい稼ぎながらも、
一人でやっている方が、自分には性に合っていると分かった。
と、ずっと一人で仕事をされていますし、もう一人の社労士(今は、ビジネスコーチの方がメインだそうですが)下田先生も、人を雇い事務所を大きくしながらも、それを人に譲り、自身は沖縄に移住し、沖縄でリトリートスペースを作る準備を始められました。
私の周りには、いわゆる「成功」した社労士はたくさんいますが、人を複数雇うようになり、稼ぎが良くても、「いわゆる成功」を求めて走っている(むしろ、走らされている)ような人は、やっぱり魅力的には見えないんですよね。
ま、それを素敵な仕事人の定義3「頑張りすぎたり、無理しすぎたりしている“悲壮感”を感じさせない」として書いたのですが。
やっぱり、人の作った「成功の基準」を満たすために仕事をしてる人には、「無理して頑張ってるなぁ」という感じがつきまとうような気がします。
まぁ、時期的なものもあるのだと思います。最初の数年は、それで生計を立てようと思ったら、がむしゃらにやらざるを得ないということは分かります。
でも、それを過ぎたとき、ずっと「もっと、もっと」と自分に鞭打ち続けるか、ちょっと視野を広げて、「自分が本当に仕事を通してやりたいことってなんだろう」と、視点を変えられるか。
素敵な仕事人になるか、なんか頑張ってるよなぁという人になるか、そのあたりが分かれ目なのかな、と最近、思います。
ということで、インタビューさせて頂く方は、「できたら3年を超えてそのことをやっている人がいいかな」ということは、言い始めました。ま、それが絶対条件ではないのですが。
でも自分のことを振り返っても、どんな仕事でも3年は目新しくて、楽しめるけれど、そこから先は、自分で楽しさを作っていかないと、つまらなくなる気がします。
(それで、社員になった2社とも4年弱で辞めている……という、私は失敗例ですが)
だから、数年でひと回りして、次のステップに進んだ人。もしくは、もっと長くやって、3個目、4個目のステップにいる人に話を聞きたいな、と思うんですよね。
そして、長く続けていると「自分にもインタビューして欲しい」という方も、ありがたいことに増えてきましたので、現在は有料でインタビューサービスも行っています。