今まで、このブログでは「素敵な仕事人」21人にインタビューさせて頂いているのですが、問題整理の専門家・大谷更生さんのインタビューをさせて頂いた時に「インタビューが20人くらいになったら、一度、同窓会みたいなものを開いたらどう?」という提案を頂いていました。
その第1回の交流会を昨日、開催させて頂きました!
21人中、8名の素敵な仕事人が集まってくださり、私を含め、9人の会でした。
普通の居酒屋での3時間でしたが、みなさんの話が面白く、飲み会というより、双方向性「講座」みたいになり、とても密度の濃い時間でした。数万円のセミナーに参加したより、色々な学びが得られた、みたいな。
ありがとうございました!
いずれこのブログにもっと「読者」が増えてきたら、「素敵な仕事人」に会いたい人も参加できるイベントなどもできたらいいな、と思います(本当、皆さん素敵なので、是非直に会って頂きたいです!)。
ということで、今日は、その「プチ講義」で飛び出した素敵なお話や、素敵な言葉をご紹介します♪
Contents
仕事の話を素敵にできるのは、奥に「想い」があるから
昨日参加してくださったのは、
- カウンセラー&逆転発想プロデューサー さわとん
- やちよ補聴器 宮﨑克子さん
- フォトグラファー まーしーさん
- 個性筆インストラクター 佐藤由美さん
- コンサル&ラジオ番組運営 ジャンボさん
- ソングレターアーティスト・安達充さん
- 夢の空想画家・栗原進さん
- 問題整理の専門家・大谷更生さん
でした。
一人ひとりに自己紹介して頂き、それについて質問やコメントがある方は自由に発言して頂くという形での流れだったのですが、みなさんが、自身の仕事や活動について語る言葉はやっぱり素敵でした。
私も社労士としての開業準備中は頑張って異業種交流会みたいなものにも顔を出していましたが、そういうところで、自分の仕事の話をしようとすると、どうしても悪い意味での「営業」的になってしまうのですが、素敵な仕事人の話は、全然、そんなことないんですよね。
それは、同じように「自分はこんなことをしています。こんなことができます」という話でも、その奥にあるのが「だから仕事(=お金)をください」なのか、「なぜなら、自分はその仕事を通して、こういうことを実現したい(人にこんな喜びを与えたい、社会にこんな気付きを広げたい)からです」なのかで、伝わることは雲泥の差なのです。
たとえば、なかでも話がむちゃくちゃ上手かったのが、ソングレターアーティストの安達さんなのですが(メッセージを伝える方ですからね。歌でなくて、普通の言葉でも、がんがん届きます。あ~、こんな話術、欲しい~)、
安達さんは、この夏に、「お名前50音ソングレター」という商品を作られました。→ http://50on.song-letter.jp/
それは、たとえば「かおり」なら「か」の意味をあらわす歌、「お」の意味をあらわす歌、「り」の意味をあらわす歌が1つのCDになり、「かおり」さんに向けたメッセージが凝縮されたブックレットまでついた商品です。
「親しい人の子供の誕生祝などに贈ると喜ばれます。5,000円です」
と、ここまでは普通の「営業」ですよね。
「へぇ、友達に子供が産まれたら、ベビー服より、こっちの方がいいかも」と、これだけでももちろん、伝わります。
でも、安達さんの話は、そんな表面的なものではないのです。
言葉には言霊があり、50音にはぞれぞれ深い意味があります。だから一人ひとりの名前には、ものすごい意味が隠されている。その意味に向き合ったとき、人は自分の「使命」に気づくはずだ、という想いでこの商品は作りました。
注文をもらったら、一つずつCDもブックレットも手作りしているから、5,000円ではほとんど利益は出ないのだけれど、それでも、この言霊の力を広めたいという想いで、作っています。
最近、インタビューをさせて頂いていても、結局、人を魅力的に見せたり、人を動かすのは「想い」でしかないな、と思うのですが、昨日は改めて、「素敵な人は、素敵な想いと、それを伝える素敵な言葉を持っている」ということが分かった日でした。
私も、自分で言うなですが、「素敵な想い」は持っていると思うんですよね。でも、それを伝える「素敵な言葉」がなさすぎだ、ということを痛感した日でもありました。
安達さんの作詞・作曲講座に通ったら、想いがもっとすらすら言葉になってでてきたりするのだろうか……?(違う問題か……(^_^;))
ないから、つながれる。失敗するから、つながれる。
ついでに書くと、名前の母音だけでも、その人の得意が分かるそうです。
「あ」の段(あ・か・さ・た……)→ひらめきがある。企画を思いつく。
「い」の段(い・き・し・ち……)→ひらめきの中から、選択ができる。
「う」の段(う・く・す・つ……)→選択したものを実行に移す前の「計画」ができる。
「え」の段(え・け・せ・て……)→実行できる。行動力がある。
「お」の段(お・こ・そ・と……)→最終的に、形にできる。
たとえば、「かおり」なら、「あ」「い」「お」はあるけれど、「う」「え」はない。
(基本的には、苗字でなく、名前で見るそうです)
確かに、行動力は決定的に足りない気がする……。
でも、足りないところを「あ~、ここがない」と思っても仕方ないそうです。
安達さんいわく、
5つすべてが揃っている名前は、ほとんどない。
つまり、誰でも、ないものがある。
それは、どういうことかというと、足りないものを持っている人と組めばいいということ。
なるほど~。
組織でも、この5つが揃うようにチームや部署を作るといいそうです!!
そして、話はちょっと変わるのですが、佐藤由美さんは、この3年ほど自分で田んぼを耕すことにはまっています。
(実は、由美さんの話が気になりすぎて、土曜日は家族でその田んぼの見学に行ってきたのですが、その話は、また今度)
その田んぼには、運営者兼先生をされている方がいて、1年目はしっかり授業を受けながら作業をするのですが、2年目以降は自分の場所は基本的に自由に耕せるそう。
そして由美さんや、同じところで田んぼを今年始めたさわとんに聞くと、その先生は基本的には「細かく色々教えてくれるタイプではないよね」ということ。
だからみんな、「これでいいのかな。多分、これでいいんだろう」くらいな感じで作業している、と。
ただ、基本的にはみんな、自分の田んぼのことだけ黙々とやっているのだけれど、本当に大きな失敗をしてしまって、“どうしよう”という状態になると、みんなが急に集まって助けてくれたりする。
つまり、失敗したことで、みんなとつながれるっていうのがある。
名前の話と、この失敗の話、なんか似ていますよね。
人間、何か足りなくてもいい。人間、失敗したっていい。
むしろそれが、必要な人と人をつなげてくれるから。
ってこと。
う~ん、素敵。
というか、やっぱり素敵な仕事人は、普段から視点が違って、ちゃんと起こることに対して良い意味付けができるから、素敵なんでしょうね。
「あぁ、やっぱり私には行動力がないんだ。
しかも、それは生まれつきで、どうにもならないらしい。がっかり~」
とか、
「あぁ、大きな失敗をしてしまった。なんて自分はダメなんだろう。もう二度としたくない」
という思考からは、何も生まれない。
昨日は実は、集まった方々の素敵さに比べ、自分のしていることを魅力的に語ることもできず、主催者らしいこともできなかった自分に、「やっぱり、こういうの苦手なんだよねぇ。無理してやってはみたけどさ」とやさぐれ状態でもあったのですが、一晩経って、ちょっと復活しました。
苦手なことは、人に頼んだっていい。
できないことには、できない意味がある!
次回の幹事は、そういうのが得意な人に頼む!(笑)
「え」段の名前を持った方に♪
そして私は、隅っこで素敵な言葉を筆記して、にやついて過ごそう~。
それ以外にも素敵な言葉がたくさん
それ以外にも、素敵な言葉や、素敵な気づきはたくさんありました。
★たとえば、補聴器専門店を20年以上経営している宮崎さんは、高齢の方と会うことが多いそうですが、宮崎さんは、
80歳くらいの方に会うと、40・50・60歳で何をしていたかというのは、結構大事なのだと思う。
と言われていました。そんな宮崎さんは今、60歳。独立して15年ほどでありながら、さわとんの起業塾に通い、「20代のやる気に満ちている人と友達になれて、とても嬉しい」と語られていたり、素敵な80歳になるための活動をされているそうです!
★フォトグラファーのまーしーさんは、「人の夢をヒアリングして絵にする」仕事をしている栗原さんに最初「私には夢とかないのだけれど……」と質問されていましたが、自身の自己紹介では、
人の写真を様々な角度やシチュエーションで撮って、“自分にもこんな魅力があったのか”と、自分で自分の外面を好きになってもらえたら、嬉しい。そんな自分の魅力に気づいて喜んでいる人を見ると、私も嬉しくなる。
自分の外見にコンプレックスがある人ほど、燃える。
と語られていて、それに対して、栗原さんが「それこそ、夢ですよ」と言われていたのも印象的でした。
確かに、その夢(すべての人に、自分自身の魅力に気づいてもらいたい、ということですよね)は、「立派なスタジオを持ちたい」というようなものより、分かりやすくはないけれど、その分、素敵な仕事人らしい、北極星になり得る素敵な夢ですよね。
★あと、栗原さんの「人に伝えたいと思ったら、まず一人に伝える意識を持つ。一人に伝わらなければ、みんなには伝わらない」という言葉も素敵でした。
★そして影の主催者(?)カウンセラーであり、逆転発想プロデューサーのさわとんは、ジープ島という無人島からの旅から真っ黒になって帰っていていて、さらに自分自身と繋がり、みんなに「仙人みたいになってる」と言われていました。
多くは語らないけれど、確実な存在感と安心感があるさわとん。
最近、ブログの更新も頻度が落ちているようですが、今のさわとんの魅力を感じるには、本人に会って、あの空気感を味わうしかない、と思います。
★あと、ジャンボさんは、ラジオの声も癒し系ですが、昨日の場でも、一人一人の話に「それはすごい」「なるほど、〇〇ということですね」と、大きく相槌を打ち、合いの手を入れ、さすがでした!
みなさんがあんなに気持ちよく、たくさん話してくださったのは、ジャンボさんのその相槌のお蔭でもあると思います。
ジャンボさんの「聞き上手さ」が存分に発揮されているラジオも聴いてくださいね。Podcastで「ジャンボ」で検索♪
★そして最後に、この交流会のアイディアを最初に出してくださった問題整理の専門家・大谷更生さんは、基本的には物静かで、必要以上には話さない落ち着いた雰囲気の方なのですが、その分、「いざというときに頼りになりそう」感が満載です。
「月刊大谷更生」というメルマガでも、最近、紹介で人をつなげることが増えたと書かれていましたが、私が「〇〇の企画とかあったらいいな、と思うのですけれど、大谷さん、どうですかね?」と訊いたとき、本当にさらりと、「じゃあ、安達さんの〇〇とかいいんじゃない?」と、人のサービスを紹介されたことに、「すごい~」と心から思いました。
詳細を書けないので、上手く伝わったかは分かりませんが……、自分が「〇〇のための企画とか立てられませんか?」ともし訊かれたら、自分の力で、自分ができる精一杯を考えると思うんですよね。
でも、訊かれたときに、これだというものが自分のなかにないなら、「〇〇さんが、こんな素敵なコンテンツを持っているよ」と言えばいいんですよね。
頭では分かっているのですが、こういうことを、当たり前のようにできる人ってすごいな、と。
そんなふうに昨日は、集団の中に普段は1人、2人混ざっているかな、というような「素敵な人」だけが、8人も大集合した、本当に素敵な会でした。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。