このブログの「人気記事」のトップは「自分の心を満たす5つの方法」という記事になっています。
このブログには、「心を満たす」「自分の心を満たす」というキーワードで辿り着いてくださっている方が多いようです。
「心を満たしたい」と思っている人は、きっと、「なんとなく満たされない想い」を感じているのだと思います。
そのはっきりとした原因の分からない「もやもや」や「心の渇き」をどうするか?
以前の記事は半年以上前に書いたものでした。
今回は、そのあとに「素敵な仕事人」から教えてもらったヒントも合わせ、第2弾を書いてみたいと思います。
Contents
★素敵な仕事人から学ぶ、自分の心を満たす5つのヒント
自分の心を満たす5つのヒント その1
自分の心の動きに敏感に、そして素直になってみる
元看護師で、今は個性筆インストラクターの佐藤由美さんはこんなふうに言われました。
自分の心が動くことを、じっくり観察することがまず大事じゃないかな。
心が動くというのは、いい方向にだけではなくて、嫌だな、と感じたというのも。それで、やりたいと思ったらやる。気になったら、動く。
でもピンと来なかったらやらない。
そうやって、やらないことで、スペースが空くから、そこに不思議なご縁が生まれるもの。
小さくてもいいから、やりたいと思ったことをやる。
やりたくないと本音では思っていることは、やらないようにするか、できるだけ後回しにしてみる。
と言われています。
なんとなく心が満たされないのは、きっと自分より周りの人を優先して、自分の感情に蓋をしているからです。
まず、「人」の目や評価などをとっぱらって、自分は本当になにをやりたいのか、何を本当はやりたくないのか、考えてみることは重要です。
自分の心を満たす5つのヒント その2
自分が好きだったことを思い出し、もう一度やってみる。
人の夢をヒアリングし、それを1枚の絵にするサービスをしている夢の空想画家・栗原さんは、こんなことを言われていました。
(具体的な夢がどうしても描けない人がいたら、どうすればいいのですか、という質問に対して)
30歳の人なら、今まで30年間生きてきた自分がいる。
そのなかで何にも興味を持たなかった人なんていない。
なにかしらにときめいたり、好きだったりしたことがあるはずでしょ。
だから、それを思い出してもらうようにしている。たとえば子供の頃はプラモデルを作るのが好きだったという人がいる。
でも、大人になるにつれて、プラモデルを作っても仕事に繋がらないし、何の足しにもならない、くだらない趣味だと思うようになってしまう。
でも、プラモデルを作ることにニーズがないかどうかなんて、やってみなければ分からない。
ヒント「その1」にも共通することですが、誰にでも好きなこと、夢中になれたことはあったはずです。でもそれをやめてしまったのなら、それは、「人の目や評価」を気にした結果のことが多いでしょう。
好きだったことを思い出して、もう一度やってみる。
そこにニーズがあって、仕事に繋がれば幸せですが、そうでなくても、きっと自分の心は満たされるはずです。
「お金にならないから」「時間(やお金)の無駄だから」などと決めつけずに、やりたいことをまずはやってみることは、大切です。
動きはじめれば、何かは必ず変わります。
多分それは、自分の心など内側から。そして内側の変化は、いずれ外側の変化ももたらします。
自分の心を満たす5つのヒント その3
まずは体を変えてみる
ライフワークプロデューサーであり、ジャンボステーションというラジオ局の局長もされているジャンボさん(鈴木憲治さん)のアドバイスは、変化球でした。
よく「いい言葉を使えば、心が変わり、人生も変わる」などと言うけれど、体重が100キロあったときには、自分の体が重いし、嫌いだしで、いい言葉を使ったくらいでは心は変わらなかった。
でも100日かけて体重を10キロ、体脂肪を9%落とし、自分の体が大好きになると、心なんて簡単に変わった。
確かに、「なんかいいことないなぁ」とばかり思っていると、休みの日も家に閉じこもりがちになり、おいしいものを食べたり飲んだりするくらいしか楽しみもなくなり、太っていったりしますよね……。
そうすると体が重くなり、さらに出掛けるのが億劫になって、負のスパイラルにはまりがちです。
そんなときは思い切って、ランニングとか自転車とか、なにかアクティブな趣味を始めてみるのもいいかもしれません。お金があるなら、ライザップに入会するのでも。
運動をする習慣を作ると、ちょっとしたときに行動できる力みたいなものが鍛えられる気がします。運動を続けて、筋力がついたり、体重が落ちたりしたら、なおさら。
そういうふうに体が身軽になれば、心も軽くなり、「その1」で書いたように「ちょっと気になること」をやりやすくもなるのかもしれません。
そういう意味では、「1」と「3」の合わせ技が一番、お薦めかも。
自分の心を満たす5つのヒント その4
もっと自分自身を信用してみる。愛してみる。
ソプラノ歌手の竹林加寿子さんのサイトには、こんな言葉が書かれています。
「自分を愛する」事を少し始めてみただけで、
世界は大きく変化しました。
確かに、インタビューの時に会った加寿子さんは、とても自信に満ち溢れ、きらきらと輝いている方でした。
加寿子さんは自身のインタビュー記事を読んだ後も、「改めて自分が頑張ってきたなということが感じられて、自分で自分をぎゅっと抱きしめてあげたくなった」と言われていました。
でも、昔は「自分なんて……」と思っていたそう。
そんな加寿子さんに、「自分を愛する」ようになれたのは、何がきっかけだったのかを訊いてみました。
以前、「みんな、すごいな」とか「みんな、素敵だな」と思うとき、私は自分のことをその「みんな」のなかに入れて考えてはいなかった。
「みんなはすごい。でも私は……」
「みんなは素敵。でも私は……」
と、「みんな」と距離を取っていた。それに気づいてから、まずは「みんな、すごい」「みんな、素敵」と言ったり思うときに、「みんな」のなかに自分も入っているのだとイメージしてみるということから始めようと思った。
初めはそれに「すごい違和感」を覚えていた加寿子さんですが、慣れてくると自然にそう思えるようになり、自分への信頼感も増してきたといいます。
まずは心の中で、自分を「すごい」や「素敵」なつながりに含まれているとイメージしてみる。
私も加寿子さんの言葉を聞いてから、そのことを意識し始めて、結構これは重要なことなのかもしれないと感じました。
自分の心を満たす5つのヒント その5
仕事でなくても、なんでもいいから、自分が認められることをしてみる。
エレガントスタイルの飯田祥子さんにインタビューで「好きなことを仕事にしたいという人には、どんなアドバイスをしますか?」と訊いたとき、「好きなことはすぐには仕事にならないんじゃないかな。仕事になるのは、得意なこと、人の役に立つことだと思うから」という答えでした。
ただその流れで飯田さんが言われていたのは、こんなことでした。
好きなことを仕事にしたいと言う人の話をよく聞いてみると、問題はそこではないように感じることも多い。
そういう人の多くは、仕事じゃなくて趣味であっても、何か人に認められることができると、それで満足できてしまうように思う。
この回答も、ちょっと変化球ですが、でも、問題の真理をついているように感じました。
心が満たされないときというのは、「そのままの自分が周りから受け入れられていないように感じるとき」なのかもしれません。
それなら、仕事でなくても、なにか趣味として没頭できることにまずは時間を割いて、その趣味や得意なことで、周りとつながることを大切にしてみるのも一つの方法です。
「なんとなく自分の心が満たされていないように感じる」ときは、自分軸ではなく、他人軸で生きているときなのだと思います。
他人軸というのは、「人からの評価」や「世間体」「人の目」を気にして、自分の行動を決めることです。
自分軸で、自分の心に素直に従って生きられれば、心は満たされるはずです。
ただ自分軸で生きるためには、自分にある程度の自信がないといけません。自分らしく生きるということは、結構エネルギーや勇気がいることだからです。
だからこそ、
- 好きなことを、小さなステップからちょっとずつやってみて、“これができたなら、その次”と、ちょっとずつ自信を持って動ける範囲を広げたり
- 体を変えるなど、何かちょっとしたチャレンジをしてみて、それを日々達成している実感を得たり
- 「みんな素敵」という「みんな」に自分も入れてみたり
- 仕事にはならなくても、何か自分らしいことで人から認められる機会を作ってみたり(たとえば、写真を撮るのが好きなら、撮った写真をSNSにアップして「きれい」とコメントをもらうみたいな、小さなことでいいと思うので)
そんな、ちょっとした一歩が大切なのかもしれません。
まずは現実的なスモールステップを踏み出してみませんか?
小さなステップでも、続けているうちに、気づくと結構進んでいるものです。
そして、前に進んで見える景色が変われば、その頃には、心も変わっているはずです。
私もこのブログを始めたことで、そんな「小さなステップを積み重ねること」の威力を肌で感じてきました。
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