インタビュー記事を作るメリット

このブログで紹介している素敵な仕事人も13人になりました。

インタビューをしてきて、私が感じたのは、相手の人の今に至るまでの軌跡や、今大事にしている想いなどを伺うことで、たった1時間程度の会話だけで、昔からの知り合いのような、とても近しい気持ちになれるな、ということです。

そして、インタビューをさせて頂いた方からも、いくつも嬉しい言葉を頂きました。

頂いた言葉から考えると、インタビューを受け、質問に答え、自分のことを客観的な文章でまとめてもらえるということには、非常にメリットがあるようです。

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インタビューを受けてくださった方にもらった感謝の言葉

「素敵な仕事人」の方々からもらった嬉しいコメントはたとえば……

「自分の人生の歩みを話してみて、改めて自分がここまで頑張ってきたなと、自分を慈しむ気持ちになった」

「これから先の人生で、落ち込んだときに読み直すと、元気がもらえそうな記事になっていると思った」

「自分が普段考えていることを形にしてもらって、改めて人に伝えることができたのは大きかった」

「質問に答えていくうちに、自分でも思いがけない言葉が出て、あぁ、自分はこんなことを考えていたのかという発見があった」

「自分が話したいことをたくさん話せて、楽しかった」

「思考が整理され、自分の今までの人生に何か一区切りついた気がした」

「自分の生きてきた振り返りがちゃんと出来て、心が満たされた」

「自分の分身みたいな、自分の知り合いに紹介したくなる内容になっている」

などなど。

あと、インタビューさせて頂いた人は、ほとんど、誰かからの紹介なのですが、紹介してくださった方が、紹介した相手の記事を読むと、

「長い付き合いなのに、知らなかったところが必ずある」

「さらに〇〇さんのことを知ることができて、もっと親しみが湧いた」

という気持ちも抱くそうです。

話を聴いてもらえるのは、誰でも嬉しい

少し前、阿川佐和子さんの「聞く力」という本がベストセラーになりましたが、その本のなかには、こんなことが書かれていました。

跡継ぎもなく、消滅する一方の森の仕事を若い人に伝えようと、高校生に「森の名人」にインタビューをさせるという企画があったそうです。

でも、そのインタビューから多くを得たのは、聞いた若者よりも話をした「森の名人」だったと。

そして、「森の名人」の言葉が紹介されています。

最初、こんな孫みたいな若い高校生に、何を話せばいいんだか、何の役に立つんだか、わかんねかったけど、会って質問されているうちに、うれしくなっちゃってね。だって、家族も知り合いも、誰も自分の仕事のことなんかに興味持ってくれないからね。こんなに自分の話、長くしたことねえもんな。

私がこのブログでインタビューをさせてもらっているのは、自分の活躍する場を持ち、生き生きと働いている方々ですが、それでも、「話を聴いてもらえるのは嬉しい」と言われ、「それをまとめて、他の人にも発信できる形にまとめてもらえるなんて、とてもいい機会だった」と喜んでくださいます。

何か秀でた才能を持ち、その分野で活躍している方のすべてが、必ずしも自分のことを文章にまとめて、発信するのが上手なわけではありません。

でもそういう、文章での発信が苦手な方であっても、訊いてみると、やっぱり人と違う、キラリと光る想いや考えを持っているんですよね。

そういう想いを文章にして、広く発信できるというのは、しあわせなことだなと思いますし、これから、もっと多くの人の魅力を発信するお手伝いをしていかれたら、と思います。

 

インタビューでは、きらりと光る想いを掘り起こせる

私はときどきカフェに長居してパソコン作業をしているのですが、小心者なので、大抵はスタバにいます(長居していい雰囲気が一番ある気がするので。ま、wifiがあるのも大きいですが)。

でも「長居 カフェ」で以前検索してみたところ、こんなブログの記事に辿り着きました。

カフェモヤウ「長居をされる方へ」
http://www.cafe-moyau.com/13-2/

それは、「長居して、すみません」というお客さんに面と向かっては伝えられないけれど、本当はとても感謝しているのだ、という内容。

限られた時間の中の小さくない割合をうちで過ごすことに割くという選択をしてくださることがうれしくありがたくて仕方がないということです。

滞在時間の長さが心地のよさに比例しているんじゃないか、長ければ長いほど、カフェモヤウという場所を気に入ってくださったわかりやすい証左となるんじゃないか、愛してくれたっぽくてなんかもう幸せです、という感じです。

とっても素敵な言葉ですよね。

岡山県のカフェなので、残念ながら、私はなかなか行く機会はなさそうですが……、でも、近くにあったら、行きたくなります。

この店長さんは、かなり長文のブログを書ける方なので、こうやって想いを伝えられていますが、この方があまり文章を書くのが得意でなかったら、こんな素敵な想いも、心に秘められたまま、誰にも気づかれないのです。

勿体ない!

私はそういう想いや考えを発掘して、多くの人に届けられたら、しあわせだなぁと、最近本当によく思います。

どんな人の心にある「素敵な想い」が形になるのがインタビュー

素敵な想いを心に持っているというのは、「素敵な仕事人」だけに限った話ではなく、誰にでもあてはまるとも思うんですよね。

そんなに今の仕事が好きじゃないという人でも、なぜ辞めないのか、しっかり聞いていけば、「実は、この仕事の、こんな部分は好き」というのが、きっとあるはずです。

でも、忙しさにまぎれて、それを自分でも忘れてしまったり、敢えて口にする機会もないから、周りに気づいてもらえず、せっかく光っているものも、埋もれて見えなくなってしまったりしているのかもしれない。

そう言う意味では、本当は、フリーの人だけでなくて、会社員の人の話も聴いてもいいですよね(「素敵な仕事人」インタビューは、私が平日の昼間を中心に動いているのと、やっぱり何か宣伝するものがないと、インタビューを受ける人にメリットがないということもあり、今はフリーの人中心になっていますが)。

今、ぼんやり思っているのは、社内報に載せるインタビューを書く仕事とか受けられたら、面白いかもな、ということ。

話す人は、話すことで、自分の仕事に対する想いに気づき、それを読んだ同僚は、他の人の仕事に対する想いに共鳴したり、刺激されたりする。……そんなことができても、素敵だなぁ、と。

※もしそんなニーズがありましたら、お問い合わせください!

その人の印象をがらりと変える一言

ところで、先日、丸の内のスタバで一人でランチをしていたら、おじさん二人がサッカーについて話をしていました。そのなかで、一人のおじさんが、こう言いました。

俺、本田って生意気そうだし、嫌いだったんだよな。でも、ある記事で読んだ一言で、一気にファンになっちゃって、今は応援している。

その一言というのは、不快な感情を感じたら、逃げずに、その感情を味わい尽くすようにしている、というような言葉だったそうですが、そんなふうに、ある人の特定の人に対する見方をがらりと変えてしまうような言葉を切り取れたら、すごいですよね。

インタビュー記事が出回っている有名人の場合、なかなか「はっとするような言葉」を切り取るのは難しいでしょう。

でも、一般の人のなかには、絶対に、照明が当てられていない、きらりと光る、「はっとする言葉」が眠っているはずです。

私は、そんな言葉を、できるだけたくさん、掘り当てて、光に当てたい。
最近、そんなことを思います。

補足

ということで、ぜひ、素敵な仕事人インタビューをお読みいただけたら嬉しいです!!

素敵な仕事人の定義と一覧

遊部香にインタビューされたいという方は、ぜひ、こちらのページをお読みいただけたら!

インタビュー記事作成します!

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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