しあわせに自分らしく働くヒント【1】 進化し続ける。ジグザグに。

進化し続ける

まだ「素敵な仕事人」のインタビュー記事は9本なのですが、それでも「素敵な仕事人(起業家)」ってどんな人なのだろうと考えながら記事を書いたり、本や新聞などを見ているうちに、ちょっとずつ見えてきたことがあります。

もっとインタビューを進めていくと、考えが変わってくることもあるのかもしれませんが、気づいた時に気づいたことを、「しあわせに自分らしく働くヒント」として、ちょっとずつまとめていこうかな、と思います。

ということで、しあわせに自分らしく働くヒント第一弾は……
タイトル通り「進化し続ける」こと。それもジグザグに!


ビジネスを成功させるために、多くの人がやっていること

私はこのブログを趣味で始める前、仕事で「成功者」に対するインタビューなどをしていたこともありましたし、新卒で入った会社でも、以前勤めていた会社でも、新しい企画を立て、それを回すような部署にいました。

それで、自分なりに「成功」に向けたある種のイメージを持っていました。

それは、

  • まずは何が当たるか分からないから、色々試してみる。
    たとえば、蜂が蜜のある場所を見つけるために、まずは四方に飛び散るみたいなイメージ。
  • 蜜を見つけたら、蜜がある限りはそこに飛び続け、蜜をできる限り集める。
  • それと同時に、次の蜜のありかを探す努力も欠かさない。
    (蜜はいずれなくなる=お客さんに飽きられる。必要な人に商品が行き渡って売れなくなる。他の集団に取られるかもしれない)

で、まぁ、いい蜜が見つけられた場合は、なくなるまでそれを集め続けられれば、「蓄え」になり、それをコンスタントに続けれれば、事業や会社は発展するわけです。

ビジネスというのは、突き詰めていけば、「効率」なのだと思います。

どれだけ少ない時間とお金の投資で、どれだけの見返りがあるか。

たとえば100種類の仕事を1人ずつから受けたら、100の手間ですが、1種類の仕事を100人から受けられたら、手間は「100」ではなく、「1」とは言いませんが「10」とか「5」とかになるのです。

そうやって効率を求めていくなかでは、

「上手くいっていることは、変えずに続ける。
 上手くいかなかったことは、やめるか、やり方を変える」

という必要があります。

そういう「王道」の道を否定する気は全然ありません。

ビジネスで稼ぐためには、絶対、その方がいいのですから。

しあわせに自分らしく働く「素敵な仕事人」の進化はジグザグ

でも、たとえばカウンセラーのさわとんなどは、以前は「うつ専門カウンセラー」という日本でただ一人の存在で、自身もうつ病からの生還者だったこともあり、NHKに何度も呼ばれたり、自治体からたくさん講演会を頼まれたりしていました。

つまり、「うつ専門カウンセラー」の仕事は成功し、しかも他にライバルもいないので、蜜がまだまだなくなる気配もなく、むしろ毎年補充されるくらいの勢いで(心を病む人は増えていますからね)、変える必要などありませんでした。

でも、急に

さわとん
「うつ専門カウンセラー」を名乗るのは辞めました。

と、あっさり辞めてしまうのです。

そのことを、さわとん自身もブログで書かれています。
→ メディア受けも良かった「うつ専門カウンセラー」をなぜ手放したのか
http://ameblo.jp/sawaton/entry-12164200778.html

この選択、「ビジネスでの成功」という観点からは、ちょっとあり得ません。稼ぎを考えたら「勿体ない」からです。

でも、「なんか違う。せっかく独立して仕事をしているのに、自分のしたい仕事と、稼げる仕事が違う気がする」と思うなら、辞めてしまってもいいわけです。

そうやって、「違う」と思ったことを辞めることができるから、さわとんは楽しく生き、楽しく働いているように見え、私も「この人こそ、素敵な仕事人だ!」と思ったのでしょう。

また、カメラマンのまーしーさんに「好きな人を仕事にしないほうがいいって言いますけど……」と訊いたときの答えも、非常にさっぱりしていました。

遊部香
好きなことを仕事にすると、お客さんからの要望で、少しずつ自分の想いとは違う方向でやらなくてはいけなくなってしまうこともあるだろうし、それが積もり積もると、趣味でやっていた方が良かった、となるんじゃないですかね?

という私の言葉に、まーしーさんは一言、

まーしー
じゃあ、違っちゃったら、その仕事は断るってことじゃない?

まーしーさんは、自分の思った道を進むために、それ以外を断るという意味で言われたので、この言葉は、「ジグザグな進化」というのとは違いますが、でも、「カメラ」に行きつくまでは、まーしーさんも様々なことをして、今、その融合としてカメラがあるのだとも話されていました。

ソプラノ歌手の竹林加寿子さんも

加寿子さん
いつも違うものを見せられる自分でいたいと思っている。
このあいだはこんなことをやっていたのに、今度はこんなことをやっちゃうんだって。
そんな多面的な人間でありたいなと思う。

と言われていましたし。

上司に言われて違和感があった言葉

そんなことを考えていて、ふと思い出したことがあります。

それは、学習塾を運営していた会社に勤めていた頃のことです。私は新規事業開発の仕事をしながら、夕方は実際に授業を持ち、小学生に国語や算数などを教えていました。

そんなとき、結構好きだった三鷹教室の室長に言われました。

「池田さん(私の旧姓)は、なんでも無難にこなしてくれるから、ありがたいよ」

その先生のことは好きだったし、この言葉は多分、ただの言葉のあやで、室長にとっては褒め言葉だったのだと思います。

でも、まだ23歳だった私の心に、「無難にこなすかぁ……」と、なぜかひっかかりました。

それから3年ほど経ち、ちょっと納得いかない異動があったり、経営陣が変わって塾の方針自体が変わってしまったりで、私はぼんやりと、そろそろこの仕事を辞めたいな、と思っていました。

そのことを本八幡教室の室長にほのめかしたところ、こう言われました(私は本八幡教室の所属になって1年目でした)。

「最初は慣れない仕事は大変だと思うけれど、年々慣れていって、楽にこなせるようになってくるから」

本八幡の室長は、あくまで私のことを思って、励ますつもりで言ってくれたのだと分かったのですが、私はこの言葉を聞いたとき、やめたいという思いを強くしました。

毎日に慣れていくのも、仕事をただ「こなす」ようになる未来も嫌だ……。

 

学生時代、社会人になってすでに10年くらい経った30歳くらいの人に言われました。

「仕事は、多分、最初の3年くらいは楽しいよ」と。

実際、新卒で勤めてみて、まさにそうでした。

でもなんで3年したら楽しくなくなったのか?

それは自分自身に「曲がる」選択肢が見えていなかったからじゃないかと、今になって思います。

入社2,3年目の頃、三鷹の室長に

「新しい事業で毎月フリーペーパーみたいな、新聞みたいなものを創れないかと考えているんだ。文章書くの好きなんだったら、実現したら、手伝ってよ」

と言われたとき、ものすごく心がときめいたのを覚えています。

ただ、その計画は、経営陣が変わったためか、とん挫してしまいました。

今は分かります。

遊部香
当時の自分は、誰かが自分の道を曲げて、新しい世界を見せてくれるのを待っていたからダメだったんだ。

3年もしたら、人間、同じことを続けているだけでは飽きる。

そんなとき、自ら曲がる勇気を持たないと。

そんなことを、素敵な仕事人たちの生き様から、最近、感じました。

 

まとめ:しあわせに自分らしく働くためには、過去ではなく、「今の自分」に合った仕事を大切にしよう

今の仕事を辞めるとか、ものすごく大きな変化じゃなくてもいいので、「なんとなく毎日が単調だ」と思ったら、何かをちょっとだけ変えてみて、曲がった先の景色を見てみませんか?

あなたがもう起業しているのなら、自分にもう合わなくなった仕事は少しずつ手放して、今の自分にもっとぴったりの仕事に着替えませんか?

起業は「自分」との対話が大事です。お客様も大切ですが、お客様に目を取られすぎていると、自分が進むべき道を見失うこともあります。定期的に、「今している仕事は、今の自分に合っているだろうか」と問う時間は大切にしたいですね。

しあわせに自分らしく働くヒント【2】に続く……

上で紹介した方のインタビュー記事はこちら

自分で自分の場所を作る:ソプラノ歌手 竹林加寿子さん

2016.06.29

職業のイメージから自由でいる:フォトグラファー まーしーさん

2016.05.30

一番大事なのは、自分で自分をハグすること:カウンセラー さわとん

2015.12.11

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表
インタビューライター


千葉県市川市を拠点に「インタビュー記事作成」「WEB文章設計・ライティング」などをしております。

が、このブログは8割がた趣味で運営しています(笑)

自分自身が多くの本やブログ、メルマガから「しあわせに生き、しあわせに働くヒント」をもらったように、自分もその知識と経験、文章力で、誰かの今日と未来を輝かせるためのお手伝いができたら嬉しいなと思っています。

文章を書くのが仕事であり、趣味。純粋な趣味として、花や風景の写真を撮っています。

写真と「しあわせに生き、しあわせに働くヒント」になる文章を合わせた本をいつか出版したいな、と思っています。

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