職業のイメージから自由でいる:フォトグラファー まーしーさん

まーしー

今日は素敵な仕事人として、彩開フォトグラファー・真島由佳里(まーしー)さんを紹介したいと思います。

フォトグラファーやカメラマンというと、私のなかでは、「照明機材など重たいものを車で運んで、セッティングして、難しい顔をしながら、少しずつピントや露出を調整して精度の高い写真を撮る人」とか、「未開の地に行き、ライオンに襲われる危険と隣り合わせのなかで、一瞬のタイミングを狙って息をひそめる人」とか……そんなイメージでした。

どちらにしても、ごっつい男の人が、重たいカメラを持って、眉間に皺を寄せて、頑張っている感じ。

……と、私の「フォトグラファー」「カメラマン」のイメージが偏りすぎていたのかもしれませんが、まーしーさんは、そんな私の「フォトグラファー」のイメージをがらりと変えてくれた、とても自然体で、柔らかい雰囲気の女性です。

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職業名の枠にはまらない、オンリーワンな存在

先に書いたイメージは大袈裟だとしても、私は大学時代、写真のサークルに所属し、カメラマンとして会社に就職した先輩も見てきましたし、大学卒業後、写真の学校に通い、プロのカメラマンからライティングなども学び、それなりに「カメラマン」の像を持っていました。

でも、5年ほど前に一眼レフカメラを初めて手にしたというまーしーさんは、そういう「カメラマン」の像からは、完全に自由でした。色々なことを、まず頭で「こうあるべき」と考えてから行動してしまう私にとって、まずそれが、非常に衝撃的でした。

なんというか、まーしーさんは、オリジナルであり、オンリーワンの存在で、「フォトグラファー」とか「カメラマン」とか「写真家」とかそういう枠に入れる必要がないような仕事をしていました。

写真を仕事にし始めたのも、

最初はi phoneで写真を撮って、それをSNSなどにアップしていたら、”まーしーの写真、いいね”と言ってくれる人が多かった。それでなんとなく写真に興味を持ち始めたら、旦那がクリスマスプレゼントに一眼レフをプレゼントしてくれた。

カメラをいじりはじめたら楽しくて、はじめは、”ランチ代出すから、写真撮ってよ”という友達の頼みを聞いて回っていた。でも、そうしているうちに、頼まれて撮るなら、きちんと想いをこめて撮りたい。想いをこめて撮るなら、少しはお金をもらって、仕事としてきちんとやりたい、という想いが湧いてきた。

という流れだったそう。

まーしーさんは「つまり、見切り発車だったから、走りながら、色々考えている感じ」と謙遜がちに言われていましたが、

「やりたいことをやる。それをいいと言ってくれる人、必要としてくれる人がいるから続ける」

というのは、理想的な仕事の始め方であり、本来、仕事とはそういうものじゃないのかと感じました。

「自分らしいかどうか」を大切にしている

で、まーしーさんの活動のどこがオリジナルで、オンリーワンな感じがするのかというと、まーしーさんがご自身のサービスの入り口として設定されている「魅力発見コース」のことを紹介させてもらうと分かりやすいかと思います。

魅力発見コースというのは、「海辺にある公園を1時間半ほどかけて散歩し、海や森など、まーしーさんお薦めのスポットで様々な写真を撮る」というもの。

この公園があるのは、まーしーさんが住んでいるところのすぐそばです。そして、自然の中なので、重たいライティング機材を持ち運ばなくても、自然光が十分降り注いでくれているのです。
(私が撮影を頼んだときは、あいにくの雨だったのですが、雨の場合も、外からの光が柔らかく差し込む、花の美術館というところに連れて行ってくれます!)

まーしーさんは、今、小学校6年生と3年生のお子さんの子育て中。
つまり、そんなに長く、仕事の時間は取れません。
だから、自分の家のすぐそばで撮影できるというのは、大きなメリットなのです。

移動の時間がかからないので、その分、料金は安くできる。
だから、撮影をお願いする人にとってもメリットです。

また、本当に様々な場所で、色々な表情やポーズの写真を撮ってくださるので、「私ってこんな表情をするんだ」「こんな魅力もあるんだな」と発見できます。

つまり、きちんとwin-winの関係になっている。

でも、「カメラマンとはこういうふうに仕事をするもの」という固定観念があったら、決して思いつけない仕事のスタイルだと思います。

まーしーさんは、「自分らしいかどうか」をいつも心に置いて仕事をしていると話されていましたが、人に合わせるのではなく、「自分らしさ」をきっちり形にし、それを発信しているからこそ、まーしーさんに合うお客さんが向こうからやってきてくれるのですね。

フリーでの仕事の創り方を、まーしーさんの話から、私もとても学んだ気がします。

まーしーさんの撮影の魅力

ただ、まーしーさんの撮影の魅力は、そういう自然のなかで様々な角度から撮ってくれるということだけではありません。

撮影の前に、しっかりとヒアリングをしてくれます。
たとえば、「何に使いたい写真なのか?」「見る人に、自分をどんな人だと伝えたいのか?」など。

そして、撮影のときに何て呼んでほしいかも訊かれます。
それは、「友達に撮ってもらっているというふうに感じて欲しい」からだとか。

また、まーしーさんはカラーセラピーなどの勉強もされていて、色についても詳しく、どんな色や雰囲気の服が合うかもアドバイスしてくれます。

私は紺色のカーディガンを着ていき、ベージュのジャケットと、紺のストール、ピンクのストールを持って行ったのですが、ジャケットは「ちょっと顔映りが良くない」と却下。(もちろん、「仕事用にカチッとした雰囲気の写真が必要だから、ジャケットで撮って欲しい」と頼めば撮ってくれますが、そのときは、複数のジャケットを持って行くといいかもしれません)

また、「自分は右からの方が、左から撮られるよりいい」など要望を言われる方もいるようですが、まーしーさん曰く、「自分で思っている自分と、人から見えている自分は違うもの。だから、柔軟に色々な角度や様々な表情、シーンで撮らせてもらう」と。

柔らかい雰囲気で終始撮ってくれながらも、必要なところは、びしっとアドバイスしてくれるところも、まーしーさんに頼むメリットです。

ちなみに私のプロフィール写真 before/after!

<このブログに載せていたプロフィール写真>
Before
asobe3

after

遊部香

「before」は、社労士や、社労士ライターとしての仕事の際にプロフィール写真としてもよく使っていた、かちっとした感じの写真ですが、「ちゃんと話を聴いて、文章を書きますよ」という感じの写真がいいとお願いしたら、「after」の写真になりました。

まーしーさんいわく、個人で仕事をする人は「この人に会ってみたい」と思わせるのがまず大事、と。確かにそうですね。

そして、「after」の写真の方が、会ってみたくなりませんか?(自分で言うのもなんですが(笑))

<facebookのプロフィール写真>
before
berore

after

遊部香

beforeの写真は5年ほど前に撮ったものなのですが、afterの写真の方が若く見えます(笑)

マーシーさんには、「香さんは目が大きくてきれいだから、そこを生かした写真にしないともったいないよ」とのこと。確かに、元の写真は、目が隠れています……。

写真でこんな伝わるものって、変わるんですよね。すごい!!

人と向き合う仕事をする人に大切なこと

また、様々なセラピーの勉強をしてきた経験があるまーしーさん曰く、写真を撮られることには、セラピー効果もあるのだとか。

それは、写真を撮られているときにも「いい、その表情」などたくさんほめ言葉を掛けてもらうし、その写真をたとえばfacebookなどにアップしたときに、「素敵な写真!」などとプラスのコメントをもらえることで、自己肯定感が上がるからだとか。

確かにそうですね。
写真を撮ってもらっているあいだは、しっかり自分を見てもらっているという、包まれ感があり、温かい気持ちになりました。

人と話しながらも、スマホをいじる人が増えている現代、「しっかり自分だけを見てもらえる時間」というのを経験するのも、すごい癒しなのかもしれません。

でもそれは、誰でもいいのではなくて、やはり、セラピーの勉強をし、自分自身が生活も仕事も楽しんでいる、自然体のまーしーさん相手だから、より感じられるのだと思います。

そういう意味で、本当、セラピストはもちろん、こういう人と向き合うカメラマンも、そして私のようなライターでも、「自分自身がまず日々も仕事も楽しんで、その幸せを分けて配るために仕事をしています」みたいなところ、大事なのかもしれません。

好きなことを「仕事」にしても好きでい続けるために

そんなふうにまーしーさんは、迷うことなく、「やりたいことを仕事にして、毎日楽しく仕事をしている」と言い切れる、素敵な仕事人です。

そんなまーしーさんに、
「よく、好きなことは仕事にしないほうがいいと言われるけれど……」
と訊いてみました。

するとまーしーさんは、
「好きだから、毎日やれるし、疲れない。なんで、好きなことを仕事にしないほうがいいの?」
と。逆に質問されてしまいました。

「いや……、好きなことを仕事にすると、お客さんからの要望で、少しずつ自分の想いとは違う方向でやらなくてはいけなくなってしまうこともあるだろうし、それが積もり積もると、趣味でやっていた方が良かった、となるんじゃないですかね?」

と、私の方は、最初に訊いてみたのに、しどろもどろ(笑)
するとまーしーさんは、

「じゃあ、違っちゃったら、その仕事は断るってことじゃない?」

なるほど。

ただ、まーしーさんは今のところ、”自分のやりたい方向性とは違うから、来た仕事を断る”ということはしていないそう。

それは、「自分の想いをきちんと”設定”して、それを”発信”していれば、そんなにずれた依頼は来ないから」だそう。

確かに、その通りですね。

ただ、「こんな仕事できるかな」という仕事の依頼はあるそうです。
そういうときは、「とりあえず、1度受けてみる。それで、違うなと思ったら、次からはやらなければいい」と。

以前、社労士の桑原先生はインタビューで、「(好きなことを仕事にするためには)目の前にきたチャンスを逃さず、一生懸命にやっていると、またやりたいと思える仕事に出会えることがある。そういう仕事をまた、やればいい」と言われていましたが、少し似ていますね。

やはり「素敵な仕事人」には、考え方や生き方に共通点がありそうです。

写真にはそのときのエネルギーが載る

そんなふうに、まーしーさんは、たくさん素敵な言葉を伝えてくださり、素敵な仕事自体も見せてくださいました。

まーしーさんは、必要であればお客さんのお店や仕事現場に出向いて、本人や商品やサービスの写真も撮りますが、とりあえず自分の魅力が伝わる写真を撮ってもらいたいということでしたら、先ほども書いた「魅力発見コース」がお薦めです。

1時間半も写真を撮ってくれて、値段はとってもリーズナブル。
しかもきちんと、思った通り、いや、思った以上の成果物をもらえますから。

そんなリーズナブルな価格にしているのは、「写真を身近に感じてもらいたいから。写真には、その時のエネルギーも載るものだと思う。季節に応じて、背景も変わるし、一回撮って終わりでなくて、季節ごとに写真を着替えるように来てもらえたらいいなと思っている」からだそう。
私も、是非また違う季節に撮ってもらいたいなと思いました。

自分の魅力を写真で伝えたい個人事業主、経営者の方はもちろん、facebookの写真をもっと素敵にしたい、心満たされる体験をしたいという方にもお勧めの「彩開フォト」。
最近、まーしーさんは高齢の方の「遺影用」の写真の撮影にも力を入れているとか。
ご高齢のご両親と今のうちに「家族の時間」を写しておいてもらうというのもお勧めです。

まーしーさんの写真の魅力を感じるために、まずはホームページをご覧くださいね!
→ 彩開フォトのページへ

写真撮影だけではなく、パステルアートの教室も開かれていますので、そちらもお勧めです。

◆是非、他の素敵な仕事人インタビューもお読みください!
素敵な仕事人の定義と一覧

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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>> メインサイト「凪」



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