ホセ・ムヒカ前大統領から学ぶ「自分の領分」

先月、「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれた、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日され、話題になりました。

ムヒカ氏は、大統領の期間も公邸には住まず、自身の農場で暮らし、出張公務費も自ら払い、収入の9割を寄付しているため生活費は1000ドルほど(約10万円)で、国民平均より収入が少なかったとか。

しかし、ムヒカ氏は、自分は「貧乏な人」ではないと言います。

なぜならムヒカ氏の考える「貧乏な人」の定義はこうだからです。

貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。

そして、こんな名言も残しています。

一番大きな貧困は孤独だ。

年収何万円あったら、自由に生きられるのか?

ムヒカ前大統領に関する書籍は日本でも多く出版されており、それらを読むと、今は確固たる信念に基づいて、ぶれずに生きているように見える氏も、若いころには醜い政争に巻き込まれたり、様々な経験をしてきたようです。

私はまだそれらの本を読めていないので、ムヒカ氏に対して語るのはこれくらいにしておきますが、日本人もそろそろ本当の豊かさに目覚め、あくなき成長・発展を追い求めることから降りてもいいのかもしれないとは、感じます。

以前、このブログでも「プロブロガー」として有名なイケダハヤトさんのことを紹介しましたが、イケダハヤトさんは、今はネットが発達し、無料で中古のものをやり取りできる場もあるし、年収150万円あれば、自由に生きていかれる、と言われています。

イケダさん自身は、ブログから年収150万円以上は稼いではいるようですが、でも、都心でひたすら上を目指す生活から下り、今はブログのタイトルも、「まだ東京で消耗しているの?」というものに変えて、田舎で暮らしているようです。

 

ハードルを下げれば、可能性は広がる

このブログは、好きなことを仕事にして生きている「素敵な仕事人」を紹介するものですが、「仕事」にしようと思うと、どうしても「お金」の問題は付きまといます。

でも、年収2000万円を目指すのか、150万円でいいのかで、可能性はまったく違ってきますよね。

最近、子供の貧困の問題も新聞・テレビでクローズアップされています。確かに「3歳の子供が食べるものがなく、やむを得ず万引きをした」などというニュースには、ただ心が痛みます。

でも、毎月10万円以上も塾や習い事の月謝として支払うのが、子供のためだと思う親の育て方も、また、偏っているように感じます。

ルソーも言っています。

子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、なにか?(略)
それはいつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ。

たくさんのお金がないと子どもがまともに育たない、と考えるのは、もしかしたら、子どもの生きていく力を信用できていないということかもしれない。

そして、安定してある程度の給料が得られる仕事を手放してはいけないと思うのは、今と未来の自分を信用できていないからなのかもしれない。

もちろん、急に仕事を辞めて、やりたいことをやったらいい、と言うわけではないですけれど、「月●万円はないと」「年収は●万円以上じゃないと」と思うその額を、たまには疑ってみてもいいかもしれませんね。

無理に節約しようとすると、ストレスから余計な出費を増やしてしまいそうですが……、自分の心が満たされると、必要な「物」は減り、案外お金のかからない、シンプルな生活ができあがるような気がします。

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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