一昨日、昨日で作業をして、ブログのデザインを一新しました。
……というのが、表向きの話ですが、なぜデザインがガラッと変わったかというと、今まではブログを「Movable Type」というシステムで作っていたのですが、今、主流の「wordpress」に乗り換えたのです。
そうすると自動的に配布されているテンプレートも異なり、デザインのカスタマイズを自在にできるほどWEBの知識がない私は、「wordpress」のテンプレートにそのまま乗り換え、がらりと見た目が変わった、という次第です。
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「Movable Type」との決別を決意
私が初めて「Movable Type」を使ったのは、平成19年に社労士事務所を開業し、そのサイトを作ったときだったかと思います。そのあと、趣味のサイト(小説の感想・写真・日常の出来事を書いているもの。もう数年、更新していませんが……)にも導入しました。
当時は、ブログを自分で作るなら(アメブロとか外部のブログサービスを使うのではなく、自分のサーバーに位置から設置するなら)「Movable Type」というのが主流でしたが、数年前から「wordpress」が台頭してきて、あれよあれよという間に、「Movable Type」を追い抜いた感じですね。
このブログを立ち上げた去年7月には、それでも、大型書店に行けば、「Movable Type」の本が並べられ、さくらインターネット(私がサーバーを借りているところ)では「ブログのクイックインストール」サービスで、「Movable Type」と「wordpress」が選べるようになっていました。
が、今はもう、神保町の三省堂で1冊も「Movable Type」の本が見つけられなくなり、さくらインターネットからも「Movable Type」の文字が消えました。
それでもう、私も思い切って、「Movable Type」と決別する決意を決めました。
結論。「もっと早くwordpressにしておけば良かった」
結果としては、良かったですね。
やはり、こういう業界ではシェア1位と2位の差は歴然としています。
「Movable Type」でも「wordpress」でも、私のような素人はデザインのテンプレートをどこかから探して来て、それをインストールして、基本のデザインは決めます。そして、そのテンプレートに、「プラグイン」という付属サービスのようなものをどんどん追加していって作ります。
「プラグイン」というのは、たとえば、「問い合わせフォームを作る」ものであったり、「関連記事を記事の下に並べる」というものであったりします。
つまり、一からプログラムを書ける技量がない人間には、どれだけ無料(か安い)テンプレートやプラグインがネット上にあるか、というのが重要なのです。
そのテンプレートやプラグインの数が、シェア1位の「wordpress」とシェア2位(多分)の「Movable Type」では、今は恐ろしく差が開いているように思います。
「Movable Type」のときには、関連する記事を表示するだけでも、ネット上を色々さがし、プログラムの記述を見つけ、試行錯誤で挿入する感じでしたが、「wordpress」ではプラグインひとつインストールして、チェックボックスでデザインなど選択すれば、あっという間に終わりです。
しかも関連する記事を表示するプラグインは1つではなく、何種類もあって、選びたい放題、という感じ。
こんなことなら、もっと早く「wordpress」にしておけば良かったと思う次第です。
自分が変な「執着」を持っていないか疑ってみる
でも、意外とこういうことって、ありますよね。
私は、去年の7月にサイトを作る時点で、「自分はMovable Typeの方が分かるから、そっちのほうがいいな」と安易に決めたのが原因で、カスタマイズに四苦八苦しました。
知り合いからは「iphoneで見ると、表示がおかしいよ」と言われたり、「タイトルが変な所で改行されているよ」など色々指摘を頂いたのですが、それさえ直せず……。
ま、つまり私の「Movable Typeの方が分かる」という「分かる」なんて、配布されているテンプレートの一部分だけをいじれるという程度の知識と、いじったことがあるという些細な経験なわけです。
でも、それだけなのに、変に「執着」していた。
何かうまく流れていかないなというときには、自分の「執着」が邪魔をしていることってよくあるように思います。
ちょっとこだわりを捨てて、視野を広げて見ると、もっと楽な選択肢があって、それが結果として良い方向につながっていくかもしれない。
そんな「可能性」については、常に考えていたいなと思いました。今回、改めて。
何を一番優先しなくてはいけないのか、意識できる環境を整える
そして今回、「wordpress」に変えるにあたり、たーくさんの無料&1万円以下のテンプレートを検討し、結果、「バズ部」というサイトが無料で提供してくれているテンプレートを使うことにしました。
「バズ部」の「バズ」は、「バズる」から来ているものと思われます(違うかも?)。
私は恥ずかしながら、最近まで知らなかったのですが、ネット上で記事が数多く拡散されることを「バズる」というのだそうです。
で、そんな「バズ部」が作ったテンプレートですので、これは、「SEO対策をしっかりして、アクセスを増やす」ことを1番の目的に作られているもののようです。
つまり、「見た目」はある意味、無視。余計な装飾などはせず、「中身で勝負」という感じでしょうか。
そのため、記事を投稿する管理画面には、バズ部オリジナルの、チェックリストのようなものもついています。たとえば、「タイトルにキーワードが含まれている」「タイトルでベネフィットが伝わっている」「タイトルは32文字以内になっている」などなど。
「書き出しで問題提起をしている」「書き出しで解決策を提示している」「解決策の根拠を提示している」など、こんなこともSEO対策なんですかね?
ま、今日の記事は少なくとも、後ろ3つの項目では「×」な感じですね……。
ということで、あまりここにこだわりすぎずにやっていきたいと思いますが、でも、自分が何のためにこのブログを書いているのかを、きちんと日々意識しておくのは大切だなと思います。
たとえば、「今、人生に躓いたり、迷ったりしている人に、何かしらヒントになることを伝えられたら」と思っているのだ、とか。
そういうふうに、自分が今、何を一番優先しなくてはいけないのか、意識できる環境がまた一つ整ったという意味では、このテンプレートは良かったなと思います。
本来の目的に直結しないことは、後回しにする
また、さきほど、「見た目はある意味、無視」しているテンプレートだと書きましたが、あまりに殺伐としているタイトル部分に色つきの背景画像を入れたいという想いさえ、私の知識では叶いませんでした……。
でも、それで気づきました。
そんなところに気を遣って、時間を使って直したとしても、それは私が「伝えたい人に伝えたいことを伝える」ために何か役に立つのだろうか、と。
趣味として、見た目にこだわってみてもいいとは思いますが、でも本来の目的に直結しないことは、後回しにすることも大切ですね。
人より目立つ何かを持ちたかったら、すべてを平均程度にこなしていたらいけないのです。時間はみんな平等に1日24時間なのですから。
そんなことも考えた、この数日でした。
しばらくは真面目に、過去の記事のタイトルやメタ記述(通常見えないけれど、検索エンジンのロボットなどが見ている部分)をいじって、もうちょっとアクセスを増やす努力でも、コツコツしてみようかなと思います。
そして、ともかく、良質な記事を書く!
ということで、デザインを一新したこのブログを、引き続き、よろしくお願いします。