自分の軸が見えてくると、必要なものは減る

必要な物は少ない

最近は、最小限の物で暮らそうという「ミニマリスト」の考え方が少しはやっています。

その前は、「断捨離」の大ブームと、こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」の大ベストセラー化などもありました。

「収納に凝るより、まずはいらないものを捨てる。そうすれば、収納の工夫などしなくても、案外物は家の中に納まるもの」という考え方、私は好きです。

 

Contents

物が増えていく!

私自身は、引っ越しの多い家庭で育ったので、結婚するまでは「少ないもので暮らす」生活に馴染んでいました。

ただ、結婚した相手は、「コレクター」!

コレクターと住んでいたら、どう考えても、物は年々増えていく一方なのです。

なんか自分の理想とする生活と違うなと、違和感を覚えながらも、「しょうがないか」と思う日々。

ただ、ある日ふと気づきました。

年々増えているものは、旦那のものだけじゃないぞ、と。

そうです。物が増えるのは仕方ないかとあきらめるあまり、自分自身の物まで、増殖させていたのです!




いらない“もの”

去年から、「自分を見つめる」ことにはまっている、ということは何度も書いていますが、自分はこういう人間、ということが明確になってきて感じた変化の一つが、その「私ってもしかすると、いらない“もの”を結構持っているのじゃないだろうか」ということ。

それは、必要のない思い込みとか、仕事とか、そういう抽象的な手に取れない「もの」についてが大きいのですが、でも、実際に手に取れる“物”としても、抱えているのでは、と。

で、こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」を読み返し、書かれている通り、

・まず、持っている服をすべて出してきて床の上に並べ、選別する

・次に持っている本をすべて床の上に並べて、選別する

……という、とりあえず、ここまでやってみました。

それぞれ6時間ずつくらいかかる、すっごく大変な作業。

でも、「全部の服を出す」「残したものをしまう」というのは、むちゃくちゃ大変なのですが、案外「選ぶ」のは感覚でさささっとできるものだな、というのが感想。

自分の軸がはっきりして、自分の価値を置くものがぶれないと、何が今必要で、何が必要でないのか、分かってくるような気がします。

 

スカートとヒールのある靴は全部捨てる

たとえば私は、冠婚葬祭以外、スカートを履かなくなってもう十年ほど経ちます。ヒールの靴も、ほとんど履きません。特に3.11以降は、もう買わなくなりました(3.11は、会社から家まで16キロほどを、数センチのヒールの革靴で歩いて帰りました)。

でも以前は、「さすがに(喪服とドレス以外の)スカートを1着も持っていないってどうなの……?」と、片づけをしても、数着捨てては、何着かは引出しに戻すということを繰り返しました。

ただ今回はもう、すべて捨ててしまいました。

それはきっと、自分の価値観がはっきりし、それに自信を持てるようになったから。

ファッションが好きな人は「できるだけお洒落を楽しまないと損な気がする。毎日、できるだけ違う服を着たいくらい」と言います。

その価値観は価値観で素敵です。でも、「女性として生まれたからにはお洒落を楽しまなくてはいけないのだろうか」と、自分自身を揺らがせる必要はないわけです。

私は、知らない町や公園などをふらふら歩きまわるのが好きです(カメラがあると、さらにいい!)。

少し空き時間ができたら、歩き回りたい。靴が窮屈だからという理由で、行動を制限されたら、それこそ人生の時間がもったいない。そう思うわけです。

だから、ヒールのある靴は、本当に冠婚葬祭用以外、いらないのです。

こんまりさんも、「物と向き合うことは、自分とむきあうこと」と書かれていますが、物の選別を通して、自分を見つめるのもいいし、自分を見つめた結果として、自分に合わないと感じるものを捨てていくのもいいな、と感じます。

ということで、私の片づけはまだしばらく続きます。

こんまりさんの推奨する順番を守ると、あとは「書類」「小物類」「思い出の品と写真」という流れ。

写真が趣味の人間の「写真」の量は、はんぱないです。ちょっと気が重くなります(^_^;)

 

自分のスタンスが分かれば、人との距離も測れるようになる

自分を見つめるとか、自分らしさや自分の想いを大切にするというのは、一般に考えられる「わがまま」というのとは違います。

自分のことや自分の立ち位置が明確になることで、人との距離がしっかり測れるようになり、人のことも尊重できるようになるということなのです。

今回の片づけにしても、自分の物や、自分が中心に使っている家の物については、自分の判断でどんどん捨てていこうと思いますが、旦那のコレクションを捨てようとは思いませんしね。

ま、もうちょっと目につかないところに整然と収納して欲しいというのは望みですけど。

一つの棚に、風雲雷神のフィギュアと、太陽の塔のフィギュアと、ガンダムとグルーミーが飾られている乱雑さ! せめて世界観を統一して欲しいわけです(-_-;)

ま、ここはIメッセージでどうにか伝え続けます(笑)

まとめ:自分に必要なものがはっきりすれば、家も人間関係も快適になる!

家を片付けられないという人は、「あれもいるかも」「これもいるかも」と取っておくから、片付かないわけです。

でも、今の自分にふさわしくないと思うものは捨ててしまって大丈夫です。

そう思えないときは、こう考えてみましょう。

  • もし必要になったら、買えばいい。将来、私は同じものをためらいなく買えるくらい裕福だから。
  • 今、これを捨てたいなと思ったということは、この物の役割はもう終わっているということ。本当に必要なものなら、手に取ったときにちゃんとわかるから、大丈夫。

そう思うだけで、取捨選択できるなら、あなたはもうすでにしっかり自分の「軸」を持っているから、大丈夫です!

★プレゼント中!★
このブログのエッセンスをぎゅっと凝縮した
「しあわせに生き、しあわせに働くための 10のステップ」プレゼント中!
→ http://vitarals.com/post_lp/mag

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

>> 詳しいプロフィール
>> メインサイト「凪」



必要な物は少ない