「あさが来た」で心に残った台詞:子供がいても100%の力で仕事をするべきか?

正社員時代は、朝早く出掛けなくてはいけなかったので、朝の連続ドラマ小説は見られなかったのですが、3年少し前に辞めてからのこの6クールくらいは、ほぼ毎日見ています。

6クールのなかの私のベストは「あまちゃん」ですが、「あさが来た」は2番目に良かったです。

 

ぶれない軸を持って生きる女性の話

「あまちゃん」は、海女を目指すのかと思いきや、急にアイドルになり、また地元に戻るという話で、決して一本の道を貫いた話ではありませんでしたが、そのとき、そのときの自分の想いを大切にして、今に全力でぶつかっていく主人公が共感を呼んだのだと思います。

それに対して、「あさが来た」の主人公は、ずっとぶれずに「嫁いだ家の商売を安定させ、さらに広げていく」「女性にも教育の機会を作る」という信念を貫きます。

自分にはこういう、ぶれない軸を持って生きる生き方は無理だなと思いながらも、いや、だからこそか、とても心に響いてくるものがありましたね。

とても男性的な主人公に対し、女性的で「文化人」の旦那さんがとてもいい味を出していました。

よっぽどあんたに失礼と違いますのか?

ただ、私の心に一番残ったのは、思春期の娘と喧嘩するシーンで、あさが口にした言葉でした。

高校生くらいだった娘が、「お母さんはずっとお商売が一番だった。私がどれだけ淋しい想いをしていたかなんて、全然考えてくれなかった」というような言葉をぶつけたとき、あさはこう返します。

「あんた言い訳にして仕事手ぇ抜いて、『ややこがいてたさかい失敗しました。すんまへんなぁ』言うてるほうが、よっぽどあんたに失礼と違いますのか?」

保育園に子供を預けて働く母親の存在が「当たり前」になってきている今でも、やっぱり「子供を小さいうちから預けるのはかわいそうじゃないか」と言う人もいます。

私も子供を5か月の頃から保育園に預けはじめたので、「さすがに早いのでは」という自分の心のなかにひそむ、ちょっとした罪悪感もあって、「かわいそう」と人に言われると、心が揺らいだりもしました。

でも、「女は家に入って当たり前。女性が結婚してからも働くなんて」と言われる時代に、ここまで強く固い意志を持って、道を切り開いてきた人がいたんだということは衝撃でした。

まだこの時点では、あさの言葉は娘に伝わらず、
「いつまで自分甘やかしたら気ぃ済みますのや!」
「せやけど…ずーっと甘えさしてくれへんかったんは、お母ちゃんやんか!」
という後味の悪い会話で終わるのですが……。

そのせいか、子供がいても仕事を100%こなさないと、それは子供に対して「失礼」になるのだろうか、という疑問を、この言葉は今も私に投げかけてきます。

私は「甘えさせてもらえなくて、ずっと淋しかった」と子供に言われるほど、仕事中心には生きられないと思いますし……。

きっと仕事と育児のいいバランスというのは、悩み、試行錯誤して、一人ひとり見つけていくものなのでしょうね。

来週から始まる朝ドラも、毎日楽しみにできるような話だといいな。

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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