お花見と心地よい場所のこと

最近、ブログの更新が滞っております……。

滞ると、「なんかいいこと書かないと」というプレッシャーで、さらに滞ります(笑)

なので、今後はもっと、軽いエッセイ的な感覚で、身近なことなども、気軽に書いていこうかと。

で、土曜日にした「お花見」の話。

まだソメイヨシノは、「まったく」と言っていいほど咲いていませんでしたし、最高気温11度という予報で、どうなることかと思いましたが、日差しは温かく、大好きなメンバーとのお花見、とても楽しめました!

 

ファンの集い?

今回は30人ほどの大所帯での花見でしたが、この花見、どんなメンバーの集まりなのかというと、森沢明夫さんという小説家のファンの集いです。

ただ、本気で小説に惚れ込んで、本人のブログを読んで、地方からはるばる来られた方もいれば、友人に誘われて来たら、なんとなく居心地が良くて、「実はあまり森沢さんの本は読んでいないんだけれど……」と内心思いながら来ている人もいる、という不思議な会。

もう10年ほど前に始まり、基本的には年末、たまにスピンオフ的に(?)花見もするという感じの集まりで、通称「もりちゃんを囲む会」。

始まった当初は、森沢さんもまだ初めての小説を出してすぐくらいで、みんなも気軽に「もりちゃん」と読んでいましたが、今では様々な本が続々映画化される「大先生」です。

でも、森沢さんは変わらないし(冗談で「もりちゃん」でも「先生」でもなくて「大先生」だから」と言われたりはしていますが)、集まるメンバーも、ちょっと遠ざかってしまう人がいたり、新しく来る人がいたり、久しぶりに再訪してくれる人がいたり、メンバーは微妙に入れ替わりながらも、ほのぼのムードは変わらないところが、素敵です(森沢さんの人柄が素敵な人を引き寄せている!)

私は基本、人見知りで、人と仲良くなるまでに時間がかかるのですが、10年間、稀に欠席しつつも、通い続けているうちに、他の常連仲間とは、気兼ねなく話せるようになり、気づくと新しく来た人に声を掛け、フォローするような立場になっていました(ま、大したフォローなんてできませんけどね)。

世の中には、「一発で相手の心をつかむ」という感じの本や、名刺交換の極意や、計算して人に好意を持ってもらう手法を説く人もいますが、心地よい人間関係や、心地よい居場所は、そんなことで手に入るものなのかな……などと思います。

人見知りは、ゆっくり「友達」や、「居心地のいい場所」を作っていかれればいいかと。

その方が、長続きするように思います。

ただ、人の心もうつろい、環境も変わるもの。「続ける」ことにもこだわりを持ちすぎず、あくまで、心地よく、お互いがお互いのプラスになれるあいだ、その人とつきあっていく、という心の柔らかさも大切かな、と。

そして今回、思ったこと。

素敵な仲間の存在を感じられると、
「素敵な仲間がいる」→「私もそのなかに入れている」→「私も素敵な人間にちょっとはなれているかも」と思えるな、と。

昔、高校時代の先生が、「自分が良い友達に恵まれているのは、自分がいい人間だからだなどとはうぬぼれないように」というようなことを話していたことがありましたが、でも、そうたまにはうぬぼれ、でも、たまには、「そうじゃないかも」と身を引き締め……いいバランスでいきたいと思います。

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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