壁の乗り越え方

頑張っているのだけれど思うような成果が出ない。
同じところでいつも躓いてしまう。
苦手意識が取り払えない。

そういうことは、誰でもあると思います。

たとえば、〇〇の分野ではそれなりにうまく行くのだけれど、△△のことになると、いつも同じようなところで壁にぶち当たってしまう、とか。

今日は私が考える壁の乗り越え方3選をご紹介したいと思います。

 

壁の乗り越え方3選

【その1】いつもよりたくさんやる

以前、非常に成功している保険の営業の方の話を伺う機会がありました。

その方が成功しているのには、いくつか理由があるのですが、そのなかでも一番重要なのが「大量行動すること」だそうです。

忙しくされているけれど、充実した職業生活を送っている“成功者”に多いのが、この“とにかく動く。動きながら考える”タイプの気がします。

一度立ち止まってしまうと、「これでいいのだろうか」という疑問が生じます。また、1回の失敗が、精神的に響きます。

1日100件電話を掛ける人にとっての1回の電話と、1日5件電話を掛ける人にとっての1回の電話というのは、多くの場合、重みが違ってきます。

失敗したときにその原因を突き詰め、改善するということも大切ですが、事によっては、原因を突き詰めて考えようとするより、「次こそ成功する」と信じて、新たな一歩を踏み出すことも大切です。

頭でっかちになりがちな人にはこの「大量行動」という意識を持つことがお薦めです。

【その2】いつもより心を込めてやる(回数や量は逆に減らす)

逆に、「かなり頑張っているんだけれど、空回りしている気が……」というときには、一度、スピードを緩めてみるのはどうでしょうか?

私は、いつか小説家としてもプロと認められたいという思いで、小説を書いては賞に投稿しているのですが、そのなかで、何度かは運よく賞を頂いたり、最終選考に残り、選考委員をされている有名な作家の方に言葉を頂ける機会がありました。

私は“小説家になりたいけれど、なれない”のは、やっぱりまだまだ実力が足りないからだ、もっともっと書かないと、とひたすら書いていたのですが、作家の先生にいわれたのは、「そんなに書いているなら、一度、ちょっと離れてみる時間を作ってみたら」とか「それはちょっと多すぎるかもしれない」という言葉でした。

今まで20人くらいの作家の先生に言葉をもらい、言われたのは2人にだけですが、でも、自分にとっては意外な言葉だったので、妙に印象に残りました。

壁にぶち当たったと感じたら、敢えてそこから離れて違うことをしてみる、量を減らし、その分1つ1つに心を込めてみる、そんな意識を持つことも大切なのかもしれません。

少し話は変わりますが、私が好きなエッセイスト松浦弥太郎さんは、「月に1回しか友達と会う日は作らない。だから、ただ友達と会うというだけのことなのに、その日をとても楽しみにし、当日、とても楽しめるのだ」ということを本に書かれていました。

月に1回だけ友達と会う日を作る、なんだか、ちょっと素敵な生き方ですね。

【その3】極端なことをする

私は運動が苦手なのですが、なぜかときどき、新しいスポーツに手を出します(笑)

で、五年ほど前に始めたのが(妊娠が判明してからはお休み中)、ウインドサーフィンなのですが、まぁ、なかなかに苦戦中です。

ウインドサーフィンが大変なのは、普通のサーフィンもそうなのかもしれませんが、天候に非常に左右されるスポーツだということ。基本的には風速6メートル以上の風が吹いていないと練習できません。

で、その風速6メートル以上の一方向からの風が安定して吹きやすいのが「冬」ということで、二年くらい、真冬の海(しかも冷たい北風がびゅんびゅん吹いている)に月3回くらいは行っていました。

一応手袋はあるものの、ブームを握らなくてはいけないため、手のひらの部分は穴が空いているという、手の甲側しか守れない手袋なので、手は、冷たいを通り越して、痛い。そして、頬や耳も、濡れたところに冷たい北風、なので、感覚がなくなります。

雪の降るなか、海に入ったこともあり、「私、バカじゃないのか」と自分で思いながらも、周りにもそういうバカな人がたくさんいましたし、そういう「バカ」な状況を楽しんではいました。

で、そんな過酷な環境の冬の海に通いながらも、私のウインドサーフィンは悲しいかな、上達しなかったのですが、でも、一つ大きな変化に気づきました。

それは、「寒いの、苦手。冬、嫌い。冬はなにもやる気にならない。冬眠する」という長年の自分の思考が消えていたのです。

あの冬を体験してからは、冷たい風を感じると「あぁ、懐かしいなぁ。富津の海を思い出す」としみじみ思えるように。

寒さに弱いのを克服しよう、などと考えていたら、きっと一生到達できなかった境地かな、と思います。そういう意味で、自分の苦手を克服できそうな「極端な環境」があったら、それに身を投じてみるのも、壁を乗り越える一つの方法かなと思うのです。

 

壁の乗り越え方は当然、この3つだけではありませんが、何かの参考になれば。

明日は、【その4……というか番外編】をお送りします!

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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