DaiGo「ポジティブ・チェンジ」に学ぶ:物事の始め方と続け方

最近、本屋に行くと大抵メンタリスト・DaiGoさんの本が1冊は平積みされているように感じます。

私はあまり、心理戦で人を自分の思うままに動かす、みたいな考え方は嫌いなので、そういった系の本は手に取らないのですが、今回は自分自身を変える方法だったので読んでみました。「ポジティブ・チェンジ」という本。

目を通して見ると、多岐に渡る「こういうときに人は、こうすると言われています」みたいな知識が散りばめられていて、おもしろかったです。

で、この本で特に興味深かったのは、「始め方」についてです。

準備ばんたんになんてならない

DaiGoさんも書かれていますが、新しいことを始めよう、始めようと思いながらも、なかなか始められない人というのは、「準備を万端にしてから始めよう」と考えがちです。

しかし、準備が万端になることはありません。

また、DaiGoさんいわく、「計画は欲求を消費する」そう。

旅行の計画を立てていると、なんだかちょっと行った気分になって、「ま、旅行はもうちょっと先でいいか」と思ってしまうことがあるように、綿密に計画を立てることは、始めるには逆効果、とのこと。

これは目から鱗したが、言われてみれば、思い当たる節があります。

ですから、何か始めようとしたときに、始めるコツは、あまり考えすぎず、準備もしすぎず、「始めるために必要な最低限のことは何だろう」と考えることだそうです。

たしかに私もこのブログを始める前、「わざわざブログを立ち上げても、意味あるかなぁ……」と考えました。で、とりあえず、すでに始めていたfacebookに、ブログで今後書いてみたいことを何本か記事にして挙げてみるところから始めました。

そこで「こういう文章を書けるのは、すごい」など、言葉をくれた友達のおかげで、このブログは実際立ち上がったようなものです。

 

行動に働く「慣性の法則」

これは、この本に書かれていたことではありませんが、人の行動には「慣性」が働きます。

たとえば、「週3回、ランニングをしよう」と決めたとします。しかし、始めたばかりですと、体も慣れていないので、あまり気持ちよく走れませんし、気持ちを奮い立たせるのも大変です。

そういうときは、「とりあえず今日はランニングシューズを履いてみよう」と、小さな行動を起こしてみます。そうすると、「せっかくシューズを履いたんだから、外には出てみようかな」「せっかく外に出たんだから、歩くくらいしようかな」と、とりあえず外に出てウォーキングくらいまでは、多分できます。
(そこで冷たい風を浴びて、心が萎えることもあるかもしれませんが……)

また、「週3日」だと少し難しいかもしれませんが、たとえば「毎日日記を書こう」など、「毎日」同じ時間になにかすることを決めて、始め、慣れてくると、「なんか、やらないと気持ち悪いぞ」という感覚になります。

始めるにも、続けるにも、この「慣性の法則」は利用してみるといいですよ!

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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