誰の問題か整理する。あなたは、なぜ苛々しているの?

昨日は「人は最善を尽くしている」という記事で、人が思うように動いてくれなくても、それはあなたを苛々させようとしてわざとやっていることではないはずです、ということを書きました。

そして、どうして自分の望みどおりに動いてくれないのか、冷静に分析することで、対策がとれるかも、とまとめましたが、人の行動によって、自分が苛々してしまうとき、もう一つ、意識しておきたい大切なことがあります。

それは、「問題を持っているのは誰か?」ということです。

 

苛々させられる、ではなく、苛々している

相手が思うように動いてくれない→私が苛々する

この場合、実は問題を持っているのは、「私」です。

たとえば、重要な会議にいつも一、二分遅刻してくるAくんがいて、Aくんのその遅刻に苛々している「私」がいるとします。

Aくん自体も、「時間に間に合わせようとしているのですが、どうしても間に合わないのです」と、遅刻してしまうことを深刻に受け止めていて、改善したいと思っているなら、Aくんも問題を持っていることになります。

しかし、A君自身は「別に一、二分遅れたところで、大したことじゃないんじゃない」と思っているとしたら、心理学的にいうと、問題を持っているのは、苛々している「私」なのです。

快適でない感情(苛々とか、悲しみとか、怒りとか)を抱いてしまっているとき、「相手に自分が苛々させられている」と思うのではなく、まずは「相手の行動を見て、自分が苛々している」と、まずは主語を明確にすることが大切です。

 

なぜ自分は苛々しているのか?

そして、主語が明確になれば、今現在の問題は、「A君が遅刻すること」ではなく、「A君の遅刻を見て、自分が苛々していること」になりますから、問題の対処法も変わってきます。

苛々するのが、「A君が遅刻を繰り返すことで、会社をクビになってしまうのではないかという不安から来ている」のでしたら、A君に「そんなに遅刻を繰り返していたら、会社からの評価も悪くなると思うけれど、それについては、どう考えているの?」と訊いてみるといいでしょう。

そうではなくて、A君の遅刻によって会議の終了時間が遅くなり、会議が結果的に長引くのが不快だということでしたら、A君が来なくても「始めましょう」と会議を始めることは可能なのか考える、A君の遅刻だけでなく様々な要因で伸びる会議を短縮するために「会議の終了時間を決める」というルールを会社に提案してみる、など、もっと生産的な解決方法も見えてくるかもしれません。

感情の原因を自分にあると認めることが、感情から自由になるための一番の近道です。

 

執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

オフィス言の葉代表・起業家支援ライター

仕事では主に、起業して間もない人、これから起業しようと思っている人に対する文章支援を行っています。「ライターが作るホームページ」サービスも人気です。

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