昨日の記事では、マイナス感情を解放する一つの手法として「EFT」をご紹介しましたが、もうひとつ、最近私が、興味深く感じているのが、ハワイの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」です。
「ホ・オポノポノ」の考え方によると、ネガティブな感情が生まれるのも、過去の記憶に原因があり、それをクリーニングすればいい、ということになります。
「ホ・オポノポノ」は、もともとは、「起こることのすべての責任は自分にある」とする古代からハワイにある思想が原点です。
それをもとに、本願寺ホノルル別院とハワイ州議会によって、ハワイの「人間州宝」に認定されたモナ・シメオナという方が、個人で行うための新しいホ・オポノポノを創始しました。
ただ、今、「ホ・オポノポノ」の本を探すとほとんどは、イハレアカラ・ヒューレン(モナの弟子)という方の本ですし、この方が中心になって、もっと実践的な手法を世界に広めています。
ということで、今日はイハレアカラ・ヒューレンの広めている「ホ・オポノポノ」の手法をご紹介します。
ホ・オポノポノは過去の記憶をクリーニングする手法
イハレアカラ・ヒューレン氏の広める「ホ・オポノポノ」の核となるのが、「過去の記憶をクリーニングする」ということです。
以前の記事にも、同じ出来事を経験しても、人によって感じ方、受け止め方は違うということを書いてきましたが、それはどうしてなのかというと、結局は、「人は、自分が過去に経験したことに基づいて、現在の出来事を判断する」からです。
たとえば「以前会った嫌いな人に顔が似ているから、新しく知り合った全然関係ない人にちょっとした嫌悪感を覚える」ということがあったとします。
この「嫌悪感」というのは、良く考えれば、何の意味もない、むしろ害になる感情ですよね? 本当は新たに知り合った人は、とてもいい人で、親友や良きパートナーになれる人かもしれないのに、その可能性を閉ざしてしまうことにもなりかねません。
そんなふうに、人が抱く感情のなかには、過去の経験が悪さをしているだけの「不要なもの」が実はたくさん含まれているわけです。
過去の記憶をクリーニングする4つの言葉
イハレアカラ・ヒューレン氏の提唱する「クリーニング」のツールはいくつかあるのですが、そのなかでも特に効果が高く、重要だとされているのが、下記の4つの言葉を唱えるというものです。
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛しています」
特定の人に伝えるわけではなく、声に出さなくてもいいので、心の中で、できるだけ頻繁に唱えるのが良いようです。
世界的な成功者にもこの「ホ・オポノポノ」の信仰者は多いので、効果的なツールであることは間違いないと思いますが、これもEFT同様、初めて聞いた人は「え? なにそれ?」と感じのではないでしょうか。
ただ、もし半信半疑なら、まずやってみて、自分に合ったら生活に取り入れ、合わなければ取り入れなければいいだけかな、と思います。
(信奉者が多いからといって、自分に合うかはやってみないと分かりませんし)
結局、人の心の仕組みというのは、まだ完全に解明されたわけではなく(多分、完全に解明されることなどないのでしょうが)、複雑なようでいて、実は非常にシンプルなのかもしれませんね。
たった4つの言葉で幸せになれる!心が楽になるホ・オポノポノの教え イハレアカラ・ヒューレン 丸山あかね by G-Tools |
※ちなみに、私は「許してください」の意味合いがよく分からず、最初はなんとなくしっくりこなかったのですが、意味が理解でき、納得したら、受け入れられるようになりました。
「許してください」というのは、自分が犯してしまった過ちに対してというより、過去の“悪い”出来事を本当は神様がくれた学びのチャンスだったかもしれないのに、“悪い出来事だった”と思ってしまって「許してください」という意味だそうです(もしかしたら、色々な解釈があるのかもしれませんが)。
★まとめ
「ホ・オポノポノ」が合わないなと思った人は、前の記事で紹介したEFTも試してみてくださいね。
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