うまくいかないときほど、力を抜いて、流れに任せてみる

昨日は「たまには力を抜き、流れにまかせてみる」で、努力が上手く実を結ばないときには、自分の力だけで、ゴリゴリ努力して道を切り開こうとするより、もっといい道がないか探してみようというようなことを書きました。

今日は、その話をもうちょっとスピリチュアルに書いてみたいと思いますが、あまりスピリチュアルな話が好きでない方は、飛ばしてくださいね。

 

Contents

ウエイン・W・ダイアー博士の自己啓発書「自分のための人生」

数か月前に亡くなってしまったのですが、私が好きな作家のひとりにウエイン・W・ダイアー博士という人がいます。

ダイアー博士は、「自分のための人生」という本がベストセラーになり、有名になりました。「自分のための人生」は、人生で成功するにはどうしたらいいかということを説いた、THE自己啓発書です。

目次を紹介すると……

1章 「気」の力―ここから一歩進む勇気
2章 自分の価値―「どんな幸せでも」自分で選べる
3章 「自立」と「自尊」の精神―もっと“わがまま”に生きていい
4章 「きのうの自分」を超える―「できない」理由を探すな
5章 「今」が最高のチャンス―「過去」にとらわれない人の強さ
6章 「自分の知らない世界」―失敗を土台に、成功する
7章 「状況打開」の柔軟思考―なぜ「他人の評価」が気になるのか
8章 “けじめ”の行動学―一日、一年、一生をいそがしく生きる
9章 セルフ・コントロールの実践―「怒る心」から自分を解放する
10章 「充実人生」へ―今を楽しみ、もっとシンプルに生きられる

という感じで、昨年リニューアル出版されたようですが、amazonのレビューも好評で、「30年前からの座右の書」と書かれている方もいるくらいの不動のベストセラーです。

 

自分の力より、もっと大きな力を信頼すること

ただこのダイアー博士の面白いところは、上記のような本で有名になり、「モチベーションの父」という称号まで得ながら、晩年、急に「スピリチュアル」に目覚め、今までの自分の考え方や伝えていたことは間違っていたと明言するほどになったことです。
(本人は、そう言っているのに、「以前の考え方」にのっとった本がリニューアル出版され、未だに強く支持されているというのも、また、おもしろいですね)

私は、「自分のための人生」のような、自分でしっかり計画を立て、コツコツ努力し、成果を手に入れていくのだ、という考え方も好きです。

ただ、それ一辺倒だと、たまにエネルギー不足になって、疲れてしまうときもあります。

そういうときには、神といってもいいし、天の意志といってもいいし、宇宙といってもいいのですが、なにか大きな力がこの世界には働いていて、それが必要なときには私たちをサポートしてくれていると信じる、スピリチュアルな考え方に、勇気づけられたりもします。

「思い通りに生きる人の引き寄せの法則」から好きな言葉を

今日は、ダイアー博士が「思い通りに生きる人の引き寄せの法則」という本に書かれていた言葉の中で、好きなものをいくつかご紹介したいと思います。

受け入れるということは、あなたの「賢いパートナー」が人生の舵を取ってくれている、ということです。
エゴを退け、創造の精神からの知恵が安らぎに満ちたペースですべてをはからってくれているのを信頼して、強情にあれこれ要求するのをやめます。

鏡のようになりましょう。
やってくるものを裁いたり、あれこれ論じたてることなく、ただ映しましょう。
やってくるものを止めようとしたり、リズムを変えようとしたり、やってこないものを無理やり引っ張ってくるのはやめましょう。

何か特別なことをしたり、特別なものにならなくてはいけないという思いが浮かんできたら、それを一笑してください。
それはエゴの罠に違いありません。
たましはただ、自分が愛するものになり、愛することを行うように励ますだけです。
何かを意味のあることにするのは、行為そのものより、その行為が生み出す波動です。

計画を立て、努力してその計画通りに夢を叶えていくというのも素敵ですが、それに疲れたときには、ちょっと力を抜いて、もっと大きな力に身をゆだね、もっと大きな力がいい方向に自分を導いてくれると信じてみるのもいいかもしれませんね。

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執筆者:遊部 香(あそべ かおり)

文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

現在は、『凪~遊部香official site~』で主に活動中。

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