もう10年くらい前に出版された本ですが、私の生き方を変えてくれ、今も1番大事にしている本を今日はご紹介したいと思います。
この「3秒でハッピーになる 名言セラピー」という本は、誰かに1冊、本をプレゼントするとしたら、選びたいものであり、夜中に目が覚めてしまい、色々な考え事が頭の中を巡り始めてしまったときに私が開いている本です。
「天才コピーライター」のひすいこたろうさんが、人生をちょっとハッピーにしてくれる物の考え方を、シンプルな事例と、「というわけで……3秒セラピー ×××××」という2,3行のまとめ文だけで伝えてくれます。
エピソードもまとめも、基本的にはちょっとふざけていて、軽いテイストなのですが、笑いながらも、なぜか気づくと、泣けてしまいます。
それは多分、とってもシンプルな短い話の中に、自分が忙しい日常で忘れてしまっている人生のエッセンスのようなものがつまっているからかと思います。
その一番のエッセンスは、「幸せはなるものではなく、気づくもの」という考え方です。
人はつい、「●●になりたい」「●●が欲しい」とないものに焦点を当て、それが現実になったら「幸せになれる」と思っているけれど、そうではないのです。
今、自分が持っているもの、今の自分の状況に「幸せだ」と気づけさえすれば、誰でもみんな、今、本当に「3秒で」幸せになれるんだ、というのが、ひすいさんからのメッセージです。
あるものに気づく難しさ
でも、よく言われているように人は、大切なものを失って初めて、その大切さに気付くものです。
病気になって初めて、健康に日々過ごせるありがたさに気づき、足を怪我して初めて、毎日普通に歩いたり走ったりできるありがたさに気づき、大切な人を失って初めて、その人がいてくれた当たり前の日々のかけがえのなさに気づくのです。
悩みがあって眠れなくなってしまったとき、特にこの本の最後、「今日という日……」というページが特に、胸に迫ってきます。
「あなたがくだらないと
思っている今日は、
昨日亡くなった人が
なんとかして生きたかった
なんとしてでも生きたかった
今日なんです」
生まれ変わる方法
ただ、「あるもの」に意識を向け、幸せを感じて生きようと決意しても、なかなかすぐにできるものではありません。
そこで、ひすいさんが薦めているのが、まず「言葉を変える」ということ。
たとえば1日3000回「ありがとう」と言うと人生が変わる、らしいです。
信じる人と信じない人がいるでしょうし、実践できる人はわずかかとは思います。
でも、「ありがとう」を3000回言おうと思ったら、不平不満や悩みで頭をいっぱいにする余裕がなくなるでしょうし、実際3000回言えなくても、普段とは違う言葉を使う意識をすることは重要かもしれません。
いつもの言葉を、少しずつ「ありがとう」や「感謝しています」「ツイてる」「ラッキー」「嬉しい」など、ポジティブになる言葉に、変えていかれるといいですね。
ひすいさんの本、読んだことがない方には「名言セラピー」と「名言セラピープラス」から読むことをお薦めしたいですが、その他の本も、じんわりと幸せな気分が広がる、素敵な本です。
是非、眠れない夜には、こんな本はいかがでしょうか?
3秒でハッピーになる 名言セラピー ひすい こたろう by G-Tools |
[…] 眠れない夜に開きたくなる本(しあわせはなるものではなく、気づくもの) http://vitarals.com/2015/08/post-30.html […]