フリーランスで働いているまだ若い人には、「これから妊娠・出産・育児をどう乗り切ればいいのだろう?」と不安を感じている人も多いと思います。
私も完全なフリーになってから、半年くらいで妊娠が分かったので、分からないことだらけで、ネットで検索しまくりました。
様々な形で乗り切った人の体験談を読みましたが、私の場合もその1つに追加しようかと、書き留めておきます。
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私の場合:フリーになって半年ほどで妊娠が分かる
私は2014年4月に出産したのですが、妊娠が分かったのは2013年7月でした。
ライターとしてフリーになったのが2013年1月です。独立したときの主な仕事は、前職を辞めるときに話し合いの末、「業務委託という形でやり続ける」ということになり、もらってきたものでした。
そのほかには、
- その年の4月から継続的な仕事を依頼してくれた新規の会社
- 6月にスポットで仕事をくれ、今後継続的になっていきそうな予感があった会社
- 妊娠が分かってすぐ、仕事を頼めるか打ち合わせをしたいと言ってきてくれた会社
など、様々あり、一つ一つの会社に対する対応の仕方に苦慮しました。
妊娠・出産時期の乗り切り方は人それぞれ。大切なのは自分の価値観を明確にすること
妊娠・出産時期の乗り切り方については、様々な考え方、様々な対応の仕方があると思うのですが、後悔しないためには、自分の価値観をしっかり固めることが重要かと思います。
私が選択したのは、
- 既に自分に仕事を頼んでくれている既存の会社をとにかく大事にする
- 既存の仕事に穴を開けないため、代理の人を探すなど、できる限りの準備をする
- おおよその復帰時期と復帰の段階などを考え、お客さん側にも伝えておく
- 新規の仕事は無理をしない程度にする
- 新規の仕事を引き受ける際には、妊娠中であることを隠さず、それで断られるなら、それでいいと割り切る
というものでした。
妊娠・出産では、計画しても想定外は起こると覚悟する
私は基本、心配性なのか、「病院にパソコンを持ち込んで、出産翌日から仕事をする」というような計画は立てられませんでした。
(知り合いには、出産の翌日から働いていたという人もいますが、母子同室だったり、母乳で育てようと思ったら、多分、かなり厳しいかと思います。一昔前までは、授乳のタイミングを病院側が図り、数時間に一回、授乳に行くだけで良かったそうですが、最近の傾向では、1,2時間おきというか、子供が起きるたびに、昼でも夜でも起こされることが多いと思います。そうなると、母はふらふらです……(^_^;))
私は3月22日が予定日だったので、3月~5月まで休んで、6月から復帰という、「無理のない」計画を立てました。
ただ、私の「想定外」は、なかなか子供が生まれず、結果、4月6日になってようやく帝王切開、という形になったことです。
半月後ろ倒しになり、さらに、陣痛促進剤で4,5日「出産」していたのもあり、生まれたときには、ふらふらで、「安産」だった人より、多分、回復にも時間がかかったと思います。
自分の選択なら、どう転んでも後悔はしない
生まれたあとも、しばらくは夜、ぐっすり眠ることもできず、常に頭に靄がかかったような状態が数か月は続きました。
ただ、6月から元の仕事の7分の1くらい、7月に5分の1、8月からは元の2分の1くらいの仕事はできるようになり、翌4月からほぼ(9割くらい?)元に戻りました(保育園の話はまた今度書きますが、子供が6か月の10月から、週4日・1日5時間預け始めました)。
代理を立てていた仕事は、相手先には「休み」という意識を与えることがほとんどなかったので、それが良かったかと思います。
同じように社労士の知識があり、文章を書ける知り合いが代理を引き受けてくれたのが、とてもありがたかったです。
また、メインの仕事は、もともと自分が社員だった会社からのものなので、随分融通もつけてもらい、助かりました。
産休前に、どれだけの関係性を築いておけるかも重要かと思います。
ただ、結局、新規の仕事は2つともダメになりました。残念ではありましたが、あの大変な時期、そこまで信頼関係を築けていない新規の仕事は、大変だっただろうし、結果として良かったかと思っています。
自分の方針を明確にし、それに沿って行動していれば(つまり、本当に大切なものは何かを明確にしておけば)、後悔はしないものだと思います。
出産予定日が半月遅れるなど、初めから想定しておくべきケースではありませんが……出産には本当、色々あります。
そういう、想定外な事態が起きた場合でも、周りに迷惑をかけずにやっていかれる範囲で、仕事をコントロールするのが理想だと思います
[…] 前回の「フリーランスの妊娠・出産事情」でも少し書いたように、私は子供が6か月になるちょっと前の10月から、保育園に預けはじめました。 […]