起業するとき、まずは他の人と違う自分の「強み」を探す人が多いと思います。
でも、単体で突出した才能を持っている人はめったにいません。
「すでに活躍している〇〇さんと比べたら、自分なんて……」と思ってしまうことも多いでしょう。
でも、そんなときにヒントになる考え方があります。以前、独立しようとしたとき、先輩に教えてもらった考え方です。
それは、
自分の得意なことを2つ掛けあわせて、勝負すること。
たとえば、
「文章を書くのが上手い」ということで、勝負しようとします。
そうすると、ライバルはうようよいます。
でも、自分が得意な2つともを得意な人は少ないのです。
小説家など、芸術系の人は除くとしても、経験豊富なライターとか、有名なコピーライターとか、ブログを書くだけで食べていかれるようなプロブロガーとか、自分より文章力がある人は、世の中にはたくさんいると思います。
でも、
「社労士の資格を持っていて、人事労務関係の知識がある」という強みと、
「そこそこ文章も書ける」という強み、
2つを掛け合わせると、ぐっとライバルが減り、私は仕事を得ることができました。
こちらから営業しなくても、「メルマガを代わりに書いて欲しい」「書籍を書く手伝いをして欲しい」など、複数の社労士事務所から仕事を依頼されました。
傑出した才能がない人にこそ有効
2つの「強み」の両方が強力だと、きっと、今、大注目を集めている「新・芥川賞作家」「お笑い芸人」のピース又吉さんみたいになるのでしょうが(印税、億だって!)、そこまで傑出した才能がない人にこそ、この「●×▲理論」は有効だと思います。
「●●は、得意かは分からないけれど、好きでずっと続けてきた」
「自分はそこまで、と思っているけれど、●●がうまいと、知り合いには言われる」
「プロの人にはとても敵わないけれど、●●することなら、平均の人以上ではあるかな」
そんなレベルでもいいから、「ちょっと人より優れているかも」と思えるものを探すところから、自分の「勝負できる場所」を見つけてみませんか?
起業しようかどうしようか、自分には何ができるのだろう、と、もやもやしている方に対するインタビューという形式を使ったカウンセリングサービスを行っています!